走るおっさんライダーの走ったり走らなかったりブログ

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『神』の存在証明について

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『神』の存在証明について 1
http://blogs.yahoo.co.jp/partone1994/8746112.html
『神』の存在証明について 2
http://blogs.yahoo.co.jp/partone1994/8746266.html
『神』の存在証明について 3
http://blogs.yahoo.co.jp/partone1994/8746420.html
『神』の存在証明について 3
http://blogs.yahoo.co.jp/partone1994/8746540.html
 
“走るおっさんライダー”から見ると、『変な人の書いた世の中のしくみ』に書かれている内容は、個人的には、『神』の名を借りて、ネットワークビジネスの極意を、美化し自己正当化したものだと思う。
表面的な言葉の心地よさからの判断ではなく、一旦ネットワークビジネスのシステムをイメージしながら読んでみると良い。
 
特に
  1 相手の得になることをする。
  2 上に行くほど楽になる。
  3 報われなくても文句を言ってはいけない。全ては自己責任。
と言った言葉に、その要素を読み取る事ができる。
 
ネットワークビジネスは、
  1 商品の販売員(会員)になれば利益がある。(と言うビジネスモデル)
  2 上位の者は、自分が販売しなくても勝手に利益になる。
  3 下位のメンバーが、自分の下に新規メンバーを付けられなくても、それはそのメンバーの責任。
といった具合だ。消費者を販売員にすることで、他商品に移行するのを防げる。
 
販売のトップ(上位)の者が、大きな利益を得られるという事は、商品価格に対して利益率が高いからだ。
高い商品でも、消費者自身が販売員になることができ、そうする事で自分が消費のために負担する分を、軽減できると期待させることができる。
更に、販売システムに加わることで、取り扱う商品を“ひいき目”で見ることになる。

さて、氏は『神の意思』としながら、自説に権威を与える手法を用いている。
   1 「『神の意思』は、こんなことかな?」と思って、それを実践する。
   2 物事がうまくいく。
   3 すると「なるほど、これが『神の意思』なんだな。」と言う具合になる。
   4 「やっぱり『神』は存在するんだな。」と言う結論になる。
   ※ うまくいかなかった時は「これは『神の意思』とは違うことだったんだな。」となる。
しかしこれでは、『神の意思』が存在することの証明にはならない。
良くも悪くも、『神』の存在を前提としており、存否の確認をするための理論にはなっていないからだ。
新宗教・新新宗教で、自教団の教義の正当性を主張する時に、同様の手法が見られる。
なぜなら、『神』が現われて「こうしなさい。」と言って実践し、試したわけではない。
あくまでも、自分の推測に基づいて実践し、その結果を『神の意思』に勝手に関連付けているに過ぎない。
 
『神の意思』の部分を、例えば『ネットワークビジネスの成功術』とか『処世術』などに入れ替えても成り立つ。
ただ、『神の意思』にすると、高い(計り知れない)権威を感じる人が多いと思われる。
つまり、これらは単に、氏の『ビジネスノウハウ』であって、『神の意思』などとは関連しない事だ。
 
ネットワークビジネス自体は、全てが違法な訳ではない。
氏は、自社のネットワークビジネスを、まるで『神』の“お墨付き”でも与えられているかのように語る。
論の中に、『神』の他にも天国や地獄、見えない世界やじょうれい、奇跡などの言葉も入る。
このことが、霊感商法のニュアンスを感じるのである。
しかし結局、末端のメンバーは、上位の者が得る利益の分、重い負担をしているのだ。

“走るおっさんライダー”は、合法なネットワークビジネスで、適正な価格の商品の販売なら、
個人的にいくら嫌いだと思っていても、それと承知の上でやることに、文句は言えないと思っている。
ただ、それを宗教的な、スピリチュアルな面を前面に出して、アピールしている点を指摘しているのだ。
 
氏の書籍は多くの人に読まれているようだ。
その中で、全国各地に“呼ばれて”、無料で講演をしていると言うが、自社の商品の販売や、販売員のモチベーションアップのための講演なら、無料で行っても一つも偉い事では無い。
 
しかし、書籍に書かれていることや、講演などの表面的な部分でしか氏を見ない人は、氏の主張が尊く、氏の会社の商品にも高い価値を感じるだろう。
そうして、自社や自社の商品のイメージアップを行っているのだろう。
 
だが、忘れてはならない。彼が納税額日本一である事は、商品にそれだけの利益が乗せられているからであって、『神』の存在は証明されていないと言うことを・・・。
『神』の存在証明について 1
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『神』の存在証明について 2
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そもそも、前提として『神』が「“物(金銭)”は、“幸せ”の条件ではない。」と言っている(と主張している)にもかかわらず、「長者番付に乗り続けた事が、自分の言う『神』の存在証明である。」と主張するのは矛盾している。
もう一つ、
「『神』は、豊かになる事を否定していない。」と言っている(と主張している)としても、
「豊かである事が、『神』の存在証明である。」と言う事も成り立たない理屈である。

さて、『神』が一体どういうものであるのか?存在を主張する人によって、その定義はまちまちで定まらない。
定まらない定義の『神』が、存在するとか、しないとかについては、そもそも決定的な議論にはなりえないだろう。
これは、「『神』が人間(世界)を創造した。」と言うより「人間が『神』を創る。」と言った方が筋が通る。
 
宇宙の始まりについては、インフレーション理論が提唱されていて、これは単純に言うと“無から有が生じた”と言う事だが、『神』の存在を主張する者の中には、
「そこに『神』の意思が働いたからこそ、宇宙が誕生したのだ。そうでなければ無から有は生じない。」と言う者がいるようだ。
こう言った主張をする人は、次の問いの答えが出せるのだろうか?
「ではその『神』はどのように生じたのか?」
 
「それは人智を超えた問いだ。人間のレベルでは、それを理解する事はできない。」と言うだろうか・・・。
このように『神』の存在は、一方で思考停止を生じさせる。思考停止からは、進歩や発展は生まれないのではないだろうか?
それとも、病気になった時に、今でも祈祷をすれば治せると言うのだろうか?
思考停止せずに「病が悪霊の仕業である。」とは信じない人が、医療を発展させたのだろう。
 
『神』の存在を主張しながら、その意思としてネットワークビジネスを勧める、霊感商法とマルチ商法のあわせ技のメリットは、不都合な部分を誤魔化し、或いは正当化させ、思考停止にさせた上で、罪悪感を起こしにくくさせる。
しかし、ネットワークビジネスは、ピラミッド構造のほんの一握りの頂上付近を、巨大な末端会員が支えているのである。

一度形成されたピラミッド構造の末端会員は、頂上を目指して参加しても、ほとんどその構造を変えることはできない。
さらに大きな末端会員を形成する事でしか、その努力は報われず、その行為は、さらに多くの報われない末端会員を生むのだ。

果たしてそれは、本当に『神の意思』なのだろうか・・・?
 
まずはその“商品”に、期待する効果があるか?無いか?だけでなく、適正価格であるかを充分吟味するところから確認して欲しい。
不当に付加された利益は、末端会員がその下の会員から得られる以上に、発売元や上級会員に吸い上げられる仕組みなのだ。
『神』の存在証明について 1
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『神』の存在証明について 2
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前述した前者の著者は、
「『神』が存在する事の証明の為に、『神』が自分を長者番付の10年連続1位にした。」と書いている。
この著者は、株取引、相続などによらず、事業収入だけで納税額が1位になったそうだ。つまり所得が高額と言う事。

会社から日本一高額の報酬を取っていた。・・・では、その企業の収益はどのようにしてもたらされたものか?
自社商品の販売においてであろう。つまり消費者が商品の対価として払った。
これは「商品が良くて、たくさん売れただけ。」と言う単純な話しではない。
企業なら、そこに従業員がいるし、商品の製造には原材料の仕入れ業者もいる。
もっと高い売上をあげている企業が他にもあるにもかかわらず、それらの企業の代表者は、長者番付に上がるような所得は得ていないのだ。
企業が『利益』を上げるためには、単純化すると高い売上額、低い原価率(高い利益率)、低い経費(人件費や福利厚生等を含む)となる。
そして最終的に高額の役員(代表者)報酬を得るには、他の企業に比べ、報酬の比率が売上げに対して高いと言う事になろう。
言い換えると、「安い原材料費と人件費の製品を、消費者に高く売って、その多くを役員(代表者)の報酬に充てる。」と言う事。
 
もちろんこれは他企業との、比率の“比較”であって、必ずしも「仕入れ業者が安く買い叩かれている。」とか、
「従業員が安い賃金でこき使われている。」と単純に言う事にはならないが、そうではないのに、利益率が高いなら、「消費者は(比較的に)割高の金額で商品を買っている。」と言う事にはなるだろう。
しかも、高い企業収益が上がっているにもかかわらず、仕入先や従業員、商品価格への還元より、役員報酬にまわしているだけの話しだ。
 
“走るおっさんライダー”は、このことも批判の対象だとは思っていない。
もし仕入先も従業員も消費者も、一般水準の適正価格の範囲内であり、誰も文句を言わないなら、優れた経営力によるものだと思う。
ただ、これはあくまでもビジネスの話しであって、『神』の存在証明にはならない。
逆に『神』の存在を主張する事で、誰からも文句を言わせないようにしているとしたら、とんだ食わせ者であると言う疑いが出てくる。
これは構造的には、霊感商法に似ている。
それに、自分や、自社製品を取り扱う者が高い報酬が得られるようにして賛同者にしつつ、そう言ったいわゆる“幹部”を目標にさせる形で、末端に自社製品を再販売したり、販売させたりする手口は、ネットワークビジネスに似ている。
 
 
著者は言っている。「上に行くほど楽になる。」
まさに、ネットワークビジネス(マルチ商法)では上位であれば上位であるほど、下位の会員が働く事で、何もせずに収入が得られる構造になっている。
やはり、『神』の名を借りて、自己正当化をしているのではないだろうか・・・。
 
 
では、ネットワークビジネス(マルチ商法)の問題点とは何か?
この手のビジネスモデルに”走るおっさんライダー”が注意喚起する理由は、『末端に行くほど負担が大きい』と言う点だ。
そのあたりを本質的に見極めなければならないのでは無いだろうか?
これは『不当な格差』を生むだろう。
「『神』を持ち出すことで、上位の者の高い報酬(利益率)を正当化し、さらにその高い報酬を目標とさせ、実は末端にその負担を科す。」
となると、霊感商法とマルチ商法のあわせ技だ。
 
“走るおっさんライダー”は、『格差』自体は問題視しない。適正な努力や能力の差は、報酬の差になって当然だと思う。
適正な努力や能力の差とは、社会に対する貢献度の差である。社会から対価を得る以上、それが評価対象になるのは自明だ。
 
“走るおっさんライダー”は『機会不均衡』を問題だと思う。努力や能力=社会への貢献度が、正当に評価されないと言う事。
つまり『機会不均衡』が『不当な格差』となり、社会にとってマイナスになり得ると思うからだ。
「高い税金を納めることで、社会に貢献している。」と見る向きもあるかも知れない。
しかし、“正当な納税”と“正しいビジネスモデル”に関連は無い。
納税の原資が、末端に大きな負担をかけることで生み出されたものなら、“正しいビジネスモデル”とは呼べないのではないだろうか。

しかも、末端に大きな負担をさせるビジネスを、『神』が奨励するのだろうか?
 
(つづく)
『神』の存在証明について 1
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「まず自分が“幸せ”を感じ、“幸せ”になってから、さらに“余裕”が出来たら誰かを助ければ良い。」と言うのも、この手の書籍などには共通している。
何の“余裕”なのだろう・・・?その“余裕”とは“物(金銭)”的“余裕”を言っているのでは無いだろうか?
“物(金銭)”が無くても“幸せ”を感じられるなら、“物(金銭)”が無くても“余裕”はあると言えるはずだ。
ならば「まず」ではなく、直ちに誰かを助ければ良い。しかし、そうは言わないのだ。

「助けたくても“物(金銭)”の余裕が無いから・・・。」と言うならそれでも良い。
最初から素直に「“物(金銭)”的な豊かさが無ければ“幸せ”ではありません。」と言えばいいのだ。
 
“走るおっさんライダー”は、そもそも
他人を助けるのに、自分の現状を条件に加える必要など無いと思っている。
例えば、自分に悩みがある時でも、他人の悩みを解決する手助けが出来るかもしれない。
自分が金銭的に苦しくても、友人にチャンスを与えることも出来るだろう。
「そんなのは長続きしない。」と言うかもしれない・・・。
しかし、長続きしなければならない理由があるだろうか?
できる時に、できる事をすればいいだけだ。
 
もう一つ、“物(金銭)”を別のものに置き換えて例を出そう。
「あなたに恋人がいなければ、まずあなたが恋人を作り、それが出来てから、恋人がいない友人がいたら誰かを紹介しなさい。」
「自分に恋人が出来ないうちは、人の世話を考えなくて良い。」となるのではないか?
自分とは合わないが、友人にはぴったりだと思う人と出会ってもだ。なんとも身勝手な事だと感じてしまう。
恋人が出来ずに落ち込んでいる友人とは縁を切り、大勢の異性(恋人候補)が周りにいる人と友人になりなさい。」と言う訳だ。
確かにそうすれば、恋人が出来る確率は上がるだろう。
しかしだからこそ、利己的で弱者切捨ての論理だと言うのだ。
いや、それを批判しているのではない。そこまでして利己的に、自分の事しか考えないなら勝手にそうすればいい。
ただ、それと『神』の存在や『宇宙の法則』だと言うのは、どこにも関連性が無いし、
まるで『神』の意思や『宇宙の法則』の伝道者のような風で、自分の強い欲求を、自分以外のもの(神など)に転嫁して誤魔化しているだけでは無いだろうか?
しかも、こういったまやかしに、簡単に乗せられている人が多い事も、嘆かわしいと感じる。
 
これをビジネスに置き換えると、
1 自分が取り扱う“商品”のビジネスを、喜びと感じる事。
2 その“商品”を販売して、利益を得る事。喜びを持ってセールスすれば、そこに説得力が生まれる。
3 利益を得られるようになったら、別の誰かを誘って同じようにその“商品”の販売させ、利益が得られるようにする事。
4 このように行われたビジネスで、もし自分が利益を上げるまで行かなくても、不平・不満を言ってはいけない。
 
一般的な代理店制度のビジネスなら問題ないが、この“商品”が『再販売』の形式をとるなら、ネットワークビジネス又はマルチ商法と呼ばれる形態であろう。
そしてこの形態のビジネスは、注意が必要なのだ。
 
(つづく)
先日紹介した本、
『変な人の書いた世の中のしくみ』斉藤一人著 を読みながら気づいていたのだが、内容的にほぼ同じ事が書かれている本を、以前に読んだ事があった。
『宇宙につながると夢はかなう』浅見帆帆子著 2009年4月22日発行 である。
前者は『神(の意思?)』を持ち出していたが、後者は『宇宙の法則』と言っている。
 イメージ 1 イメージ 2
あらかじめ断っておくが、これは個人的意見、感想である。
 
この両者に限らず、似たような内容を書いている本が溢れているようだ。
○普通の日常に幸せを感じましょう
○幸せだと思うことで、さらに幸せを呼ぶ
○まず自分が幸せになれば、周りも幸せになる
○ツイている人の周りに、ツキが寄ってくる
○全ては運命に導かれている
○見えない世界が存在する
○“物(金銭)”による幸せより、“心”の幸せが大切
などなど・・・
そしてそれらは『神の意思』とか『宇宙の法則』だと言う。
 
残念ながら、どれ一つとってもそれが『神』や『宇宙の法則』の証明になっていないと思う。
「実際に起こっていることは、科学では説明できないが、『神(或いは宇宙の法則)』から考えると説明が付く。」
と言うように考えているようだ。
本人が本当にそう思っているのか、単に対外的にそう主張しているだけかは解らないが・・・。
いずれにしても、「このように考えて生活している私は“豊か”である。」と言う場合が多いように思う。
 
変に思わないだろうか?まず第一に・・・
「“物(金銭)”によって幸せは得られない。」と言いながら、結果的に自分が“物(金銭)”的に豊かである事を、その主張(『神』の存在)の妥当性の証明のように扱っている。これは矛盾だ。
そして、こういった主張の本を読んで、同意する者もまた、結果的(潜在的)に“物(金銭)”の豊かさを求めていると思われる。
 
それから、こう言った論理は、利己的で弱者切捨ての論理だと思う。言い換えると、
「どうしようもなく落ち込んでいる人を視界から排除し、元気で幸福(豊か)な人と親しくなれば、おこぼれに預かれますよ。」
・・・と言う事にもなる。
「落ち込んでいる人は、考え方を変えて前向きになれば、おのずと幸運が寄って来る。」と反論されそうだ。
しかしこれは空論だ。
「戦争を無くすには、全ての人が全ての武器を捨てる事。今までの不満や恨みを全て忘れる事。」ぐらいのレベルだ。
この理屈が間違っているかどうかではない。そうするための具体策が無いのだ。これだけでは現実性が無い事に気づかなければならない。
このような主張を振りかざしても、全人類が「それはそうだ。じゃあ武器を捨てよう。不満や恨みを忘れよう。」とはならない。
 
しかも、強者・幸運の持ち主だけが集まれば、そしてその中に入れれば、確かにその人はおこぼれに預かれるだろうが、世界には、そうしたくてもそうできない、ぎりぎりの環境に置かれている人が大勢いる。
食うや食わずの難民や、ストリートチルドレンたちに、
「今を幸せだと思えば幸運が舞い込みますよ。」
「“物”があっても“幸せ”ではありませんよ。」と言うのだろうか・・・?

それが『神の意思』なのだろうか・・・?
 
(つづく)

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