気象部屋

"Do Your Best and It Must Be First Class" 〜最善を尽くし一流たるべし〜

気象(その他)

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今なお残る大雪の爪痕

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養蚕つながりとうことで・・・少し前に群馬県の富岡製糸場に行く機会がありました。
そこで目にしたものがコチラ↓

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何もないと思われるかもしれませんが、ここにはかつて乾燥場と呼ばれる建物がありました。
乾燥場は、主に生糸の原料となる繭をカビから守るために乾燥させる役割を担っており、1922(大正11)年に
建設されたそうです。

そんな乾燥場がここからなくなってしまったのは、実はつい最近で、平成26年2月のこと。
平成26年2月といえば、14日から15日にかけて関東甲信で記録的な大雪に見舞われ、
前橋でも観測史上最大となる73センチの積雪を観測しました。
この時、富岡製糸場内でも110ある建物のうち27棟で全半壊する被害が出てしまったのです。
なかでもとりわけ大きな被害を受けたのがこの乾燥場で、2200平方メートルあまりの大部分が
雪の重みで倒壊しました。



現在、建物の解体作業は終わっている状況。
屋根や柱など利用できるものはなるべく再利用して、今後5年くらいかけて修復していくとのことです。
大雪に備えるために支え棒を入れるなどして建物を一層強化させる必要がありますが、
あまり手を加えてしまうと世界遺産の価値を失うことにもなり兼ねません。
いかにして両立させるのか、なかなか難しいところではありますね。

一刻も早い復旧を心より願うばかりです。


きのうは生憎の天気となってしまいましたが、私は山梨県富士五湖へ行ってきました。
富士五湖周辺もなかなか不安定な天気でして、
途中雷が鳴ったりアラレが激しく打ち付けることもありました。
夜には雪も降ったようです。
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主な目的は、国の天然記念物に指定されている富岳風穴です。
風穴とは少し大きめの洞穴のこと。
誕生は今から約1140年前とされており、富士山の側火山長尾山が爆発した際に流出した
溶岩の中に含まれるガス体が外部からの圧力により、溶岩から吹き出し残った空洞、
これこそ富岳風穴です。
総延長201メートル、高さ9メートルにも及ぶ横穴となっています。
洞穴というと、険しく歩きにくいイメージがあるかもしれませんが、富岳風穴はこの形のおかげで
比較的歩きやすい印象を受けました。(天井が低い箇所もありそこは注意が必要です)。

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一年を通して気温が安定しており、平均気温はだいたい3℃前後。
風穴内には立派な氷柱があり、これらは夏場でも見ることができます。
昭和初期までは実際に氷を削り関東一円に出荷していたそうです。

また、夏場でも常に冷えているので、天然の冷蔵庫として利用されていました。



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明治時代、日本では養蚕が盛んに行われてきましたが、蚕蛾の生んだ卵の管理が難しいのが欠点。
蚕の卵は暖かくなり始める春ごろに孵化するため、どうしても養蚕の回数も年1〜2回に
限られしまうわけです。
そこで一役かったのが、この天然冷蔵庫。
涼しい風穴内に卵を保管し、孵化の時期を調整することで
年3〜4回も飼育することが可能になりました。
これにより日本の絹産業は飛躍的な発展をとげることに。
まさに富岳風穴は日本の近代工業を陰で支える存在だったのです。





富岳風穴は夏場になると絶好の避暑スポットとなります。
ただ、あまりにも外との気温差が大きいので、心臓の悪い方などは注意したほうが良さそうです。

鉄道と災害

本日、待ちに待った北海道新幹線が開業しました。
天候にも恵まれ、特にトラブルもなく好調なスタートが切れたようです。
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ところで、全国には災害が原因で何年もの間運行ができなくなっている鉄道路線があります。
たとえば、三重県の松阪駅と伊勢奥津駅(津市美杉町)を結ぶJR名松線もその一つです。



名松線は2009年10月の台風18号に伴う豪雨により甚大な被害を受けました。
沿線のアメダスでも2日間で200ミリを超える雨が観測されており、
土砂災害の起こりやすい状況だったことがうかがえます。
松阪〜家城間は1週間後に復旧したものの、酷かったのは家城〜伊勢奥津間。
この区間はおよそ40か所に土砂崩れや路盤流出の被害が確認され、復旧には莫大な費用が
かかることからなかなか復旧できないでいました。



そんな尻切れトンボ状態だった名松線ですが、実は長期にわたって続いていた復旧工事が終了し
きょうようやく開通しました。
実に6年半ぶりに全線復旧したことになります。
名松線沿線に住んでいる方にとって、これは北海道新幹線よりもビッグニュースなのかもしれませんね。



災害にはどうしても打ち勝つことができない鉄道。
名松線以外にも、常磐線は東日本大震災により福島県内で所々不通となっていますし、
只見線も2011年7月の集中豪雨により今なお寸断されています。
早いところ復旧して沿線に笑顔を届けてほしい、そう思います。
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(先月にJR弘前駅にて撮影)
あすはいよいよ北海道新幹線が開業します。
お客を乗せた新幹線が北海道に初めて上陸する歴史的な日となるでしょう。

ところで、今年春のJRのダイヤ改正は例年に比べて遅いと感じた方はいませんか?
そうなんです、例年だと3月の第二土曜日あたりにダイヤ改正が行われますが、
今年は2週間ほど遅れています。


その理由としては、天候の面が大きいようです。
北の大地、北海道。3月の第二週あたりはまだ吹雪や大雪に見舞われることもしばしばあります。
記念すべき日に天候が原因で運行できなくなってしまえば、身も蓋もないですよね。
そこで天候が安定してくる3月終わりにもってきたわけです。


余談ですが、JRには苦い思い出があります。
2010年12月4日、この日は東北新幹線が新青森まで延伸された日でした。
ところが、強い冬型の気圧配置で強い風が吹き荒れてダイヤが大幅に乱れ(運休8本、遅延22本)、
1万7000人が影響を受けるという散々な初日となってしまったんです。
このような事態はもう避けたい、そう考えたんでしょうね。




あすは高気圧が本州付近に張り出してきます。
盛岡〜福島間は雪ではなく強風で遅れることが多いですが、あすは穏やかでそのような心配はありません。

発着地となる函館と東京の天気を詳しく見てみましょう。

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函館は時折雲が出ることもありますが、概ね晴れそうです。
最低気温は−1℃、最高気温は8℃の予想。
朝は冷え込むものの、日中は風も弱いので日差しの温もりを感じられそうです。

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東京は1日を通して雲が多い見込み。
ただ、雨が降るようなことはなく、日差しが出るようなこともあるかもしれません。
最低気温は5℃、最高気温は12℃の予想。
日中も冬の寒さが続きそうです。



どうか華華しいデビューができますように・・・
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きのうは3年前に世界文化遺産に登録された静岡・三保の松原に行ってきました。
これまでどうしても行く機会がなかったのですが、ようやく行くことができました。
松林の緑、浜辺に打ち寄せる白波、雄大な富士山、この構図が好きです。

※私事ながら撮影ポイントをとても選ぶのに苦労しました。
写真をよく見ると観光客の方が点々と映っていますが、ここではあまり良い写真は撮れません。
海か松林のどちらかが入らなくなるんです。
海、松林、富士山の3つを入れるには湾曲した海岸線がポイント。
私は観光客からだいぶ離れた所でひっそりと撮影していました。

ただ、残念なのは富士山の中腹が雲に隠れてしまったこと。
きのうの朝は東日本の南海上に弱い気圧の谷が残っていたため、
山梨県側ではスッキリと晴れていても静岡県側では雲の多い天気になってしまったようです。
やはり迫りくるようなド迫力の富士山を撮影するのなら真冬の空気がカラカラに乾燥した
晴天の日に限ると思いました。
それでも一応頭だけは出してくれたので良しとしましょうか。




さて、三保の松原と言えば和歌の名所となっています。

廬原(いほはら)の 清見の崎の 三保の浦の 寛(ゆた)けきを見つつ 物思ひもなし

これは田口益人(658ー723)が詠んだ歌で、
日本最古の和歌集とされる「万葉集」にものっています。

昔から人々を魅了してきた三保の松原。
奈良時代には天女が舞い降りたという説も。
確かに現代人の我々もこの地に立つと何か不思議なパワーを頂いているような気がします。



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