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きょうのブログのタイトルは「熱帯低気圧と低圧部の違いとは?」。
熱帯低気圧とは言わば台風の卵のことで天気予報などで耳する機会も多いと思いますが、 低圧部という言葉はなかなか聞きなれないですよね。 低圧部とは読んで字のごとく、周囲よりも気圧が低くなっている場所。 ほぼ低気圧とイコールと考えてください。 正午の天気図で注目していただきたいのは沖縄の南の「低」マーク。 もちろん台風ではありませんし、熱帯低気圧だったとしても「熱低」と書かれるはずです。 じゃあ、ただの低気圧(=温帯低気圧)なのか? 実はそうでもないんですね。 先に正体を明かすと、これこそ低圧部なのです。 もともとこの場所には台風24号から変わった熱帯低気圧がありました。 熱帯低気圧と低圧部の最大の違いは中心が明瞭か否かです。 中心が明瞭ならば熱帯低気圧、不明瞭なら低圧部と解析され、低圧部は熱帯低気圧よりも さらに弱いものと考えると良いでしょう。 なんとなく雲の纏まりはあるけれど中心が特定できない、そんな時に低圧部と解析されるのです。 強い順に並べるとするなら、台風>熱帯低気圧>低圧部となりますね。 普段から天気図をよく見る人なら、 日本のはるか南海上に「低」マークが時折現れることがあるのに気づいているかと思います。 これも低圧部で、熱帯低気圧の前段階になります。 低圧部が現れると、熱帯低気圧という過程を経て1週間くらいで台風にまで成長します。 (熱帯低気圧が台風の卵であることはかなり有名ですが)、こういった知識があれば 他の人よりも早く台風発生を予測できるようになるかもしれませんね。 さて、低圧部といえども、まだまだ熱帯のジメジメ空気をたっぷり持っています 南西諸島は週明けにかけて曇りや雨のぐずついた天気が続く見込みです。 特に沖縄本島地方ではあすにかけて大気の状態が不安定となり、 落雷や竜巻などの激しい突風、激しい雨の降る可能性がありますから、注意してください。 |
気象(台風)
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午後3時現在、台風24号は中心気圧996hPaで台湾の南にあり、 25号は中心気圧950hPaで硫黄島の南南西にあります。 この2つの台風、ともにほとんど動かずに停滞している状態が続いています。 なぜノロノロ運転を続けるのでしょうか?原因は上空の風の流れです。 (20日午前9時500hPa)
上空を西から東に吹く強い風(偏西風)はかなり北偏しており、北海道付近を流れています。 この偏西風に乗ることができれば台風は一気に加速するのですが、 当然こんなに台風から離れていては乗ることはできず、同じような場所をさまよっているわけです。 偏西風の北偏はこのような専門的な天気図でなくても、 実はテレビの天気予報で必ず目にする地上天気図(下図)からも分かります。 注目すべきは低気圧のコースです。 基本的に低気圧は上空の流れが強い所を西から東に移動するため、 低気圧が通過する所には偏西風が吹いています。 このところは偏西風の北偏に伴い低気圧のコースも北偏している状況です。 18日は低気圧がオホーツク海を通過し、 低気圧に向かって南から流れ込んだ暖かい空気により全国的に気温が上昇しました。 北海道でも平年を大幅に上回る気温となり、札幌は最高気温22℃と9月中旬並みでした。 そしてきょうも北海道付近を低気圧が通過し、やはり低気圧の南側にあたった 東・西日本を中心に気温が高くなり、暑いくらいの陽気となりました。 大阪は最高気温26.1℃と5日連続の夏日となっています。 しかし、このような状況はいつまでも続かず、徐々に偏西風が南下し始めます。 台風25号は22日から23日にかけて小笠原諸島に接近し、 その後は南下してきた偏西風に乗り加速しながら東寄りに進む見込みです。 東日本太平洋沿岸を中心に波が少し高くなるほかは本州への影響はほとんどなさそうです。 一方、台風24号は引き続き遅い速度で北上し、24〜25日にかけて沖縄に接近する見込みです。 まだまだ進路には不確実性が大きいですから、最新の情報にご注意ください。 偏西風の南下とともに冷たい空気も降りてきます。 来週は北風が冷たく感じられる日もあり、また季節が一歩進むことになりそうですよ。 |
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台風24号はきのう午前にフィリピン・ルソン島に上陸しました。 ルソン島ではこれまでに洪水や土砂崩れなどの被害が発生したために、2万人以上が避難し、 少なくとも4人が死亡したとのことです。 この台風の特徴は何といっても動きの遅さ。人が歩くような速度で島を縦断しました。 現在、台風は海上に抜けていますが、引き続きフィリピン北部の広い範囲が強風域に入っており、 しかもこのあとは再び向きを東寄りに変えてルソン島に上陸する予想になっています。 あと2日くらいは警戒が必要となるでしょう。 さらに被害が拡大しないか心配されるところであります。 そして日本にも24号の影響が全くないわけではなく、沖縄・八重山地方は間接的な影響を受けています。 その影響とは「波」。 天気は良いのですが、海上は先週からうねりを伴ってしけている状況が続いており、 フェリーの欠航が相次いでいるようです。 今週は台風の動きによって沖縄では天気が大きく崩れることになります。 アンサンブル27メンバーによると 「台風第24号の24日の位置は、台湾付近または台湾より西のメンバーが4割程度で台風を弱めるか それほどの発達はない。台湾の東海上に予想するメンバーも4割程度で、発達させているメンバーが ほとんどとなっている」 つまり、台湾に上陸したり台湾より西を通過した場合、台風は弱まる一方で沖縄への影響は ほとんどなく、台湾の東海上を通過した場合は再発達して沖縄に直接的影響を及ぼす恐れがあると言えます。 この予報も考慮しているためか予報円はかなり大きくなっています。 まだまだ予想進路が変わる可能性もあるため、最新の情報に十分注意してください。 一方、非常に強い台風25号は21日から23日にかけて小笠原諸島に接近する恐れがあります。 すでに小笠原諸島の海はうねりを伴ってしけている状況。 小笠原海運によると、きょう午前10時に東京を出発する予定だった父島行き「おがさわら丸」は 21日午前10時出発に延期したそうです。 しかし、これでも波は低くなるどころか台風接近と重なりさらに波が高まることが予想されるので、 厳しいかもしれませんね。 |
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日本の南海上には台風24号と25号があります。 ともにここまでは同じように西寄りへ進んできましたが、そろそろ進路に変化が出てきそうです。 台風25号は午後3時現在、「強い」勢力で、 中心気圧960hPa、最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートルとなっています。 今後は「非常に強い」勢力まで発達し、向きを北寄りに変えて来週半ば頃に小笠原諸島に接近する恐れも。 その後は東寄りに進む見込みで、本州からは遠ざかる傾向なので、小笠原以外の地域に影響はないと みて良いでしょう。 そして台風24号は午後3時現在、「非常に強い」勢力で、 中心気圧930hPa、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートルとなっています。 今後は「猛烈な」勢力にまで発達し、フィリピン・ルソン島に上陸する予想。 しかも動きが遅いため、ルソン島では暴風や大雨が長引き大きな被害の出てしまう恐れも考えられます。 問題なのはルソン島上陸後の進路。 北に転向するタイミングが読みづらく、現時点では2パターンの進路が考えられる状況です。 ①転向するタイミングが遅い場合→南シナ海へ進み、日本への影響はほとんどなし ②転向するタイミングが早い場合→台湾の南〜東へ進み、沖縄に接近する恐れも 気象庁の進路予想は今のところ②寄りのようで、沖縄方面では来週後半あたりに台風の直接的影響を 受ける恐れがあることも視野に入れたおいたほうが良さそうです。 台湾近海の海水温は28℃前後と高いため、ルソン島に上陸してかなり衰えても海上に出て 再発達する可能性があり、最新の情報にはくれぐれも注意するようにしてください。 |
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台風23号は温帯低気圧に変わった後も北海道で大暴れしました。
温帯低気圧に変わったとはいえ、構造が異なるだけで勢力は台風と変わりません。 台風と同じような被害が出てしまうこともあり、きのうはオホーツク海側でそれが顕著でした。 紋別では午後になっても風が強いままで、雨の降り方はむしろ午後のほうが強まっています。 24時間雨量は200ミリを超えて、観測史上1位の値を更新しました。 これは平年の10月1か月で降る量の雨の3倍にも相当します。 大雨の原因としては・・・ ・低気圧も台風の時とほとんど同じくらいの水蒸気をもっている ・北海道では広く北寄りの風が卓越し、北側が開けているオホーツク海側に次々と湿った空気が流れ込んだ というようなことがあげられると思います。 低気圧は徐々に弱まりつつありますが、動きが遅く北海道では等圧線の間隔が狭い状態が続いています。 あすにかけて予想される最大風速は15〜20メートル、最大瞬間風速は30メートルの見込みで、 暴風レベルの猛烈な風が吹くことはもうないとはいえ、引き続き強風に注意が必要です。 また、北海道だけでなく低気圧から離れた東北や関東の沿岸は波の高さが5メートル前後としけています。 高波にも注意してください。 |



