|
相振り飛車から居飛車模様にする作戦、その中で「中飛車(東大流)左穴熊」を中心に書かれた本です。 アマ棋界のスーパースター今泉健司さんが得意とする戦法で、数々のプロ相手に勝利を収めています。 それからプロでも菅井竜也が採用するなど流行の兆しを見せています。 中飛車(東大流)左穴熊戦法のmeritは、四枚穴熊に抵抗なく組めることです。 ただし、右辺が薄いので駒組みに神経を使います。 そのあたりのポイントを押さえた入門書です。 例によって「自身がある」(「自信」の間違い)など、校正がきっちりされていないのが気になります。(p265) マイナビさん、私を校正のアルバイトで雇ってください。 もっと不満なのは、下図から自然な▲4六銀に全く触れていないことです。(p262) 私を編集に雇って! |
棋書ちぇっく!!
[ リスト | 詳細 ]
|
覚えることが多すぎて悩んでいるゴキゲン教の信者には良書だと思います。ただ、いささか強引すぎる手順もありますので、あくまで感覚を身につける意味で活用してください。残念なのはP139の解説。歩の数が違うのであり得ない手順だと思います。
|
|
アマチュアにとって実戦的な序盤戦術が盛り込まれた素晴らしい本です。 ただし、p119に明らかな誤りがありましたので、ちょっと愚痴ります。 ここから△7二銀▲7七銀△8五飛▲8六銀△8四飛▲7五銀△9四飛▲9六歩という要領で飛車を圧迫して先手有利という解説ですが、▲7五銀には△8七飛成で先手投了です。 おそらくどこかで△3三銀▲7八玉という交換が入っての手順でしょうね。 この変化は、角交換四間飛車破りの大切な手順です。 屋敷伸之九段著「角交換四間飛車破り」では形勢互角となっている局面に、踏み込んで解説していることは評価できます。 好著ですね。 目次
第1章 石田流対策 中飛車左穴熊 第2章 ゴキゲン中飛車対策 ▲5八金右超急戦 第3章 ダイレクト向かい飛車対策 第4章 △3二飛戦法対策 第1節 4手目△6二玉 第2節 4手目△4二銀 第3節 4手目△3四歩 コラム(1) 無理やり石田流 第5章 後手角道オープン型四間飛車対策 第1節 三間振り直し型 第2節 角交換型 第3節 振り飛車一直線穴熊 コラム(2) 猛省に次ぐ猛省 第6章 先手四間飛車対策 第1節 角交換型四間飛車 第2節 先手四間飛車穴熊 第7章 一手損角換わり対策 急戦 第1節 ▲4六銀型 第2節 ▲2六銀型 第8章 横歩取り対策 先手持久戦 第1節 横歩取り△8五飛 第2節 △5二玉型 第3節 △8四飛型 コラム(3) 足跡を残したい |
|
▲7六歩△3四歩▲7五歩に△5四歩からの相振りの将棋です。
▲7六銀が駒組みの急所です。
後手の△5三銀の使い方は△5五歩〜△5四銀しかないのですが、
上図から素直にそれを実行すると、
△5五歩 ▲6八飛 △5四銀 ▲6五歩 △同 歩 ▲同 銀
△同 銀 ▲同 飛 △7六銀 ▲5五飛 △8七銀不成▲3五飛(下図) という強烈な捌きがあります。
△7六銀のところで△6四歩と指せば、ここまでひどくはならないが、
▲6八飛で先手十分です。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
戸辺誠著「戸辺流相振り・なんでも三間飛車」に上のような捌きが紹介されています。
そこで実戦で試したところ、△8七銀不成でなく△4四角とされ、飛車も角も身動きがとれず、困りました。
しかし、実は杉本昌隆著「相振りレボリューション」にこの変化が載っていたのです。
上図からの手順
△5五歩 ▲6八飛 △5四銀 ▲6五歩 △同 歩 ▲同 銀
△同 銀 ▲同 飛 △7六銀 ▲5五飛 △4四角 ▲4五歩 △2二角 ▲6四歩 △同 金 ▲5三飛成 △8八角成 ▲6四竜
こうなると△7六銀が遊んでいるので微差で先手有利だそうです。
勉強になりました。
|
|
○勝又清和教授の講座『突き抜ける!現代将棋』 |



