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国は、食べ物の放射性物質の基準値を年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げるらしい。
一方、医療現場のCT検査(脳や体を輪切りにして映像化するやつ)による被ばく量は、1回あたり5〜30ミリシーベルトという。つまり、医学という名のもとでは、国の基準の30倍が普通に認められている。
さらにいえば、宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の被ばく制限値は1200ミリシーベルト/年(40歳以上男性)である。つまり、職業によっては、被ばく線量の基準が大いに緩められている。
これらの放射線に関する基準をみる限り、色んな立場の人たちが自分に都合のいい解釈でいろんな「基準」をつくっている。まるで、どこかのよくない新興宗教の教祖さまのように。僕たちはいったい何を信じればいいのだろう、という気にもなってくる。
そもそも、私たちは、ふつうに生きているだけで、みんな被ばくしている。大気や大地、宇宙、食料などにから発せられる放射線から受ける自然被ばくは世界平均で2.4ミリシーベルト/年といわれる。また、イランのラムサールのようにラドン温泉の影響で10.2ミリシーベルト/年も被ばくしている地域もあるけれど、ラムサールの人たちの発がん率があがったという報告はない。
■世界各地の大地から受ける年間自然放射線量
「あまり神経質にならないほうがいい」というのが僕のなかでの結論。
考えてもしょうがないことは意識的に頭から消してしまうほうが健康的だ。
そして、その分、明日の仕事の段取りや夕飯の献立なんかをしっかり考えたほうがよほど建設的だと思う。世のなか、そんな風に能天気に割り切れる人ばかりではないだろうけれど。
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