|
第68期王将戦二次予選で、羽生善治竜王対広瀬章人八段というビッグカードが実現しました。 ご存知のように、広瀬八段は竜王戦の挑戦者決定戦を戦っており、この将棋は、もしかすると竜王戦の前哨戦になるかもしれません。 先手の羽生竜王の作戦は矢倉でした。 それにしても、これが現代矢倉なのでしょうね、一昔前では考えられなかった陣形です。 後手は飛車先交換を防がず、角筋を通したまま戦機を探っています。 対する先手も低い陣形から▲1六歩と△2八歩の筋をcareしてから横歩を取り、後手の早繰り銀に飛車先を受けていた左銀を前進し、バランスを保ちます。 矢倉と言えば飛車先不突から▲4六銀〜▲3七桂だった時代が懐かしい。 羽生竜王は、図の局面から▲6八金と逃げ、意外な一手に控室では悲鳴が上がりました。 金が逃げたため、後手の攻めが速くなっています。 代わりに単に▲3五角として、△8六角(▲6八金はこの手を気にした?)には▲4八玉とすれば、次の▲3四桂や▲5四銀が厳しく、先手一手勝ちの形勢でした。 羽生竜王の不調が気になります。 開始日時:2018/08/30 10:00:00 終了日時:2018/08/30 17:17:00 棋戦:王将戦 戦型:その他の戦型 持ち時間:3時間 場所:東京・将棋会館 先手:羽生善治 竜王 後手:広瀬章人 八段 ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩 △3二金
▲2五歩 △7四歩 ▲7八金 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △7三銀 ▲3八銀 △4一玉 ▲1六歩 △6四銀 ▲3四飛 △4四角 ▲4六歩 △3三桂 ▲2四飛 △2二銀 ▲6六銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8五飛 ▲7七角 △5四歩 ▲8六歩 △8四飛 ▲4五歩 △6二角 ▲3六歩 △7五歩 ▲同 歩 △7三桂 ▲5四飛 △5二金 ▲3七桂 △5三金 ▲5六飛 △6五銀 ▲同 銀 △同 桂 ▲5五角 △6四銀 ▲4六角 △5五歩 ▲7六飛 △8八歩 ▲7四歩 △8九歩成 ▲7三銀 △同 角 ▲同歩成 △7五銀打 ▲8五歩 △同 飛 ▲9六角 △7六銀 ▲8五角 △同 銀 ▲6一飛 △5一飛 ▲同飛成 △同 玉 ▲8一飛 △4二玉 ▲8五飛成 △7三銀 ▲6五龍 △8八と ▲6八金 △7九飛 ▲4八玉 △2六桂 ▲3四桂 △5二玉 ▲3五角 △3八桂成 ▲同 金 △4四歩 ▲5四銀 △6四金 ▲同 龍 △同 銀 ▲6九金打 △7六飛成 ▲2二桂成 △同 金 ▲4四歩 △4七歩 ▲同 金 △2八飛 ▲3九玉 △2七銀 ▲4三歩成 △6一玉 まで104手で後手の勝ち |
研究:矢倉
[ リスト | 詳細 ]
|
王座を中村太地に、王位を菅井竜也に獲られて一冠になった羽生にとって、己の尊厳を守るためには竜王位を奪取して永世竜王に就くしかない。 渡辺竜王・棋王にしても竜王位を失えば羽生と立場が逆転する。何より竜王位は渡辺の棋歴を飾り、最も愛着のあるタイトルだ。 これまで渡辺は羽生の挑戦を何度も跳ねのけている。特に2008年、互いに永世竜王を賭けた両者の激突では、渡辺が3連敗した後、当時奇襲的な作戦と見られていた急戦矢倉に活路を見出し、崖っぷちから4連勝で防衛を果たした。3連敗後の4連勝は将棋界では初めての出来事であった。 今回の将棋、二人が選んだ戦型は相矢倉だった。矢倉なら勝っても負けても納得のいく戦いができる。しかし最近は、若手棋士の「矢倉は終わった」という発言に見られるように、先手に苦労が多く、流行の第一線から外れてきた。ソフトによる序盤の進歩の副産物である。 序盤に渡辺竜王が飛車先を早く突いた。これは急戦矢倉を警戒したものである。しかしその分、作戦の幅は狭くなる。ただ、渡辺竜王には狙いがあった。それは「藤井矢倉」と呼ばれる早囲いである。通常の囲いより一手早く囲うことによって攻めの主導権を握ろうとする作戦だ。 攻めの棋風の羽生は、先手玉が中途半端な状態なのを好機と見て、△7五歩▲同歩△同角と歩を交換する。先手にとって玉頭の歩は、人間でいえば皮膚のようなもので、これがないと弱体化する。対して後手は、歩を手持ちにして何処にでも使えるようになったのは大きな利点だ。 序盤の小競り合いは、まず羽生が一本取ったと言っていいだろう。 渡辺が勝負に出たのは封じ手の局面。後手の角が飛車を睨んでいるのを放置して▲2四歩と突いたのだ。 封じ手を▲6五歩と見込み、角を引かせて穏やかな展開になると研究していた控室の面々はザワついた。△2四同銀▲4四角と進めば大乱戦になる。しかしその変化は、△3六歩と銀取りに打たれる手が残るので、先手が良くないというのがプロの第一感だ。対局者である羽生も同様の考えだった。 のっびきならぬ変化を孕んだ盤面を見て羽生が動かなくなった。いったい渡辺竜王の意図は那辺にあるのか。 熟考の末、羽生は△同銀を決断した。この角取りに対して、渡辺の角は4四でなく4六へ動いた。決戦でなく穏やかに収める順だ。 渡辺のヨミはこうだ。▲6五歩とすると△3七角成▲同桂△3六歩と決戦される恐れがある。そうなると▲6五歩の一手に働きがなく甘い。▲6五歩は必然の手順で打ちたい。 また、この時点での▲2四歩には、応手を△同銀に限定させる意図があった。後から▲2四歩を突くと△同歩と取られる公算が高い。封じ手の局面なら△2四同歩と取りづらい。取れば▲3四歩△同銀▲4四角と形を乱される。 そして▲2四歩△同銀としてから▲4六角とすれば、△同角▲同銀△3九角の馬作りに対して▲3八飛が敵陣を直射する好位置になる。▲3八飛に△8四角成なら、▲2二歩△同金▲6四角が詰めろ飛車取りで先手勝勢だ。したがって後手は△8四角成でなく7五に角を成るのだろうが、▲7六歩と手順に固め、△5三馬なら▲2二歩△同金▲3一角と強引に王手飛車を狙って反撃する。この順なら手の流れに必然性が高い。 ▲4六角の後、ヨミ通り盤上から双方の角が消え、持ち駒になった。 果たして後手が△3九角と打つかどうか。 羽生は角打ちの誘惑には目をくれず、落ち着いて銀を引いて傷を消した。 対する渡辺は自陣に手を入れる味の良い手段がない。そこで▲5五歩と相手に下駄を預けた。 しかし、5六の地点に空間ができたので、△7六歩▲同金に△5六角といった筋が生じた。
羽生は決め所と見て長考に入った。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用
|
図から▲2四飛!!△同 歩▲2三歩△同 金▲1五桂△3二金▲5五角△4四銀▲2三桂成△同 金▲4四角 詰将棋で鍛えた行方尚史八段と藤井聡太四段の戦闘力は古今屈指のもので、両者とも相手を潰してしまうほどの力がある。 ボクシングに喩えると、ハードパンチを持ったボクサーだ。 しかもポイントを稼いで判定勝ちを目指すようなタイプではない。 互いに相手をKoする目的で、渾身のパンチを繰り出すのだ。 行方八段の将棋は、人気がある。 生きるか死ぬかの激しい将棋で、見ている者を楽しませるからだ。 だから今回の対戦相手に藤井四段が指名したのだろう。 行方八段の飛車切りから激しい戦いになった。 一手一手が恐ろしく難解で、一歩間違えば、一気に形勢が傾く。 図から角を取れば▲5四角の王手飛車がある。 藤井四段は△7四飛と自陣に飛車を打った。 不思議な手だ。一見すると王手角取りだが、▲7七角とすると両方受かる。 しかし行方八段の顔は真っ赤になった。 以下△6六歩から攻めのターンが後手に渡り、当分は凌ぎに回らなければならない。 △7四飛は非凡な一手だった。 「この小僧めが!」 (あくまでも作者の妄想です) 開始日時:2017/10/14 19:00:00 棋戦:その他の棋戦 戦型:その他の戦型 先手:行方尚史 八段 後手:藤井聡太 四段 場所:AbemaTV ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲2六歩 △4二銀 ▲5六歩 △3二金 ▲5八金右 △4一玉 ▲6六歩 △6四歩 ▲6七金 △6三銀 ▲2五歩 △7四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △7三桂 ▲7八金 △6二飛 ▲6八銀 △3一玉 ▲4八銀 △5四銀 ▲7五歩 △6三銀 ▲7四歩 △同 銀 ▲7五歩 △6三銀 ▲5七銀右 △5一金 ▲6九玉 △6五歩 ▲7九玉 △6六歩 ▲同 銀 △6一飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △6五歩 ▲5五銀 △5四歩 ▲7四歩 △7七歩 ▲7三歩成 △7八歩成 ▲同 玉 △3三角 ▲2八飛 △5五歩 ▲6三と △同 飛 ▲2二歩 △2七歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2一歩成 △同 玉 ▲4五桂 △2四角 ▲同 飛 △同 歩 ▲2三歩 △同 金 ▲1五桂 △3二金 ▲5五角 △4四銀 ▲2三桂成 △同 金 ▲4四角 △7四飛 ▲7七角 △6六歩 ▲同 金 △同 飛 ▲6七銀打 △7七飛成 ▲同 桂 △6七飛成 ▲同 銀 △6六歩 ▲同 銀 △7六桂 ▲6七玉 △4九角 ▲5八銀 △7八銀 ▲5七玉 △6七金 ▲4六玉 △5八角成 ▲7五角 △6六金 ▲同 角 △4四銀 ▲3六歩 △6七銀成 ▲7五角 △5七成銀 ▲3八金 △4七成銀 ▲同 金 △4五銀 ▲同 玉 △4七馬 ▲4四歩 △5三歩 ▲6三銀 △5二銀 ▲4六金 △4四歩 ▲5五玉 △5四金 ▲6六玉 △4六馬 ▲5二銀不成 △6四桂 ▲5七銀 △6八桂成 ▲6四角 △同 金 ▲4六銀 △7五角 まで132手で後手の勝ち 変化:89手
▲同 玉 △4九角 ▲5八銀 △7六金 ▲5七玉 △6六銀 ▲4八玉 △5八角成 ▲同 玉 △7七金 ▲同 銀 △5七銀打 ▲4九玉 △7七銀成 ▲7五角 △3五桂 ▲5七角 △4七桂成 ▲4八金 △5七成桂 ▲同 金 △6五桂 ▲4六金 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用
|
第76期順位戦A級4回戦 佐藤康光 九段 vs. 豊島将之 八段より取材しました。 図から▲2四歩が有力でした。 以下二人の読みは、手抜きで△5六金▲2三歩成△同 銀▲同飛成△6六歩で後手良しと一致していましたが、▲3四龍!△4二玉▲2四角という見えにくい攻めがあって先手優勢。 △2四同歩▲4五銀なら後手良しでした。 図から△6七歩成が決め手でした。 ▲同金なら△8六飛、▲同 銀なら△6五桂です。 そこで▲8一銀と飛車を取りましたが、△7七と▲同 桂△3九角▲3八飛△6六角成となって後手優勢です。 図から▲6七金打ちなら△5五角が絶品です。
そこで▲7一飛と反撃しましたが、△6一歩▲同飛成△6二金打と先手を取って受けたのが巧手で、▲7一竜に△5六馬▲6四歩△6一歩で安全勝ちです。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用
|
開始日時:2017/08/15 10:00:00 棋戦:王位戦 戦型:その他の戦型 場所:関西将棋会館 先手:小林健二 九段 後手:藤井聡太 四段 ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲4八銀 △7四歩
▲7八金 △7三桂 ▲6九玉 △8五歩 ▲2六歩 △6五桂 ▲6六銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △7六飛 ▲5八金 △8六歩 ▲6八金右 △6四歩 ▲8六歩 △同 飛 ▲8七歩 △8五飛 ▲2五歩 △3三角 ▲5六歩 △4二銀 ▲4六歩 △5四歩 ▲4七銀 △3二金 ▲3六歩 △5二金 ▲1六歩 △4一玉 ▲3七桂 △6三銀 ▲2九飛 △4四歩 ▲5八玉 △1四歩 ▲4八玉 △4三銀 ▲5八金 △3一玉 ▲3八玉 △7五歩 ▲9六歩 △7六歩 ▲9七角 △4二角 ▲4八金 △8一飛 ▲8八角 △7一飛 ▲6八金 △3三桂 ▲5五歩 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩 ▲7九角 △5五歩 ▲7五歩 △8一飛 ▲9七角 △5四銀右 ▲7八金 △4五歩 ▲7九角 △4六歩 ▲同 角 △8六飛 ▲6八角 △8三飛 ▲8六歩 △1五歩 ▲8七金 △7七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同 角 △1六歩 ▲1三歩 △1七歩成 ▲同 香 △5三角 ▲2七玉 △4五桂打 ▲同 桂 △同 銀 ▲3七桂 △5六銀 ▲4四歩 △4七銀成 ▲同 金 △4四角 ▲3五桂 △同 歩 ▲5五銀 △4六歩 ▲4四銀 △同 銀 ▲7四角 △4七歩成 ▲5二角成 △3八銀 ▲2六玉 △2七金 ▲同 飛 △同銀成 ▲同 玉 △3八銀 ▲2六玉 △2七飛 まで120手で後手の勝ち |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用




