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きょうは台風5号と6号が発生しました。
今のところともに日本列島から離れた所にあるので影響はない見込みです。
これまで赤道付近の対流活動の不活発な状況が続いており、台風も発生しにくくなっていました。
ところが、今は状況が変化しており、多くの積乱雲の塊が見られるようになってきました。
今後も相次いで熱帯低気圧・台風が発生する可能性があります。
南海上から目の離せない季節になりつつあるようです。
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気象(竜巻、突風)
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気象庁は12月15日(木)正午より竜巻注意情報の改善を行うと発表しました。 これまでは「埼玉県」や「千葉県」などのように県単位の発表が行われてきました。 しかし、これだと局地的な現象である竜巻がどこで影響を及ぼすのか分かりくく、危機感がいまいち 高まらないという問題があるんです。 そこで今回の改善では、「埼玉県南部」や「千葉県北西部」といったように天気予報と 同じ細分単位に変わります。 このように影響を受ける恐れのある地域を絞り込むことで、自分の地域は危険なんだという 危機意識を高めることができますね。 また、国土交通省レーダー等を活用することで、より早くより精度の良い情報を発表できます。 竜巻の捕捉率はこれまでの40%から70%に向上すると見込まれています。 これからの季節は特に日本海側で竜巻の発生しやすい気象条件となりがちです。 竜巻注意情報が発表されたら周囲の状況に注意し、黒い雲が近づいている、雷鳴が聞こえる、 急に大粒の霰(雹)が降ってくる、などいうことがあれば積乱雲が接近していることを意味し、すなわちそれは 竜巻発生のサインである可能性もあるわけです。 そんな場合は頑丈な建物に避難し安全を確保するように努めてください。 (画像は気象庁資料より http://www.jma.go.jp/jma/press/1611/04a/20161104_tatsumaki_saibun.html ) |
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アメリカ・オクラホマ州で9日、竜巻が発生し、複数の家屋が倒壊したほか死者も出たそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160510-00000037-jnn-int 竜巻の被害発生で必ずと言うほど出てくるのがオクラホマという地名です。 オクラホマ州を含むアメリカ南東部は「竜巻街道(トルネードアレイ)」と呼ばれるくらい 竜巻が多い場所として知られています。 なぜ多いのかというと、カナダ方面からの冷たい空気とメキシコ湾からの暖かい空気がぶつかり合うから。 特に5月はそのぶつかり合いが顕著で、より一層竜巻が発生しやすい時期となっています。 現在、アメリカ上空では偏西風が南に蛇行しており、冷たい空気が入りやすい状況です。 きょうもカンザス州周辺には「SEVERE THUNDERSTORM」を示す濃いピンク色の表示。 積乱雲が発達しやすいことがうかがえます。 9日の竜巻もおそらくそうですが、シビアウェザーをもたらし寿命が数時間にも及ぶスーパーセルと 呼ばれる巨大積乱雲が発生することもアメリカでは珍しくないです。 これからが竜巻シーズンであり、気が抜けそうにありません。 一方、低気圧が去り日本は穏やかです。 まだ強い風が残っていても今夜までという所がほとんどで、あすは高気圧に覆われ 広い範囲で穏やかに晴れるでしょう。 |
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今月、日本では季節外れの暖かさや深刻な雪不足となりましたが、
実はアメリカ東部でもかなりの暖冬となっています。 25日のワシントンは最高気温が22℃近くまで上がり、街はクリスマスムード一色でありながらも 半袖で出歩く人が目立つほどだったそうです。 12月のワシントンの気温は日本で言うなら仙台と同じくらいなので、いかに異常なことなのか・・・。 (図はNOAAより引用。23日の突風発生地点をまとめたもので、トルネードは39個。それ以外のダウンバーストや雹なども含まれば281件に達する) また、中部や南部では21日以降8日連続で竜巻が発生しており、 建物が倒壊するなどの被害が相次いで、これまでに40人以上が死亡。 なかでも23日は39個の竜巻が発生し、テキサス州ダラスでは風速90メートル近くに達する 竜巻の被害を受けました。 なぜ、ここまでの異常な天候に見舞われ続けるのか? (12月22日〜26日)
上図の赤い部分は気温が平年より高く、青い部分は気温が平年より低いことを表します。 アメリカでは偏西風が大きく蛇行しており、東部は南からの暖気を強く受けている一方で西部では 北からの寒気の影響を強く受けているのが分かります。 暖気と寒気がせめぎ合う場所は強力な積乱雲が生まれやすくなり、まさに竜巻が頻発している 中部や南部がこの状況下にあるわけです。 世界各地で猛威を振るう「ゴジラエルニーニョ」。 日本も人ごとではありません。 ちなみに、日本でも暖冬の年は極端な現象が起こりやすくなります。 たとえば、2006年12月26日から27日にかけては、本州南岸を低気圧が発達しながら通過し、 太平洋側ではまとまった雨が降りました。 24時間雨量が東京では155ミリ、岩手の沿岸部では300ミリに達するなど 12月としては観測史上1位の値を更新する記録的な大雨になっています。 |
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(事故を起こした特急「いなほ」)
10年前のきょう、楽しいクリスマスだったはずが衝撃的な事故のニュースが流れ世間を大きく騒がせました。 2005(平成17)年12月25日午後7時過ぎ、JR羽越線・秋田発新潟行きの特急「いなほ」(6両編成)が 北余目駅ー砂越駅の橋梁にて強風に煽られ脱線し、乗客5人が死亡する事故が起きました。 のちにこの事故は「JR羽越線脱線事故」と呼ばれるようになりました。 事故当日の天気図を見ると、典型的な西高東低の冬型の気圧配置というわけではありませんが、 日本海を低気圧が通過しており、事故現場付近ではこの低気圧に向かう南風が強まっていたと推測できます。 現場からほど近い酒田測候所では21メートルの最大瞬間風速を観測しています。 ここで疑問なのは、はたして風速20メートルで列車が大きく傾くのかということ。 確かに通常の走行は危険なレベルかもしれませんが、脱線に至るとまでは考えづらいです。 実は現場付近だけ風速40メートルを超えるような局地的な突風が吹いたという見方も強まっているんです。 ただ、観測所のほかJR東日本が設置した風速計でも20メートル程度の風しか観測されておらず、 事故を予見するのはほぼ不可能だったようです。 この事故以降、JRは様々な対策を施しました。 ①風速計の増設 局地的な突風も捉えるようにするには観測網をきめ細かく張り巡らすことに尽きます。 事故のあった北余目ー砂越間をはじめ在来線、新幹線ともに風速計を増やし、2005年12月時点で 317基だったのが今年12月には969基と600基以上も増加しました。 ②ドップラーレーダーの設置 JR初となるドップラーレーダーが余目駅に1億円かけて設置されました。 ※ドップラーレーダーとは・・・ 雲内部の降水粒子の移動速度を電波によって観測することで、 雲内部の風の動きも観測できるレーダーのこと。 竜巻自体を観測することはできないものの、竜巻の赤ちゃんとも言える低気圧性の空気の回転 (メソサイクロン)は観測することが可能で、竜巻発生の可能性を知ることができます。 現在は空港を中心に設置が進められています。 ③防風柵の設置 このようにハード面での対策が目立ちますが、やはり基本となるのはソフト面の対策。 最近、風の強い日には列車の運転見合わせや遅延が相次ぐようになっていますが、 これは事故以降徐行や運転中止となる規制値が見直されているためです。 安全第一であるとするなら、文句は言えませんよね。 さて、きょう以降はいよいよ冬将軍が出陣します。 日曜日は冬型の気圧配置が強まるため、北〜東日本の日本海側では大雪や猛ふぶきとなって 羽越線をはじめ交通機関が大きく乱れる可能性があります。 日本海側へお出かけの方は最新の交通情報に十分注意してください。 |



