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イヌに人間のしぐさをそっくりそのまま模倣させることで、効果的にトレーニングを行なおうという動きがハンガリーで展開されています。
このやり方はミラー・メソッドと呼ばれています。「あらゆる犬は飼い主の個性を映し出す鏡である」という考え方からこの名前がついたようです。
ミラー・メソッドが注目され始めたのは、クリスマス・ツリーを飾るイヌたちのようすが動画投稿サイトYouTubeにアップされてから。
《A doggy Christmas surprise-Karácsonyi kutyás meglepetés》の再生回数はすでに800万回を超えています。
ここでは、ミラー・メソッドをざっくりと紹介しておきます。たとえば次のような要領。
まず、いくつかのしぐさをイヌに教えます。たとえば、「伏せ」。
伏せができるようになったら、ハンドラーは「Do it!」(やって)というコマンドを組み合わせ、トレーニングを続けます。
次の段階では、「Do it!」と言いながら、ハンドラーが自ら「伏せ」のしぐさをします。これを見たイヌは「まねをしたらいいんだ」と学習するというもの。
「まねをしたらいいんだ」がイヌの頭に定着していけば、様々なことを習得する可能性が広がるというメソッドです。
堀の本でも強調してきましたが、イヌは優れた人間ウォッチャーです。模倣能力も高い動物です。このトレーニングは、こうしたイヌの習性にそったものといえるでしょう。
ただし、こうしたトレーニングがうまくいくには、イヌとハンドラーのあいだに信頼関係が築かれていることが必須条件といえるでしょう。
ハンガリーのハンドラーたちは、クリッカーを用いてトレーニングをしています。
ミラー・メソッドに限ったことではありませんが、イヌに何かを教えようとするなら「この人に注目していれば、何か面白いことが起きる」とイヌが思えるような工夫も必要になります。
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(2012.8.22「朝日新聞」)
※以下、今朝のこの朝日の記事が真っ赤なウソを書いていない、という前提で書く(私は新聞記者をあまり信用していない)。
ようやく・・・という思いと同時に、がっかりという思いもある。 落胆している理由はいうまでもなく、「激変緩和策」なるものの正体だ。
施行後3年間は45日。これはまだしも、問題はその後だ。
「49日」規制を置くという。いったい何のために?
さらにひどいのは、「56日に引き上げる期日は、施行後5年以内に検討する」というくだり。
こうやって重要案件を先延ばしするのは、何も動物愛護法の改正に限った話ではないが、
なんだかうやむやにされそうで、恐ろしい。
そもそも議員立法がきちんと上程され、しかるべき論議がされて、
成立にいたるかどうかもアヤシイ。
まあ悲観していても埒が明かないので、ポジティヴに受け止めていきたい。
一つ評価できるのは、単に「8週齢に満たない犬猫の販売を禁止する」ではなく、
「繁殖業者がペットショップなどに引き渡すことを禁止する」という規定になっていること。
これは「8週齢に満たない犬を親元から引き離してはならない」というドイツの規定にまでは、全くいたらない。しかし少なくとも、従来よりはショップの狭いケージに囲い込まれる時期を遅らせることはできるだろう。
この8週齢規制は、犬の健全な成長を考慮すれば、最低限度のラインである。
私が12週齢(少なくとも10週齢)を唱えていることは、このブログでも再三にわたり書いてきた。
国会の動きを監視していきたい。
*堀が昨年、環境省・動物愛護管理室に提出した意見書を、以下に再録しておきます。
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いつまで放置してるんだ?
と、ツッコミが入りそうな事態となっていますが、2本足の犬(私のことです)は元気です。
本についてのWeb上での感想について、
著者自らの感想をアップする、という恒例の企画ですが、 『犬は「しつけ」でバカになる』の続きです。 刊行後1年が過ぎましたが、いろいろな方がいろいろな視点から記事を書いてくださっています。
その一部を紹介させていただきます。 今回はとりわけ個性的!!
■動物行動学は義務教育で教えた方がいいんじゃないか?-お買い物帳
>テンプル・グランディンはフワッとした感じだけれども、こちらはキリッとスパッと簡潔で密度が高い感じ。 キリッとしているテンプル・グランディンは私も読みましたが、それよりキリッ?
>コレを読めば、意味をなさない「しつけ」が必要なくなるかと思われます。 本書の趣旨を読みとってくださり、どうもありがとうございます。
「犬たちとのゆたかな暮らしを求めて」をコンセプトに、たいへん学究的な探索をなさっています。
行動主義に違和感を持ってらっしゃったお一人です。
"犬の詩"までご購読くださり、ありがとうございます。
ブラジル音楽に造詣の深い方のようです。
やはり行動主義(の弊害)に着目されています。
それにしても、お宅のわんちゃんが完全合致とは……そりゃまあ、間違いなくgood boyでしょうね。
これからも、どうか犬との生活を楽しんでください。 大変参考になります。
※こういう形でブログを紹介されたら困るという方、お手数ですがご一報ください。
すぐに対処いたします。 |
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本についてのWeb上での感想について、
著者自身の感想をアップする、という企画。 間が空いてしまいましたが、 『犬は「しつけ」でバカになる』の続編です(旅先から投稿しています)。
読んでみて、ますます犬が愛おしく思えてきた、とのこと。書いた甲斐がありました((^^;
>著者ではなく出版社の意図だと思うけど、たいていの本は、書店で人の目にとまるべく大げさなタイトルがつけられるんだよねぇ
はい、その通りです。
以前ブログでも書いたように、本のタイトルは光文社新書の編集部が考えたものです。
ところで、併記されている英文の記事は、海外の友人向けなのでしょうか。 本で書いたことが、排泄のしつけに役立ったようです((^^;
わざわさ箇条書きで要約を書きだしていただきありがとうございます。ただ、本に書かれた内容とだいぶ食い違う内容となっているような… 『犬は「しつけ」で育てるな!』を読んだ衝撃が強かった、ということのようです。
最近、ご自身が居住する街では、しつけインストラクターさんの需要が激増し、そのお客さんのほとんどが近所の大型ショッピングモールのペットショップから犬を購入したそうです。 この点に関して、「私が何を言わんとしているかわからない方は本を読んでみてください」という謎かけはなかなか鋭い。 本を積極的に推奨してくださり、ありがとうございます。
保護活動をやられている方のようです。参考資料にしてくださっているようです。
「日本人は犬を簡単に殺さない民族だ」というくだりは、これはやや乱暴な意見かもしれないな、と自覚しつつ書きました。もっといえば、「動物にやさしい日本人・・・」(P222)と表記しましたが、ここにいたっては暴論とさえ言えそうだ、とも思いました。いわば確信犯です。 これはあくまでも、公表されているデータをもとにアメリカ人と比較した場合、そういう言い方も可能だということにすぎません。 まあ、ここらあたりのことは著者にかなりツッコミがあるのでは、と予想してましたが、今のところまだ直接的にツッコミはありません。 今後に期待したいと思います。 ※こういう形でブログを紹介されたら困るという方、お手数ですがご一報ください。 すみやかに対処いたします。 |




