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ここまで記録的に貯水量が低かった利根川上流のダムですが、 ここにきてちょっぴり変化が出てきました。 グラフに示すようにわずかながら貯水量が上昇したのです。 きっかけは、おとといの雨でした。 おとといは関東南部で局地的な大雨に見舞われましたが、 実は北部でも(南部ほどではないものの)まとまった雨が降りました。 ダムにほど近いアメダス地点・藤原(群馬県みなかみ町)では1日で53ミリの雨量が観測されています。 これは、今年最大の雨量になります。 なぜ、これまで雨の少ない状態が続いていたのか、それは低気圧や前線の位置が関係しています。 低気圧や前線が本州南岸に位置することが多かったため、少し離れた北部まで雨雲が かかりにくい状況だったのです。 しかし、おとといは上空寒気の影響で大気の状態が不安定となって運よくダム周辺でも雨雲が発達し、 しばらく停滞してくれました。 ただ、それでも貯水量が少ないことに変わりありません。 この先も水不足を完全に解消するようなまとまった雨は期待できない見込みです。 同じ関東でも天候にばらつきがありイマイチ水不足であることが実感しづらいかもしれませんが、 引き続き1人1人が節水に協力するようにしましょう。 画像は関東地方整備局HPより引用、加工 |
気象(その他)
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(香川県にて17日撮影)
突然ですが、瀬戸内海をぼんやり眺めていると妙に癒されませんか? それはなぜか…穏やかだからに尽きると思います。 周りを陸地に囲まれている瀬戸内海はほとんど波が立ちません。 鏡のようにピシッと静まり返る海面、いわゆる凪の状態が日常的です。 日本海や太平洋とは全然違った表情がありますよね。 それは波浪注意報、警報の基準を見ても明らか。 高知県では波の高さが3メートルで注意報、6メートルで警報が発表されるのに対して、 香川県では波の高さが1.5メートルで注意報、2.5メートルで警報が発表されます。
瀬戸内海でも冬場は季節風の影響で多少しけることもありますが、それでも年間を通してみると 他の海域に比べ圧倒的に穏やかなのです。
そして凪といえば、瀬戸内海の気象を語る上で欠かせないのが朝凪、夕凪です。 風は海と陸の温度差により日中は海から陸に向かって(海風)、 夜間は陸から海に向かって(陸風)吹きますが、この海風と陸風が入れ替わるタイミングでは
風がぴたりと止みます。
それが凪で、朝と夕方に1日2回あります。 凪という現象自体は特に珍しくもないのですが、 温度変化の緩やかな瀬戸内海ではその分凪の時間も長い。
(場所にもよりますが)通常は数十分程度のところ瀬戸内海では 1時間以上継続することもあるんだそうです。
気温が上がるこれからの時期は凪の季節です。 しかし、風が止むということは蒸し暑さが増すということでもあるので、 歓迎されるべき現象ではないのかもしれません。
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先日、小豆島に行ってきました。 小豆島と言えば、言わずと知れたオリーブの産地。 島内のあちらこちらでオリーブの木を目にする機会があり、 なかでも小豆島オリーブ公園は8haの土地に約2000の木々が植えられていて
試験栽培されたオリーブのうち、小豆島に植えられた苗木だけが根付いたためとされています。
そして今日、こうして小豆島でオリーブ栽培が盛んなのは、 地中海と気候が似ているからと言われていますが、実はそれが完全に正しいとは言えません。
小豆島と、世界最大のオリーブ生産国として知られるスペインのアンダルシア地方グラナダにおける 気温と降水量を比較してみました。
年間を通して温暖という点は共通していて、実際に年平均気温を見ても 小豆島もグラナダもほとんど変わりません。
しかし、最大の違いは降水量です。 グラナダは年間を通して雨が少ないのに対して、 小豆島は梅雨と台風の影響で6月や9月に雨が多くなりがち。
穏やかで乾燥した気候を好むオリーブにとって、雨は大敵です。 また、湿気が多いことで害虫も発生しやすく、日本にしか生息しない オヒーブアナアキゾウムシの被害には度々悩まされてきました。
ですが、農家の方はそれに挫けることなく試行錯誤を繰り返し、たゆまぬ努力を続けました。 そして昭和34年になって貿易自由化により安価なオリーブオイルが 大量に外国から輸入されるようになり、生産価格が減少し栽培面積も急速に減少する事態と
なってしまいましたが、それでもオリーブへの情熱を絶やさなかった人々のおかげで
オリーブ栽培が途絶えることなく今の小豆島があるわけです。
小豆島のオリーブオイルの特徴は「安全、安心、フレッシュ」。 ポイント1手摘み 小豆島での収穫は、世界的に比率の低い手摘みで行っています。 手摘みは人件費が嵩みオリーブの値段も高くなりますが、「ひと粒ひと粒最高の時期に収穫できること」「実も木も傷めない」などのメリットもあります。 ポイント2 葉や枝に農薬をまかない オリーブアナアキゾウムシは木の根元あたりの表皮の内側から入り込み、 木の中で成長、産卵し、枯死させます。
そこで根元から入る特性を利用し、剪定時に木の根元を剪定しておき、根元のみに薬剤を散布します。 こうすると、使用する農薬を最小限に抑えることができ、 より安全なオリーブを生産することができます。
ポイント3 酸化率が低い 小豆島産のオリーブオイルの酸度は平均すると0.1〜0.3ほどで 他の地域で生産されているものに比べると低く、鮮度が極めて良いと言えます。
やはりこれには手摘みが関係しているのでしょう。 酸化の進んでいないオリーブオイルを摂取することで老化防止にもつながります。 オリーブ公園ではオリーブを使ったユニークな商品が多数売られています。 たとえば、オリーブチョコレート。 ベースはホワイトチョコのようです。 ミルキーな味わいとまろやかなオリーブのハーモニーが絶妙です。 小豆島を訪れた際にはぜひご賞味あれ。 |
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きょう6月10日は「時の記念日」。
そこで天気予報でよく耳にする「時」についてご紹介したいと思います。 気象庁は、以下のように1日を3時間ごとに分けて、予報を行っています。 だいたい日常生活とリンクするのではないでしょうか。 これを覚えておけば、天気予報ではもちろん日常生活でも役に立ってくると思います。 ちなみに、「夜のはじめ頃」は平成19年に予報用語が改訂されるまで 「宵のうち」という言い方をしていました。 なぜ「宵のうち」が死語になってしまったのでしょうか。 「宵」について辞書で調べてみると・・・ “日が暮れてまだまもない頃。夜がまだそれほど更けていない頃” と出てきました。 いつを指しているのかハッキリさせづらいというのが大きな理由と思われます。 日の入り時間を季節や場所によって大きく変わってきます。 たとえば、冬至の頃の根室と夏至の頃の石垣島の日の入り時刻を比較すると、 なんと約4時間も違ってくるのです。 受け手の捉え方が違うと、予報自体も曖昧になるということにもなり兼ねません。 これからは雨に振り回される季節。 雨予報でも1日中日降り通すわけでは必ずしもないので、 降る時間帯にも注目して上手に雨と付き合うと良さそうです。 ※画像は気象庁HPより |
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この週末は関東から西で一斉に梅雨入りとなりましたが、 きょうは晴れ間の広がっている所も多いです。
梅雨入りしたからといって必ずしも雨降りが続くというわけでもありません。 こういう貴重な晴れを有効に使いたいものです。 ところで、この時期に週間予報を見ると「曇り 降水確率40%」の日が続くことがあります。 一見すると手を抜いているように感じられるかもしれません。 しかし、実は全く逆で、悩み抜いた挙句出した予報であることを忘れてはならないのです。 この予報は大きな不確実性を伴う時に出されることが多いです。 もちろん、予報官だってズバッと予報したいところでしょう。 ところが、晴れ予報だったのに実際は雨が降った場合、損をする人が大勢出てくるに違いありません。 そのため、安易に晴れ予報を出すことはできませんし、反対に雨予報だったのに実際は晴れた場合も ちょっと困りものです。
そこで週間予報では、不確実な時は「曇り 降水確率40%(程度)」に 留めておくのが鉄則となっています。
特にこの時期は前線や低気圧の微妙な北上、南下の加減で予報がガラリと変わってきます。 それだけ予報に不確実性を伴う日が多いということです。 「曇り 降水確率40%」の予報が続くと、一番困るのは予報解説者ではないかと思います。 なぜなら、秘められている可能性を探りに探らなければならないからです。 「曇りの日が続くでしょう」だけではどうも説得性に欠けますよね…。 向こう1週間だったら(東京の場合)、 8日は晴れ間の出る可能性あり 11日の雨は12〜13日にずれる可能性あり とコンピュータの演算から言えます。 ぜひこの時期は予報をこまめにチェックしてください。 |



