気象部屋

"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

気象(その他)

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
イメージ 1



今年も残すところ20日を切り、
だいぶ年の瀬が近づいてまいりました。
毎年この頃の恒例イベントといえば、
「1年の世相を表す漢字1文字」の発表。

今年の漢字は「輪」に決まりました。
東京五輪招致に成功したことや、富士山世界遺産登録により
日本中が「輪」になって歓喜したことなどが
選ばれた主な理由のようです。


ただ、個人的には、こうした理由以外にも
もうひとつ付け加えたいことがありまして、それは
「輪」、すなわち台風や爆弾低気圧が多かったこと。

今年は台風が31個発生し1994年以来19年ぶりの
多さとなったほか、冬から春にかけては日本付近を通過した
爆弾低気圧により大きな被害が出てしまいました。
というわけで、気象の「輪」について振り返ってみましょう。


★1月14日の爆弾低気圧
低気圧が本州南岸を通過したことにより
東京都心では大雪となりました。
また、関東南部沿岸では北寄りの風が
非常に強く吹き、ふぶきとなった所も多く、
関東としては珍しく暴風雪警報が発表されました。


★3月2日の爆弾低気圧
北日本で猛ふぶきに。
北海道では立ち往生した車に閉じ込められた
親子が一酸化炭素中毒により死亡するという
悲痛な事故があり、秋田県でも秋田新幹線が脱線する
事故が起きました。

★4月6日から7日にかけての爆弾低気圧
本州付近を低気圧が発達しながら通過し、
広い範囲で大荒れに。
6日は関東南部や九州南部で局地的に
猛烈な雨が降り、翌7日は北海道の沿岸部で
40メートル近い最大瞬間風速を観測した所もありました。

★9月15日から16日にかけての台風18号
近畿で大雨となり、運用後初となる
特別警報が発表されるほどでした。
川が氾濫し、周辺の住宅地が浸水するなどの
被害が相次ぎました。

★10月16日の台風26号
伊豆大島で24時間に観測史上最大の
824ミリの雨が降り、土石流が発生。
多くの民家が飲み込まれてしまいました。

★11月8日の台風30号
中心気圧が895hPaと猛烈な勢力で
フィリピン中部に上陸。
レイテ島などでは猛烈な暴風と高潮により
ほぼすべての建物が全壊してしまいました。



このように今年はとにかく気象災害が多かったのですが、
これに対して多くの支援の「輪」が広がりました。

今まで災害が皆無だった年というのはありません。
したがって、2014年も災害はきっとどこかで起きてしまうでしょう。
でも、我々が気候をコントロールすることは不可能であっても、
災害を未然に防ぐことは十分可能です。
日頃から「天気予報」という防災のためのツールを駆使して、
またいざという時のために避難経路(ハザードマップ)の確認や
防災グッズも万全に整えておきましょう。
高い防災意識は、自分の命を必ず救ってくれます。



イメージ 1

               (SDO衛星による太陽黒点)


今年9月にIPPCが発表した地球温暖化に
関する報告書によれば、1880年から
2012年において世界平均気温は0.85℃
上昇しており、また2001年から2010年に
おいては最も暖かくなったとのこと。
温暖化が進行しているのは疑いのない事実と言えます。

しかし、それはあくまで現状であって、
この先考えられるのは温暖化がこのまま進むか、それとも寒冷化に転じるのか。
前者の場合、今世紀末までに世界の平均気温は4.8℃上昇、
海面も82センチ上昇することが予測されており
影響はさらに深刻になるでしょう。

その一方、後者の可能性も否定はできません。
地球環境は太陽の活動によって大きく左右されます。
活動が活発な場合、地球に降り注ぐ日射エネルギーの量が
増えるため、温暖な気候となります。
ところが、逆に不活発な場合は、
放射線の一種である宇宙線が増え(宇宙線を防いでいるシールドが弱くなってしまう)、
それが地球に降り注ぐことによって、大気中の窒素や酸素、
アルゴンなどと核反応を起こします。
その結果、雲が増えて日射が遮られるため、
寒冷な気候となります。

そして活動が活発な否かを見極めるためには、
太陽の表面にある黒点の数を見る必要があります。
今年は太陽活動が活発で常時150〜200の黒点が
観測されていてもおかしくはないのですが、
このところ50〜100という少なさ。
これはここ200年で最も少ないのです。

また、太陽は11年周期で活動が
活発になるとともに北極の磁場と
南極の磁場が入れ替わること(ポーラーシフト)が
これまでの観測によって分かってきています。
すでに昨年から北極の磁場は
S極(マイナス磁場)からN極(プラス磁場)に
入れ替わっていることが確認されているものの、
南極は依然としてN極のまま。
つまり、南北にN極があって、
そして赤道近辺にはS極があるという
「太陽磁極の4極化」が起きてしまっているのです。

過去にこれと似たような状況に陥ったことがあって、
それは17世紀の「マウンダー極小期」。
当時は世界中が寒冷な気候となり、
ロンドンのテムズ川ではスケートが
できてしまうほどの分厚い氷に全面覆われました。
日本でもたびたびの飢饉に見舞われ、
ある文献によれば、真夏の江戸で雪が降ったそうです。



大変長い目でみてみれば、
現在は氷期と氷期の間の間氷期にあたります。
間氷期は概ね1万年続くと考えられており、
すでに最終氷期から1万2千年ほど経っていますから、
そろそろ温暖な期間は終了しても良い頃。
こう考えると、現在散々騒がれている
温暖化は実は当たり前のことで、
この先寒冷化へ向かうのも当然のことなのです。

しかしそうは言っても、やはり温暖化は
人類活動とも深く関わっており、
温暖化対策をまずは第一優先とすべきです。
寒冷化はこれから直面するであろう事態にすぎず、
今まさに直面している事態ではありません。
早いものできょうから12月。
気象の世界でも、秋が終わって冬の始まりです。
しかし、思い返してみれば今年の秋は
多忙でなかなか秋を満喫できていませんでした。
そこで11月最終日のきのう、
かなり遅い秋探しをしてきました。
それも一風変わった方法で・・・

イメージ 4




その方法とは、「大回り乗車」。
と言われても分かりませんよね・・・
「大回り乗車」とは、JRの近郊区間特例制度を利用し、
いくつも電車を乗り継いで“あえて”遠回りすること。
東京をはじめ新潟、大阪、福岡といった都市部には
「大都市近郊区間」というものが設定されており、
この区間内の路線を利用するのであれば、
乗車券で指定された経路に関係なく、乗車経路を
選択して乗車できるというものです(旅客営業規則第157条第2項に基づく)。
最安切符(たとえば隣駅までの切符)で距離何百キロという
どんでもない大回りができてしまうというわけです。


私は横浜で東神奈川までの切符を買い、
いざ大回りスタート!
以下、路線図を参照していただくと分かりやすいです。
横浜〜茅ヶ崎
東海道線 8時08分発37分着

茅ヶ崎〜橋本
相模線 8時47分発9時53分着
丹沢の山々がかなり近く、
富士山もきれいに見えました。
本当は写真も撮りたかったのですが、
車内はそれなりに混雑していたため、控えました。

橋本〜八王子
横浜線 9時58分発10時09分着

八王子〜高麗川
八高線(電化) 10時38分発11時18分着

高麗川〜高崎
八高線(非電化) 11時47分発13時08分着
途中、寄居駅を境に沿線風景が大きく変わりました。
まず、高麗川から寄居までは山間を走ります。
そのため、とにかく紅葉がきれい。

イメージ 1


上の写真は小川町付近で撮影したもの。
こうした錦をまとった山々を至る所で
臨むことができます。

イメージ 2



そして寄居からはネギ畑が広がるようになり、
群馬県に入ると雪化粧した谷川連峰もくっきり(写真ではわかりづらいですが)。
ネギは周囲の山々から吹く空っ風にさらされる
ことによって一層甘味が増していくので、
まさにこれからが旬なのです。

高崎〜小山
両毛線 13時46分発15時30分着

小山〜友部
水戸線 15時36分発16時40分着
この路線は予想以上にローカルでした。
周囲が畑の所にポツンと駅が・・・
ということもあります。
途中雄大な筑波山を臨むことができました。

イメージ 3


筑波山の山頂(標高約860メートル)には、
12年前まで気象庁の観測所がありました。
関東平野の降雪には、上空700メートルくらいの
ごく下層の気温も深く関係するため、
この観測所から得られるデータは、
特に降雪時において大変重要なものでした。
観測所廃止に伴い雪予報の精度が落ちた、
と言われることもしばしばありますが、どうでしょうかね。

友部〜上野
常磐線 16時46分発18時33分着

上野〜東神奈川
京浜東北線 18時37分発19時19分着

総移動距離は475キロ、
所要時間は11時間。
到着時は疲労というよりも
達成感がありました。


大回り乗車の際には注意点がいくつかあります。
◆注意点◆
あくまで大回り乗車は片道乗車券にすぎず、
「一筆書き」が大原則です。
★大都市近郊区間内から出ることはできない
★同じ駅を2度経由することは
たとえ路線が異なっていてもできない
★経路が重複してはいけない
★折り返しもダメ
たとえば、東京近郊の場合、
南は館山まで行くことが可能ですが、北は前橋までが限度。
前橋から先、上越線の水上までも一応近郊区間内ではありますが、
到着したらそのまま折り返すことしかできず、
新前橋〜水上間が重複してしまいます。
★途中下車は一切できない
どうしても下車したい場合、
大回りはそこで終了となり、
乗り越し精算を行う必要があります。

以上のルールは必ず守るようにしてください。
守らないのは単なる「キセル乗車」で、
発見次第、そこまでの運賃の3倍の金額を
課せられることになります。

なお、大回り乗車の際には
時刻表のほかに、行程表なども
あったほうが良いでしょう。
地方の列車にのると車内検札にあう可能性も
否定はできません(今回はあいませんでした)。
車内検札の際、「大回り乗車しています」と言えば
たいがいの車掌は理解してくれるのですが、
なかには大回り乗車について理解していない方もいて、
そういった場合には自分がどういう経路を辿っているのか
示す必要が出てくるのです。




ルールさえ守れば、大回り乗車は
本当にたのしいものです。
ぜひこの楽しさと、終わった後の達成感を
味わっていただければと思います。










この週末は全国的に晴れて行楽日和と
なりましたが、高気圧は足早に東へ進み
天気は早くも西から下り坂。

きょうは日本海を低気圧が発達しながら
進むため全国的に大荒れとなるでしょう。
沿岸部を中心に最大瞬間風速は
30〜35メートルに達する見込みで、
これはまもとに立っていることが困難なレベルの風。
暴風に警戒し、また海上はしけますから
高波に注意が必要です。
また、寒冷前線が通過する西日本や東日本では
大気の状態が非常に不安定となります。
前線通過時は落雷や突風、
降ひょうなどにも注意してください。



さて、私事ながらこの週末はあまりにも天気が
良かったものですから、横浜の鶴見・川崎の
臨海工業地帯を走るJR鶴見線に乗ってきました。
鶴見線と言えば、知る人ぞ知る超ローカル線。
地図をご覧ください↓
イメージ 1



鶴見線は鶴見駅が起点となっており、
そこから工場地帯をひたすら扇町までひたすら
突っ切る本線と、武蔵白石で分かれる大川支線、
浅野で分かれる海芝浦支線があります。

・鶴見線が超ローカル線と言われるワケ
①本数の少なさ
とにかく日中の本数が少ないんです。
休日ともなると扇町方面の電車は1時間に1本、
海芝浦方面の電車は2時間に1本しかありません。
そして大川方面の電車に至っては日中の運行ナシ。
朝に2本、夕方に1本あるのみです。
ちなみに、平日の場合は扇町方面が20〜40分に1本と
やや本数が増えますが、それでも海芝浦方面や大川方面の
電車は休日と変わりません。
都会の電車はすぐに来るので行き当たりばったりの
行動が可能ですが、この路線ばかりはそれが通用しません。
きちんと計算しないと大変な目に遭います。

②沿線の風景
小野新町までは住宅街ですが、
それより先は一変して工場地帯となります。
線路のすぐそばまで工場が迫る光景は圧巻。
なかなか他の路線では味わうことのできない光景かと思います。
今流行の工場マニアさんにはたまらないでしょうね。

③無人駅
鶴見駅を除いては全てが無人駅となっています。
Suicaの簡易改札機があるのみで、
自動改札は設置されていません。
切符は簡易改札横の箱に入れます。
また、どの駅にも古い趣があります。
時にはホームに猫がいることも。
都会にいることを完全に忘れてしまいます。


やや前置きが長くなりましたが、
私の目的は扇町に行くことでも
大川に行くことでもなくて、
海芝浦駅に行くことでした。

イメージ 3


(海芝浦駅に到着!)
本当に駅なの?と思われたかもしれません。
実はこの駅、海に大変近く
日本一海に近い駅とも言われています。
ホームが海に浮いているような錯覚を覚え、
また景色も美しいことから、関東の駅100選に選ばれています。
ただ、心配なのは高波と高潮ですよね。
海に近いとは言っても海面からそれなりの
高さ(2メートルくらい?)がありますし、そもそも
湾内で波はあまり高くならない傾向がありますから、
高波の心配はいらないでしょう。
しかし、十分な高さというほどでもなく、
仮にここ周辺を発達した台風が通過した場合、
条件次第では高潮の被害を受ける恐れも
否定はできなさそうです。

そしてこの駅にはもうひとつ特徴があります。
それは「降りれない」駅であること。
改札が東芝の守衛所(写真撮影NGとの張り紙が)と
なっており、降りれるのは東芝社員だけなのです。
東芝社員のためだけの駅と言っても
過言ではないかもしれません。
ここで勘の良い方は気づかれたはず。
そう、この駅へのアクセスはバスも徒歩も無理で、
2時間に1本の電車のみなのです。
徒歩でたどり着くことのできない駅なんて・・・
陸の孤島とはまさにこのことです。
では、無関係者はどうするのかというと、
そのまま折り返すことしかできません。
ただ、東芝敷地内(ホーム直結)にある「海芝公園」という
かなりこじんまりとした公園で時間を潰すこともできるようです。


イメージ 2


(海芝公園から扇島を臨む)   
海芝浦駅へは鶴見駅からわずか10分です。
仕事帰りにここで1日の疲れを癒すのも
良いかもしれませんね。
ただ、いくらローカルとはいえ工場勤めの方で
ラッシュ時はかなり混むということ、
そして休日の終電は20時55分とかなり早いということ
にはくれぐれも注意してください。

(海芝浦という駅名は海に面していることと、東芝の前身
「芝浦製作所」の裏にあることに由来しているそうです)










イメージ 1
(昨年の流行語にもなった爆弾低気圧)



今年も残すところあと1か月あまり。
きのうは、その年話題となった新語・流行語を決める
「新語・流行語大賞」の候補50個が発表されました。
http://singo.jiyu.co.jp/

このうち気象関連の用語と言いますと、
「PM2.5」と「日傘男子」のみ。
おそらく「PM2.5」はほとんどの方が知っているでしょうが、
「日傘男子」はあまり耳にしたことがないと思います。

「日傘男子」とは呼んで字ごとく
日傘を愛用する男性のこと。
都内の百貨店では、今年は男性向けの
日傘の売れ行きが昨年の2倍以上になったそう。
なぜここまで売れ行きが良かったのかと
言いますと、強い日差しを遮ってくれて涼しいから。
日焼け対策というよりは
むしろ熱中症対策を意識しているようです。
環境省が2011年にまとめた都心の気温が急上昇する
「ヒートアイランド」による熱中症などの防止策では、
軽装と日傘を併用すると発汗量を2割に抑えることができ、
男女問わず日傘を使用することが望ましいとしています。
日傘は女性だけという時代はもう終わり。
これからは男性も日傘を使用するのが当たり前となるでしょう。

さて、話を元に戻しますと、今回の流行語候補を
見て思うのは、気象関連の用語が
少なすぎるのではないかということ。
思い出してみてください、今年の夏や秋を・・・
非常に極端な天候でしたよね。
7月は山口・島根豪雨、8月には秋田・岩手豪雨が発生し
その一方で、太平洋側では猛暑・少雨が続き、
高知県四万十市では国内最高の41.0℃を記録。
そして9月や10月は台風の接近が多くなり、
18号により近畿で川の大規模氾濫に見舞われ、
また26号により伊豆諸島で土石流が発生しました。

夏から秋はまさに異常づくしでした。
過去にここまで異常な天候に見舞われた
例はないでしょう。
ですから、「観測史上最高」とか「過去に経験のない」、
「命を守る行動を」といった、とにかく異常であることを
表す言葉がひとつくらいはノミネートされていても
良かったのではと思うんですね。

ちなみに、過去の気象関連のノミネートは
90年 「気象観測史上(はじめての・・・)」
91年 「火砕流」
07年 「猛暑日」
08年 「ゲリラ豪雨」
12年 「爆弾低気圧」
がありました。



さて、流行語大賞の発表は来月2日。
やはり大賞は「倍返し」か「じぇじぇじぇ」
のどちらかになりそうな気がします。


異常尽くしの2013年夏↓
http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/11128282.html






.
panthanwatch
panthanwatch
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事