野の花

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東館山の花

2011.8.28
長野県山ノ内町

東館山は志賀高原にある標高約2000mの山。
高山植物園がある頂上までゴンドラが通じている。
植物園なので、ここには自然の花と、栽培されている花とがある。


イメージ 1
■イワインチン
キク科キク属

インチンとはヨモギのことで、別名イワヨモギ。インチンヨモギという別の名もある。


イメージ 2
■コキンレイカ
オミナエシ科オミナエシ属

こちらはハクサンオミナエシという別名のほうが知られているかも知れない。個人的にはこちらの名の方が好み。


イメージ 3
■カンチコウゾリナ
キク科コウゾリナ属

低地に生えるコウゾリナの高山型。茎や葉に黒い剛毛が多くある。


イメージ 4
■コマクサ
ケシ科コマクサ属

この花が高山植物の女王と呼ばれるのは、他の花が咲かないような厳しい環境を好んで咲くからである。
その意味ではクモマスミレとよく似ている。
ここにあるのは、当然のことながら人為的に栽培されたものだが、コマクサの群落として有名なところも、実は人が植えたものであることが多い。


イメージ 5
■マツムシソウ
マツムシソウ科マツムシソウ属

名前の印象からか、秋の訪れを感じさせる花。
止まっているのはウラギンヒョウモン。
2011.7.25
長野県駒ヶ根市、木曽駒ヶ岳千畳敷

「青い花」「その他の花」として終わりにしようと思っていたのだが。。。

・青い花の代表、チシマギキョウは綺麗に咲いているのがなかった。
・タカネグンナイフウロは露出のミスでうまく撮影できなかった。
・ミヤマリンドウは横向きの1輪だけで、撮影困難だった。
・オオヒョウタンボクはいい写真ががなかった。
・ムカゴトラノオは撮り忘れた。
・クロトウヒレンは花が終わっていた。

そんなわけで、残りを2つだけ。


イメージ 1

イメージ 2
■アオノツガザクラ
ツツジ科ツガザクラ属

ここには非常に大きな群落があった。
これほどのアオノツガザクラ群落は初めて見た。


イメージ 3
■ミヤマクロユリ
ユリ科バイモ属

低地に生えるクロユリの高山型と言うが、低地のものは見たことがない。
この花は北海道産のものよりも、本州産の方が黄色味を帯びているとされる。


今回千畳敷に来た目的のひとつは、以前1輪だけ見たコマウスユキソウを再度見たかったのだが、今回は見つからなかった。
2011.7.25
長野県駒ヶ根市 木曽駒ヶ岳千畳敷

イメージ 1
■コイワカガミ
イワウメ科イワカガミ属

これはお馴染みの花。
小低木とする意見もあるようだ。


イメージ 2
■ハクサンチドリ
ラン科ハクサンチドリ属

これは赤く見えないが、図鑑に載っている写真は赤味が強いものが多い。
大きな群落を期待したいところだが、1輪だけ。


イメージ 3
■ヨツバシオガマ
ゴマノハグサ科シオガマギク属

これも高山ではお馴染みの花で、華やかさもあり、よく目立つ。
ここではそれほど多くは見られなかった。


イメージ 4
■イワベンケイ
ベンケイソウ科イワベンケイ属

この花は雌雄異株で、写真のものは雌花。
イワベンケイと言うと黄色い花のイメージだが、雌花は受精するとこのように赤くなる。
高山植物図鑑は花の色で分けているものが多く、イワベンケイは普通は黄色い花の項目にあると思う。
学名は「バラ色の」という意味があり、この写真のようなイメージから付けられたと思われる。
2011.7.25
長野県駒ヶ根市 木曽駒ヶ岳千畳敷


イメージ 1
■ウサギギク
キク科ウサギギク属

この日見たウサギギクは2輪だけだった。
1輪は小さく、1輪は大きかった。
意外と個体差があるようだ。


イメージ 2
■ミヤマアキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属


イメージ 3
■シナノオトギリ?
オトギリソウ科オトギリソウ属

これはシナノオトギリなのかどうか。イワオトギリとの区別が怪しい。



これに、別に載せたキバナノコマノツメとクモマスミレを再掲しておきたいと思う。

イメージ 4
■キバナノコマノツメ
スミレ科スミレ属

ミヤマキンポウゲの葉の中に埋もれるように咲いていたキバナノコマノツメ。


イメージ 5
■クモマスミレ
スミレ科スミレ属

垂直に近い岩場、日本最高所に咲くスミレ
撮影 2011.7.25
長野県駒ヶ根市 木曽駒ヶ岳千畳敷

■ミヤマキンバイ バラ科キジムシロ属
■ミヤマダイコンソウ バラ科ミヤマダイコンソウ属
■ミヤマキンポウゲ キンポウゲ科キンポウゲ属
■シナノキンバイ キンポウゲ科キンバイソウ属

高山で群落を作る代表的な黄色い花。
どれも似ているようだが、花の大きさと葉の形を見分ければそれほど難しくはない。
これから高山植物を観察したい、という人にはこの4種の見分けをお薦めしている。
花は、名前がわからなくても楽しいけれど、名前がわかると数倍楽しめるから。

イメージ 1
ミヤマキンバイ
花の直径は2cmほどで小さい。
丈もあまり高くない。
葉は3出複葉で、鋸歯がある丸味のある葉。


イメージ 2
ミヤマキンバイの群落


イメージ 3
ミヤマダイコンソウ
花の直径は2〜3cmで、キヤマキンバイよりも若干大きい感じがする。
かなり標高が高い場所の岩場によく咲いている。
大きく、円形に見える葉の形を見れば間違えることはない。


イメージ 4
ミヤマキンポウゲ
低地で見られるキンポウゲ(ウマノアシガタ)によく似て、花に光沢がある。
花の直径は2cmほどで、ミヤマキンバイと同じようだが、丈が高く、葉に細かい切れ込みがあるので区別は容易。


イメージ 5
シナノキンバイ
これは花の直径が3〜4cmほどあり、他の3種と比べると一見して大きい。
葉はミヤマキンポウゲよりも細かく深裂する。


イメージ 6
シナノキンバイ
バックに宝剣岳


イメージ 7
シナノキンバイの群落
白いのはハクサンイチゲ


以上4種の識別は比較的簡単だが、場所によってはウラジロキンバイとかキンロバイとか、別の種類もあるので、やや難しくなる。

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