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【撮る人も撮られる人も幸せに】
友人たち数人と大学構内で待ち合わせて写真を撮り、少しカメラ談義をし、暗く映ってしまう時にはどこをどうすればよいのかなどを話し、まだ黄色く色づいたままのイチョウを撮したあと、友人のお母さまが入居している施設に行って昼食をいただきました。 レストランとは違う、個室タイプのキッチン付きの面談室があり、そこで6人で食事をしたのです。 入居している方は93歳のお母さま。 私はお会いするのが初めてでした。 「この人は、私達が通っている教会の牧師さんで、今日は私達にカメラの使い方を教えてくれださった関根先生。お母さんのことも撮影してくれるんですって。よかったわねぇ」 「あら、そうですか。こんな顔で、しわだらけで、お化粧もしていないし・・・」 「はじめまして。関根です。ところで、お母さまは今年何歳ですか?」 「あら、わたしは何歳でしょう。何歳だっけ? 忘れてしまいました。あはは。」 「今年93歳よ。さぁ、食事にしましょう」 お母さまはすぐに打ち解けて、明るく話しに加わりました。 人数がちょっと多いので、外向けの顔をしていたのかもしれませんが、明るく会話を継続していました。 食事が終わり、お茶を飲みながらお母さまを除いてみんなカメラを持っていたので、それぞれにお互いを撮ったり、 笑ったりしていましたが、アメリカから帰国中のお孫さんだけがカメラを持たず、ずっとお母さまの相手をしっかり務めて くれていたので、和やかさが壊れることはありませんでした。 私は、あれこれ撮らせていただきました。 でも、同時に、私も撮ってもらいました。というより、私が気づいていない間にしっかり撮られていました。 時間が過ぎ、次の予定もあったので、挨拶をしてお別れしました。 いつになく、饒舌で楽しい時間を過ごしたお母さまが、疲れ過ぎなければよいけれど、と思いましたが、本当に 喜んでくださったことをありがたく思いました。 そして、その夜、写真が送られてきました。わたしも送りました。 写真を見せてもらったとき、ひとりひとりの芸術的な感覚が素晴らしいなぁと思いました。 同じものを撮っていても、どこか視点がちょっと違います。でも、それが面白いのです。 また、私は自分が撮られている写真を見て、そのタイミングの見事さに感動しました。 人の笑顔はすぐに変わりますから、その瞬間を捕らえなければなりません。動きもありますから 手ブレしないように注意も必要です。 感動的な写真がたくさんありました。 「カメラは撮る人も、撮られる人も幸せにする道具なのかもしれない」と思ったのです。 数日後、川口の保育園のクリスマス会で私は緞帳の前でお話をさせていただきましたが それを聞いていた保護者の方が写真を撮って送ってくださいました。 これもまた、素敵な写真でした。 撮られた写真、うれしいクリスマスプレゼントでした。 撮った写真が相手にとって幸せを感じてもらえるショットだったらいいなぁと思いました。 撮りながら「いてくれてありがとう」をつぶやくと、案外素敵な写真が撮れますよ。 私が撮られた写真はこちら。 素敵ですよ。私がというより、撮影者の感性とタイミングが。 https://blogs.yahoo.co.jp/pastor_kazsek/56372166.html |
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