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竜巻が発生するためには2つの条件があります。 ・発達した積乱雲があること ・積乱雲のまわりの空気が回転していること 積乱雲のまわりで回転している空気が上昇気流に巻き込まれると急激に回転半径が小さくなることが あります。 これが竜巻です。 ご存知の方もいると思いますが、アメリカの年平均竜巻発生数は群を抜いて多いです。 日本の年平均竜巻発生数は14個に対してアメリカは800個ほどで、これは世界で目撃される竜巻の 個数(1000個)の8割にあたります。 アメリカの竜巻は規模も大きく被害からの最大風速の推定は日本は最大風速は100m/sなのに対し、 アメリカは156m/sです。 また、竜巻の寿命は日本は数分から数十分なのに対し、アメリカは数時間にも及びます。 なぜアメリカの竜巻は発生数が多く規模が大きいのか? それはアメリカの地勢が関係しています。 アメリカの西にはロッキー山脈があり、東にはアパラチア山脈があるので、メキシコ湾からの暖気と カナダ方面からの寒気がぶつかり合って大気の状態が非常に不安定になりやすい地形なのです。 メキシコ湾から持続的に暖気が流入するのでアメリカの竜巻の寿命が長いのです。 5月22日にアメリカ・ミズーリ州ジョプリンで竜巻が発生し、少なくとも死者116人が出る惨事と なりました。 これは1953年にミシガン州フリントで発生した竜巻以来、米国で最悪の規模です。 ジョプリンに来襲した竜巻は建物をなぎ倒し、自動車を巻き上げ、道路の舗装を引き剥がしました。 藤田スケールではF5に相当する可能性が高いとのことです。 F5の風速(3秒間平均)は117〜142m/sです。 F6〜F12もありますが、前代未聞です。 ちなみにF12の風速はマッハ1です。 台風2号の中心気圧は975hPaで、フィリピンの東を20km/時の速さで西北西に進んでいます。
28日ごろに沖縄に接近する恐れがあります。 |
気象(竜巻、突風)
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今日(16日)の午後0時45分ごろ、東日本大震災の被災地である福島県いわき市で突風被害が 発生しました。 窓ガラスが割れたり、屋根瓦が飛ぶなどの被害がでました。 幸い負傷者はでませんでした。 詳細は分かりませんが、竜巻の可能性もあります。 突風発生時にはいわき市上空を発達した積乱雲が通過中でした。(上図参照) 竜巻と突風は別物で、発生するメカニズムが違います。 竜巻はスーパーセルと呼ばれる巨大積乱雲の中のメソサイクロンと呼ばれる直径10kmほどの 小さな低気圧に伴って、発生します。 メソサイクロンに伴ってゆっくりと回転している空気が積乱雲の中の上昇気流で集められて、 竜巻が発生すると考えられています。 突風にはいくつか種類がありますが、メジャーなものはダウンバーストです。 積乱雲の上昇気流で吸い込まれた水蒸気が上空で冷やされて水や氷の粒となります。 そして、成長し続けて、あるレベルに達するとその重さに耐え切れなくなり、猛烈な下降気流が 発生します。 これがダウンバーストです。 別物とはいえ、被害状況だけでは竜巻か突風か判断できません。 被害地域がどのように広がっているのかを調査をすることで判断できます。 帯状に広がっていれば竜巻、面的に広がっていれば突風と判断できます。 黒い雲を発見したらコンクリート製の頑丈な建物に避難してください。 なお、竜巻や突風で割れる危険性があるので、窓ガラスからは極力離れるようにしてください。 沖縄本島地方は活発な前線の影響で積乱雲が発達しやすい状況です。
竜巻が発生する恐れがあるため、竜巻注意情報が発表されています。 |
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30日は北海道では朝のうちは暴風雪となった地域がありましたが現在は殆どの地域で雪や風は収まりました。
上川地方幌加内では積雪が67cmに達したほか札幌でも一時17cmに達しました。 一方、太平洋側の一部の地域では雪が降り始めてウッスラ積もり始めています。 奄美地方に前線が停滞しその前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となったため奄美地方では猛烈な雨に見舞われました。 奄美大島奄美空港では1時間に86.5mmの猛烈な雨を観測しました。 12月1日明け方まで奄美地方では局地的に雷を伴い1時間に50mm前後の非常に激しい雨の降る恐れがあります。 落雷・竜巻などの激しい突風・低地の浸水・土砂災害に警戒や注意が必要です。 石川県志賀町で29日午前9時頃竜巻とみられる突風が発生しました。 40棟近くの納屋や住宅の屋根や窓ガラスの一部が風によって吹き飛ばされました。 70歳の男性が割れた窓ガラスで足を切り軽傷を負いました。 被害がほぼ直線状に分布していたことから竜巻の可能性が高いとみられます。 石川県志賀町では同日24.1m/sの最大瞬間風速を観測しました。 さらに福井県波寄町でも29日午後0時50頃突風が発生しました。 カーブミラーが倒れたり工場の窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。 70代の男性が頚椎(けいつい)損傷の重症を負いました。 29日は冬型が強まり上空に寒気が流れ込み突風が発生しやすい気象条件でした。 波寄町で突風が発生したときは竜巻注意情報が出されていましたが、志賀町で突風が発生したときは竜巻注意情報は出されていませんでした。 志賀町で突風が発生した30分後に竜巻注意情報が出されました。 日本海側の地域では冬場温かい海水の上に寒気が通ると上昇気流が発生し積乱雲が発生します。 よって日本海側の地域では冬場でも竜巻が発生することがあります。 これからの時期は竜巻の発生回数は徐々に減っていきますが、発生しないわけではないので注意が必要です。 |
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今日(21日)は全国的に概ね晴れて行楽日和となっていますが、関東地方南部と四国地方の太平洋側では湿った空気の影響で雲が多目の天気となっています。
千葉県や高知県では局地的に弱い雨が降っています。 全国的にゆっくり天気は下り坂です。 22日は北・東日本には寒冷前線が通過するため、北・東日本の日本海側では雨が降り局地的に雷を伴う可能性があります。 北・東日本の太平洋側と西日本でも気圧の谷や低気圧の影響で広い範囲で雨が降りそうです。 11月3日までの陸上に痕跡を残した竜巻は平年の2倍の26個となりました。(特に日本海側で多く発生しました。) 海上で発生し、海上で消滅したものも含めればさらに多くなります。 9月から10月にかけて最も竜巻が多く発生しています。 これは暖かく湿った空気が流れ込んだり、上空を寒気が通過するなど大気の状態が不安定になりやすい時期だからです。 しかし、何故今年は平年の2倍も多くなったのでしょうか? それは日本海の海面水温が猛暑の影響で2〜3℃高い状態が続いたため、海から上昇気流を生む水蒸気が発生しやすい状況が続きました。 そして、秋になると上空に寒気が流れ込み海面と上空の気温差が大きくなるなど、大気の状態が不安定と鳴る環境になったためです。 日本海の海面水温は平年よりも2〜3℃高くなっています。 気象庁は平成20年から県などを対象に「竜巻注意情報」、今年5月からは10km四方単位の「竜巻発生確度」で竜巻の発生を予測しています。 どのように予測しているかというと、1つはレーダーで雨粒の動きを測定する方法です。 積乱雲の中の雨粒が直径数kmから数十kmの「メソサイクロン」と呼ばれる渦を巻いていると竜巻の発生する可能性があります。 2つ目は、上空の気温や風速の変化を基に大気の不安定度を「突風危険指数」と数値化する方法です。 気象庁は今年349回(10月18日現在)「竜巻注意情報」を出しましたが、そのうち突風や竜巻が発生した回数は13回。 的中率は3.7%と低いです。 「竜巻注意情報」の的中率を上げていくことが今後の課題となるでしょう。 22日は日本海側の地域を寒冷前線が通過します。 大気の状態が不安定となり積乱雲が発生しやすくなるため落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。 徐々に日本海の海面水温の高い状態は解消しつつありますが、まだ平年よりも1〜2℃高くなっています。 |
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15日午後5時頃に新潟県胎内市で竜巻が発生しました。 気象庁は竜巻であることを断言しました。 主な被害は・・・ ・止めてあった軽自動車が5m浮き上がった後50m飛ばされた。 ・窓ガラスが割れる ・割れた窓ガラスなどで3人がけがをした。 ・建物65棟が倒壊 など様々な被害が出ました。 竜巻発生時胎内市付近は寒気が流れ込み積乱雲が発達していました。 上の画像は竜巻発生時とほぼ同時刻の積乱雲の発生状況です。 新潟市の少し北(胎内市付近)に紫色の表示がありますね。 これは積乱雲が発達していることを意味しています。 雷が鳴ったり竜巻らしきものを見たらすぐ頑丈な建物に避難するのが大切です。 建物に避難したら窓ガラスからは極力離れてください。 窓ガラスが割れる可能性があるからです。 話は変わって16日は関東地方から西の地域では爽やかな秋晴れとなりました。
朝は雨が降った北日本や北陸地方も日中は日差しのある時間帯がありました。 西日本では16日朝は15℃を下回った地域が多くなり、山沿いでは5℃を下回った地域がありました。 今秋一番の冷え込みだった地域も多いと思われます。 鳥取県茶屋で4.1℃ 広島県高野で4.2℃ 広島県油木で4.3℃ 岡山県上長田で5.0℃ いずれも山沿いの地域です。 平野部の最低気温を見てみると・・・ 大阪府大阪で17.5℃ 広島県広島で12.3℃ 長崎県長崎で12.9℃ 鹿児島県鹿児島で14.3℃ 上の画像は16日朝の上空1500m付近の気温の様子です。 西日本にまで4〜6℃の寒気が流れ込んでいますね。 来週になると東日本の平野部でも15℃前後、山沿いでは5℃全後まで下がりそうです。 |






