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台風1号はきょう午後3時現在、 中心気圧900hPa、中心付近の最大風速60メートルと“猛烈な”勢力となっています。 毎年必ず発生する台風1号、大切な数字ではありながらも存在が薄いような気がします。 その理由としては、発生するのはたいてい1〜4月の間でこの時期日本に台風がやって来るようなことは まずなく、そして発達もしづらいので、なかなか取り上げられないからだと思います。 台風1号=弱いは本当なのか、1951年以降の66個の台風1号の最低中心気圧を調べてみると、 約7割にあたる45個が970hPa以上という結果でした。 やはり弱いと言えそうです。 参照:デジタル台風 http://agora.ex.nii.ac.jp/cgi-bin/dt/search_name2.pl?name=%2501&lang=ja&basin=wnp<=ny しかし、今年の台風1号は急速な発達を遂げており、これは時期が遅れた故なのでしょう。 7月の間、高気圧に覆われた北西太平洋はどんどん海面水温が上がり30℃近くあり、 なおかつ大気全体の温度も高い、すなわち下から上まで完全に暖まっている状況です。 また、台風の動きが遅い場合は海水が大きくかき混ぜられるため深い所の冷たい水が湧き上がってきて 海面水温が低下し自身の衰退につながることもしばしばあるのですが、今回は動きが比較的速いため そのようなことはありません。 台風の発達する条件がかなり揃っており、台風1号としては観測史上最強クラスの勢力となっています。 当初の予想に比べると進路がやや南寄りになっており、八重山地方にとって最悪のコースは どうやら免れることができそうですが、それでもあすは風が強まりあさってにかけて暴風となる見込み。 また、勢力を保ったまま直撃が予想される台湾では甚大な被害が出てしまうかもしれません。 |
気象(台風)
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現在、マリアナ諸島にある台風1号は勢力を強めながら西寄りに進んでいます。 今後、さらに勢力を強め、非常に強い勢力となって7日頃に沖縄へ接近する見込みです。 沖縄へ接近する演算は海外モデルとも一致しています。 不確実性がそれほどないため予報円は小さめで、 やはり今のところ沖縄接近の可能性はかなり高いと考えるべきでしょう。
しかも、この予想通りに台風が進むのなら、かなり危険なコースと言えます。 なぜなら、先島諸島が台風の進行方向東側、いわゆる危険半円にあたるためです。 特に今回の台風は太平洋高気圧南縁の風に流されて比較的速い速度で移動するため、 東側の風がより一層強まりやすく西側との違いがはっきりするかもしれません。
先島諸島では猛烈な雨と風で大荒れとなる恐れもあります。 そして、沖縄に接近した後の進路、これが問題です。 アンサンブルメンバーでは、 「転向させるメンバーと、転向させずに南シナ海あるいは大陸に進めているメンバーはほぼ半々」
となっており、かなり不確実性が大きいようです。
たとえ、本土への接近、上陸がなくても東シナ海を台風が北上すると 西日本でもその間接的な影響を受けるケースは多々あるので、油断はできません。
先日大雨に見舞われたばかりですが、西日本の方々も台風の動向に注意してください。 |
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先日の記事で「もしかすると台風1号発生日が今年は更新するかも」と書きましたが、 先ほど午前9時、カロリン諸島で台風1号が発生しました。 1号発生日としては1998年7月9日に次ぐ2番目に遅い記録。 そして台風がない期間は2015年12月17日から今に至るまで4776時間と 最長タイ記録となりました(もし、きょうの6〜9時を含めないのなら4773時間で2位)。 太平洋のど真ん中で発生した台風、となると陸地の影響を受けず、 今後さらに発達するものとみられます。 梅雨明け以降、晴れて雨の少ない状況が続いていた沖縄ですが、 週後半は曇りや雨マークが並んでいます。 熱帯じょう乱の動き次第で天気が大きく崩れることも考えられます。 今週は熱帯じょう乱から目が離せない、そんな1週間となりそうです。 |
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きょうで6月も終わりますが、相変わらずあの話題がありません。 そう、台風です。 実はこの週末、二度発生しそうな状況がありました。 フィリピンの東と南シナ海にそれぞれ1つずつ台風の卵である熱帯低気圧が発生していたのですが、 いずれも足早に北上して中国南部に上陸、その結果発達が間に合いませんでした。
南シナ海の海面水温自体は高くて台風の発生、発達には十分すぎるくらい。 しかし、発生する場所が悪くて、上空の風が強いゆえにすぐ陸の方へ流されてしまうようです。 これまでの台風1号発生日遅い順は以下のようになっています。 1998年7月9日 1973年7月2日 1983年6月25日 今日時点ですでに3位。 ですが、いまだに台風の卵すらないことから2位はほぼ確実と言えます。 さらに欧米の予報モデルを見てもこの先しばらくは台風が発生するような演算が見当たらないことから、もしかすると1位更新もありうるかもしれません。 台風は喜べるものではありませんが(よほど深刻な渇水なら別かも?)、 ここまで静かすぎると気になってたまらない、そんな今日この頃です。
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ちょうど去年の今頃は台風6号が本州に接近し、
日本海低気圧と相まって全国的に暴風や大雨に見舞われていました。 http://blogs.yahoo.co.jp/panthanwatch/13244409.html 去年、印象深い出来事といえば台風の12か月連続発生。 エルニーニョ現象の影響で、次々と台風が発生するような状況でした。 ところが、今年は一転して台風が発生しにくい状況となっています。 実は1月から1つも台風が発生しておらず、例年だいたい3月から4月には台風1号が発生するので、 数年に一度あるかないかの珍しい事態なのです。 フィリピン付近やその東に雲はほとんど見受けられません。 現在、このあたりでは対流活動の不活発な状態が続いており、最新の1か月予報によれば それは5月終わりにかけても続くとのこと。 つまり、台風1号の発生は来月以降で、台風シーズンはもう少し先といえそうです。 今年は熊本地震もありましたし、台風は来てほしくないところ。 とはいえ、これまで台風の影響を一切受けなかった年というのはまずないので、 けっして油断はできないと思います。 それにしても去年から今年への激変っぷりの根本的要因は一体何なのか、興味深いです。 |



