気象部屋

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気象(その他)

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着雪の恐ろしさ、改めて痛感しました。。。



2日朝、長野県内で29市町村の38万世帯が停電しました。
中部電力によると、この停電の原因は「ギャロッピング現象」だったそうです。
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3256279_21432.html
ギャロッピングとは、雪や氷が付着した送電線が強い横風を受けて上下に大きく揺れる現象のこと。
原理は飛行機と似ていて、送電線に雪が平べったく翼のような形で付着し強い横風を受けると、
揚力と呼ばれる垂直方向の力がはたらきます(飛行機が空に浮かんでいられるのは、この揚力の
おかげなんですね)。
すると、送電線が上下に激しく揺さぶられて、送電線どうし接触しあってショートが起こるわけです。



ショートしている電線の見つかった塩尻周辺では1日夜に湿った雪が降っていました。
ただ、風は弱く、強風という要素が欠ける気もしますが、山の上であれば
局地的に風が強まっていた可能性も考えられそうです。


ギャロッピングは様々な条件が重ならないと起こらず、あまり発生例も多くありません。
近年ですと、2005年12月22日から23日にかけて新潟県下越地方で発生した大規模停電は
ギャロッピングが原因と報告されています。
停電発生当時は、日本付近は強い冬型の気圧配置で全国的に風が強まっていました。
また、東・西日本の上空にも強烈な寒気が流れ込んで新潟県内でもまとまった雪が降りました。
http://www.weathermap.co.jp/kishojin/diary_detail.php?date=2005-12-22
まさにギャロッピングの発生しやすい気象条件であったと言えます。




これからの時期は北日本でも徐々に気温が上がり、
雪質が“水分の少ない乾いた雪”から“水分を多く含んだ湿った雪”に変わってきます。
着雪による停電が起こりやすい時期でもありますから、雪が降ってからではな日頃から
停電の備えをしておくことをおすすめします。

雪と東京大空襲

きょうは東京大空襲から70年です。
東京大空襲と言えば一般的には1945年3月10日の空襲を指しますが、
たったこの1回きりではないということはどうかお忘れなく。
米軍は1944年11月以降、106回にわたって東京の空襲を行っており、
その中でも死者数10万人と著しく多いのが3月10日の空襲なのです。



1945年2月25日の空襲はミーティングハウス1号作戦と呼ばれていました。
神田駅を中心に広い範囲が焼失し、死者は195名、被害家屋は2万棟あまりに及んだそうです。
皮肉にも、この日は本州の南海上を発達しながら通過しており、関東やその周辺は広い範囲で
雪が降っていました。
米軍は、激しく降りしきる雪空から大量の焼夷弾を投下したわけです。

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こちらが25日18時の天気図。
等圧線上に数字がかかれていますが、これは気圧です。
当時、気圧の単位はmmHg(水銀柱ミリメートル)が使われており、1mmhg=1.333224hPaです。
四国沖の低気圧の中心は748mmHgで、現在の単位hPaに換算するとだいたい997hPaとなります。
これだけ低気圧が発達していれば、強い寒気を引き込むでしょう。
銚子、横浜、三島、さらには伊豆大島までもが雪でした。
ただ、東京だけは違っていて、雪ではなく雨。
これは、米軍による空襲で大規模な火災が起きて、
その熱で気温が上昇したためではないかと言われています。



今でも雪がシンシンと降っている様子を見るとこの日を思い起こす方、少なくないそうです。


ちなみに、1945年冬(1944年12月ー1945年2月)というのは全国的に大寒冬でした。
南西諸島を除いて平均気温が平年より3〜4℃低く、気象庁の統計開始以来現在までで
最も寒い冬となっています。
各地の1月、2月の平均気温を調べてみました。
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(単位は℃ 平年値は現在のもの=統計期間1981〜2010年)

東京では2月5日に最低気温−7.9℃を記録しており、また空襲の3日前にも雪が降って
観測史上2番目に多い38センチの積雪を観測しました。
今では考えられない寒さですよね。。。



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さて、70年経ったきょうはというと、本州付近は高気圧に覆われて穏やかです。
ただ、天気は西から下り坂。
あすは低気圧が進んできて広い範囲で雨や雪となる見込みです。
南から暖かな空気が入るため、雪となるのは北海道が中心。
東北以南では山沿いを含めて雨となる所が多く、積雪の多い地域では引き続き
屋根からの落雪やなだれに注意が必要です。






あと1ヶ月

いよいよ北陸新幹線開業まで残すところあと1ヶ月となりました。
今朝10時より販売開始された前売り切符は、わずか25秒で完売したそうです。


さて、この北陸新幹線の最大の敵とも言えるのが「雪」です。
新幹線の通る新潟県妙高市周辺は日本有数の豪雪地帯となっています。



では、どのような雪対策が講じられているのでしょうか。
最も重要な役割を担う除雪車は23台配備されています。
新幹線としては国内最大出力の800馬力や、600馬力の車両です。






そしてユニークな対策としては、高架橋が貯雪式になっているところ。


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(JR西日本HPより)



上図のように軌道を嵩上げすることで、軌道の両脇に除雪された
雪を貯めておくことができるスペースが設けられています。
このスペースには1メートル以上の雪を溜めることができるそうです。
また、高架橋の外側には投雪板も設けられており、除雪車がノズルを使って投雪した雪は
高架下に貯められます(高架下の貯雪スペースは立ち入れないようになっています)。
投雪板は普段は閉じられていて、勢いよく雪がぶつかると開くようになっています。
そのほか上越新幹線で導入されているスプリンクラーによる消雪装置も一部で採用されています。



このような雪国ならではの工夫がなされているからこそ、快適な旅を楽しめるわけです。




現在は東京から金沢まで上越新幹線と在来線を乗り継いで4時間ほどかかりますが、
北陸新幹線が開業すると2時間半にまで大幅短縮。
これは東海道新幹線・東京から新大阪までの所要時間とほとんど変わりません。
これまで近いようで意外と遠い場所だった北陸がぐっと近くなりそうですね。

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きょうも冬型の気圧配置が続いており、日本海側は広く雪。
大雪のピークは越えてきていますが、まだ雪の降りやすい状態は続きます。
北陸では注意報クラスの大雪が続く可能性もあり、新潟県の山沿いを中心にあす夕方までに
多い所で60センチの雪が降る予想となっています。


そろそろ対策を

もうまもなくアレの季節に突入します...。




そう、花粉の季節です。
毎年花粉に悩まされている方にとっては、ほんとうに辛い時期ですよね。

・今年の花粉の見通し(環境省予測第2報より)
◆飛散量
花粉を飛ばすスギの雄花形成は前年夏の天候が深く関係します。
一般的には前年夏の日照時間が多く気温が高いと、雄花がたくさん形成され、
翌春の花粉飛散量は多くなります。

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昨年夏は北・東日本で日照時間が多く猛暑となりました。
しかも少なく飛散した年の翌年は多く飛散したり(表年)、
多く飛散した年の翌年は少なく飛散したり(裏年)、スギ花粉の飛散量は交互に
増減する傾向があって、東北から関東、東海は今年は表年にあたります。
これらを踏まえると、北・東日本では飛散量は昨シーズンに比べるとかなり多くなるとみられます
(水戸市862%、盛岡455%、名古屋市356%など)。

一方、多雨で11年ぶりの冷夏となった西日本では、飛散量は少なめとなる見込み。
特に四国や九州は裏年にあたるので、昨シーズンに比べるとかなり少なくなる地域もありそうです
(高知市18%、鹿児島市35%、長崎市44%など)。
ただし、近畿や中国地方は昨シーズンに比べると並みかやや多くなり、
それなりに飛ぶとみられます(松江市174%、広島市161%、奈良市152%など)。




◆飛散開始時期
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すでに九州北部では飛散が始まっている所もあるようです。
今後も例年並みのペースで飛散が始まるエリアは北に拡大する見込みで、
2月中旬は東・西日本の太平洋側全域、下旬には北陸や岐阜、長野、福島県へ。
さらに3月上旬以降は宮城や山形、東北北部まで広がるでしょう。




敏感な方はそろそろ症状が出始めてもおかしくありません。
雨上がりの翌日、晴れて暖かい日、風が強い日は特に注意が必要です。
早め早めの対策を心がけましょう。



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先月は日本海側で雨や雪が多く記録的な降水量となった所もありましたが、
世界に目を向けるとアイスランド〜バルト海沿岸・ヨーロッパ南東部でも低気圧の影響を
受けやすくかなりの量の雨や雪が降りました。
アイスランドやドイツ、ルーマニアでは月間降水量が200ミリに達した所もあって、
これは平年の2〜3倍に匹敵します。
このように降水量もなかなかのものなのですが、日照時間を見るといかに異常なのかが分かります。
ロシアのサンクトペテルブルクでは月間日照時間がたったの1時間しかありませんでした。
つまり、12月全体のうち太陽が顔を出したのは1時間だけということ。
12月2日と10日と24日にそれぞれ15〜20分、日が射しただけだったそうです。

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ロシア西部、バルト海に面するサンクトペテルブルク。
北緯60度と大変高緯度なため、冬は昼の長さが極めて短いです。
12月下旬の日の入りは17時前で東京と大差ないですが、なんと日の出は午前11時です。
ほのかに明るくなってくるのは午前9時頃からで、それより前は真っ暗です。
ただでさえ暗い時間が長いのに日の出後も曇り空で暗かったら、
気が滅入ってしまいそうですね....。


ちなみにケッペンの気候区分では湿潤大陸性気候(Dfb)に属し、海洋性気候と大陸性気候の
特徴を併せ持っているので、(ロシア国内としては)それほど寒さは厳しくありません。
時折−30℃くらいまで冷え込むことがあるものの、冬の平均気温は−7℃くらいで
日本で言うなら旭川より少し寒いくらいです。



ロシアはなんせ世界一広い国なので、地域によって気候は全然違います。
去年の冬季オリンピック開催都市のソチは東京以上に温暖だったりします。
ちょうど去年の今頃、こんな記事を書いていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/11733884.html





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