気象部屋

"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

気象(その他)

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突然ですが、遭難等が原因で世界一死者数の多い山が実は首都圏にあるのをご存知でしょうか?



それは、群馬と新潟の県境にある谷川岳。


標高は2000メートルにも満たない谷川岳ですが、
死者数はエベレストをはじめとする標高8000メートル級の
山々よりも多く、ギネスブックにも載ってしまっているほどです。


なぜ谷川岳は遭難が多いのか?原因はいくつか考えられます。
①脆い蛇紋岩と複雑な地形
谷川岳に多い蛇紋岩は風化作用を受けやすく、もろくて崩れやすい性質があります。
つるつる滑るのも特徴で、しばしば滑落事故の原因になっているようです。
また、谷川岳の象徴となっていて訪れる多くの登山家を圧倒する絶壁・一の倉沢。
急な蛇紋岩の斜面のため、難易度は非常に高く、かなりの方がここで亡くなっています。


②変わりやすい天候
日本海側と太平洋側の気候を分ける中央分水嶺のため、天候もめまぐるしく変化します。
夏は湿った南風が山の斜面にぶつかることで、雷雲が発達。
晴れていても急な雷雨に見舞われることがあります。
そして冬は日本海側から雪雲が流れ込んで、大雪や猛ふぶきに。
東京あたりは快晴でも油断はできません。
春や秋も発達した低気圧が通過すれば、台風並みの風が吹くことがあります。


③都心から近い
谷川岳は都心から十分日帰りでも行ける距離にあります。
そのため、天候が悪くても無謀な登山を決行する人が少なくないようです。





・・・とここまで色々書きましたが、きちんとした知識を身につけ
万全な装備をすれば、安全に登山を楽しむことができますので、ご安心を。
実際のところ、ほとんどは一の倉沢で亡くなっており、尾根伝いの登山道では
よほど天候が悪くない限り遭難の心配はありません。
死者数も近年は減少傾向にあります。



さて、日中は東京でも平年より3日早く昨年より2日早くサクラが開花しましたが、
今夜から冬カムバック!
あすは谷川岳周辺でも本格的な雪になることが予想されます。
無理な登山は控えるようお願いします。
サルだって温泉に入ります。

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私事ながら先日、長野県地獄谷野猿公苑に行ってきました。
ここは世界で唯一温泉に入るサルを間近で観察することができます。

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なぜサルが温泉に入るのか?
地獄谷周辺は真冬になると雪が降りしきり、氷点下10℃くらいまで下がる日が続きます。
そんな厳しい寒さをしのぐために身につけた知恵なのです。



ここで気になるのはサルが湯冷めしないのかということ。
温泉から出ても、暖かな室内に入るのではなく、寒〜い外にずっといるわけですから、
湯冷めしてしまいそうですよね。
でも、大丈夫!ヒトのように湯冷めすることはありません。
その理由は3つほどあるそうです。

・毛でおおわれているから
ヒトの場合は、濡れた皮膚が冷たい空気に触れると、皮膚から水分が蒸発し、
体温が一気に奪われて湯冷めします。
しかし、サルの場合は、体毛に覆われているため、冷たい空気に皮膚が触れにくく
蒸発も抑えられるわけです。

・急激な体温変化が起きづらい
サルのように全身が毛でおおわれた動物は汗腺が少なく、あまり汗をかきません。
そのため、体温をほぼ一定に保つことができます。
ただ、これだと暑さに対してはヒト以上に弱そうですね。
汗をうまくかけないので、熱中症にかかるリスクも高いかも。

・体温が奪われない機能が発達
サルは雪の上を歩いても霜焼けしません。
これは、寒冷地適応で体の末端の毛細血管が収縮し体温が奪われない機能が発達しているため。
そのため、湯冷めもしにくいのです。





地獄谷野猿公苑は、上林温泉から遊歩道を歩いて30分ほど。
運が良ければ途中カモシカに出会えるかもしれません。

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ただ、この遊歩道、なかなか手ごわいです。
というのも、特にこの時期はまだ多くの積雪が残っており、足元がかなり悪くなっているのです。
気温が上がらなければ凍結しますし、晴れて気温が上がれば雪解け水でぬかるみます。
日本だけでなく海外の有名雑誌に取り上げられるほど人気にある観光地ですが、そこに至るまでの
道のりはけっして楽なものではありません。
サンダルやハイヒールではなく、長靴やトレッキングシューズなどの用意をお願いします。


週末にかけては地獄谷周辺でもかなり気温が高くなりそうです。
雪解けが進んでさらに足元が悪くなりそう。
また、川は増水する可能性があるので、近づかない方が良いでしょう。


地獄谷野猿公苑HP
http://www.jigokudani-yaenkoen.co.jp/japanese/html/top_j.htm







東京でソバ栽培!?

そばと言えば、やはり何と言っても有名なのが信州そば。
ですが、実は東京でも有名なそばがあるのをご存知でしょうか。


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それがこちらの深大寺そば。
深大寺そばは、東京都調布市の深大寺周辺で味わうことができます。

深大寺そばの始まりは江戸時代。
もともと深大寺周辺は米の生産に適しておらず、
小作人がソバを栽培して、それを米のかわりに寺に納め、
寺ではそばを打って来客をもてなしていました。
そしてある時、東叡山寛永寺貫首にそば切りを献上したところ、
ことのほか喜ばれ、そこから急に有名になって庶民の間で広まったそうです。


深大寺周辺は・・・
1.朝露の出る地域
2.朝と昼の気温差が5℃以上
3.常に水温17℃程度の湧き水が確保できる
4.土地がやせている
というように、土地や気候が大変そば作りに適しているようです。


ソバは9月に花を咲かせ、11月に収穫が始まります。
深大寺城址にはソバ畑があり、秋に足を運んでみると、良いかもしれません。


深大寺ホームページ

私事ながら9日から10日にかけては北陸方面に出かけていまして、
そのついでにあるものを見てきました。
そのあるものとは・・・これです!!後ろにわずかに写ってる標柱。


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ここは長野県栄村のJR飯山線は森宮野原駅。
JR飯山線は、長野県長野市と新潟県長岡市を結ぶ全長およそ100キロの路線です。
沿線はとにかく雪が多いんです。なんせ日本屈指の雪の多さですから。
私が乗った時も、長野市周辺は雪が全く積もっておらず青空も広がっていたほどでしたが、
飯山市内に入ると急に雪が激しく降るようになり一面の雪景色。
さらに新潟県方面に進むと、線路の両脇に高さ数メートルはある雪壁が姿を現わすようになりました。


そんな豪雪地帯にある森宮野原駅。
1945年2月12日には7.85メートルの積雪を観測しており、これはJR(旧国鉄)の路線としては
国内最高積雪とされています。
実は駅構内の標柱は、JR(旧国鉄)日本最高積雪を記録した記念に立てられたものなのです。
雪に埋もれて見えませんが、標柱には「日本最高積雪観測地点」と書かれています。

標柱をよく見ると、左側に50センチおきに目盛りがふられていてホームからでも
一目で積雪が分かるようになっています。
撮影時(3月10日)は550センチくらいになるでしょうか。

なぜこのあたりはこんなに雪が多いのか?
飯山線白鳥駅ー森宮野原駅間は日本海からの距離が路線内で最も近く、わずか30キロほど。
そのため、北西の季節風に乗って雪雲が衰えることなく、流れ込むのです。







さて、栄村といえば、東日本大震災発生の翌日3月12日に震度6強を観測する地震があり、
700棟近い家屋が全半壊、一部損壊したほか、飯山線でも路盤が消失するなどして1カ月以上にわたり
区間運休となりました。
被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。


ラストランは如何に?

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(26年間の歴史に幕を下ろすトワイライトエクスプレス)
今週土曜日は北陸新幹線や上野東京ライン開業などJRのダイヤ改正が行われます。
なかでも注目されているのが大阪から札幌を結ぶ豪華寝台特急トワイライトエクスプレスの引退。
特に引退1週間前のチケットはオークションなどで高値で取引されており、
20万円近くに及ぶプレミアムチケットになりました。


ただ、とても残念なことに、きのうときょうのトワイライトエクスプレスは
2日連続で上下線ともに運休となってしまっています。
その原因は強風です。
トワイライトエクスプレスは日本海沿いを進んでいくので、
冬場は特に風の影響を受けやすく、運休することも珍しくはありません。
たとえば、こんなところを通ります。
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(北陸本線 有間川駅付近できのう撮影)

近いですよね。
天気が良ければきれいな夕日が見られますが、天気が荒れるとそれどころではありません。



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きのうからきょうにかけても北海道付近にある発達した低気圧により、
北陸や北日本を中心に暴風や猛ふぶきとなっています。
トワイライトエクスプレスの通過する秋田市(羽越本線)では
未明に最大瞬間風速31.5メートルを観測しました。

こうなると、気になるのはあすのラストラン。
あす9時の予想気圧配置を見てみましょう。
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低気圧は次第に弱まって、北海道から遠ざかる予想になっています。
そのため、暴風や猛ふぶきのピークは越えてくるでしょう。
ただ、相変わらず北日本を中心に等圧線の間隔が狭く、沿岸部では
まだ風の強い状態が続くとみられます。
運行できるか微妙なところではありますが、きのう、きょうと比べると期待が持てるのではないでしょうか。
最後こそは有終の美を飾ってほしいですね。



2005年12月には羽越本線で強風により特急列車が脱線する事故がありましたし、
JRにはラストだからといって無理に走らせるのではなく、とにかく安全性を重視していただきたい、
そう思う次第であります。




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