物臭牧師日記

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聖書の教え

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人間の犯した罪(1)

 聖書は、人間が創造主の意図に背いた者であると教えています。おそらくこのことに反論できる人は、いないのではないでしょうか。確かに、私たち人間の歴史は、創造主の意図に沿った従順の道とは言えなかったからです。
生まれながらの人は、創造主と共に生活するよりも、自己中心の生活を好んで選択するのです。そこでは、神が人間をどれほど愛してくださっていようとも、その愛に応じるよりも、与えられた特権をいいことにして、乱用する欲望中心の生き方であり、被造物のよき管理者では飽き足らず、所有者の座に就こうとする罪人の本性が認められるからです。
ある人たちは、そんな人間の中から出てくる愛憎こそ「人間らしさ」と評しますが、それは失われた世界しか知らない痛ましい人間観でしかありません。創造主である神が、人間い賦与された真の人間性を知れば、今は傷つき損なわれてしまった尊厳の回復に努めてこそ、そこに「人間らしい」生活があるのです。神が、そのために救い主として、御子イエス・キリストを世に下さったことを感謝しようではありませんか。
 ところで、人間の犯した罪とはどのようなものだったのかを、聖書を通じて順を追って学んでみましょう。
 最初に、もの言う蛇が登場して、エバに話しかけることは、誰もがご存じのとおりです。神に仕える御使いたちの中の「明けの明星」(イザヤ14:12)と呼ばれる天使は、蛇の姿を装って語りかけたと言われています。
 彼の動機は、「神の星々のはるか上に私の王座を上げ、いと高き方、神のようになろう。」(イザヤ14:13〜14)ということでした。彼もまた所有者になろうと言う野心を以てしまったのです。彼が蛇の姿を装ったのは、多分、アダムの支配下にあった動物の姿を装うことにより、自分の野心を覆い隠すことと、アダムとエバに油断を与えることを狙ったからでしょう。
 創世記の記者は、最初の人間であったアダムとエバとの間に結婚の原型があると言っています。すなわち「それゆえ、男はその父と母を離れ、妻と結び合い、ふたりはいったいとなるのである。」(創世記2:24)
 私たちの周囲では。近年急速に結婚についての伝統的考え方が崩れつつあります。それでも結婚に対する「家、家系、氏」と言った存在は、今でも決して小さな問題ではないようです。結婚によって家を継ぎ、名を継ぐ、そのために男子の出生は女子のそれ以上に家族の喜びとされました。時には、子を産まぬ女性は、それだけの理由で離婚されたことも珍しくありません。
 しかし、こうした昔の習慣に代わって、西洋流の個人主義が若者に受容されると共に、様相は一変し、同棲的結婚が支持されるようになりました。
 昔の女性のように、泣く泣く家につながれるようなこともなくなった反面、結婚に対する認識のないままに安易に結婚と離婚を繰りかえるような社会が出現しています。
 結婚は、創造主である神が人にお与えになられた特権であります。それは初めから人間の手の中にあった当然の権利ではありません。人にそれを賦与された神のみ心に従って、感謝と畏れをもってなされるべきものです。むろん、結婚は家と家との結びつきで以上に、独立した男女の結びつきとしてなされるべきものです。
 二人はそのことによって、自から結婚に対して創造主に感謝をとともに、重い責任を持つと言うことを忘れてはなりません。
 聖書は、同棲的結婚を支持していないことも事実です。「ふたりは一体となる」という表現は、「ひとつの塊」という意味であり、不可分のものを指しているのです。
 すなわち、「私とあなた」と言う一人称と二人称とで呼び合う関係よりも、さらに近い関係を指しているのです。アダムが「私の骨からの骨、肉からの肉」と言った通り、夫と妻は互いに「わたし」の一部分となることを指しているのです。
 
「地を治める」ということは、今の世界では実に大変な重労働といえるでしょう。
昔から人間の歴史は自然との闘いであったと言われるほどのですから。
しかし、アダムとエバにとって、エデンの園における任務は祝福に満ちたものであったに違いありません。
何故なら、「それは非常によかった。」(創世記1:31)、神の目にかなったものであり、神の祝福と聖別を受けたものであったからです。
野の獣もいましたが、これらもアダムの支配下に置かれました。創世記2章19節、20節で、アダムが獣に名をつける記事がありますが、こうして彼は地とそこに住むあらゆるものの最高の管理者に任ぜられたのです。
しかし、アダムが管理者(メネーシャー)ではあっても、所有者(オーナー)ではないと言う一つのしるしが与えられていました。
神は園の中央に一本の木を置かれてアダムに言われました。「あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」(創世記2:16,17)
神がこのように言われても、彼一人が食べて生きていくためにこの機一本に頼らなければならないようなことは全くありませんでした(2:9)。ですから、彼もこの木についてはほとんど何の関心も持っていなかったことでしょう。彼は全く自由を享受し、園では何不足なく生活することが出来たのです。
ただ一つ、不足と言えば、彼は一人であったと言うことでした。
そこで主である創造者は、彼のためにふさわしい助け手を与えられました。
「神である主は、人から取ったあばら骨を、一人の女に造り上げ、その女を人のところに連れてこられた。すると人は言った「これぞ今や私の骨からの骨、私の肉からの肉」(創世記2:22,23)
これでアダムのすべての必要は満たされたのでした。
 
創世記2章5節
「地にはまだ一本の野の灌木もなく、まだ一本の野の草も芽を出していなかった。
それは神である主が、地に雨を降らせず、土地を耕す人もいなかったからである。」
 
 ここには現れた地だけではなく、地が生じさせるすべての植物までもが人間のために創造されたということが言われている。
 地に生じたものが、創造主によって人間にゆだねられたのです。創世記1章26節「彼らに・・・・・すべてのものを支配させよう。」
 この時、創造主は人間に他あのあらゆる被造物とは違った特権を付与されたのです。
この「支配する」ということは「治める」ことであります。
人間はその所有者ではなく管理者であるということです。
この点では先に引用した「耕す」ということばからも理解できるでしょう。
「耕す」と言う言葉は、広くは「働く、奉仕する」という意味を持っています。さらには、耕作地に水を引く、感慨や土木工事までも含みます。これが人間に与えられた特権であり、任務であったのです。
 ところで創造主は人にこのような任務をお与えになる上で、人間それ自身にも素晴らしい特権をお与えになりました。それで前章で触れてて来たように、人に霊を与えて自ら意志し、思考する存在とされたことです。
 神が人を取りエデンの園に置き、そこを耕す精巧なロボットとしてそこに置かれたのではなかったのです。委ねられた任務を遂行すること、それ自身が喜びであり、生産とそのための管理、そして収穫の喜びをもって神を賛美するように、そこに置かれたのです。
 このことは、現代でも変わらない重要な任務であり、特権だと言えます。
人間が作り出した自然破壊と環境問題は、託された任務に反する行為であることは、言うまでもありません。
 人間は、自分の便利さのために、任務を忘れ、管理者ではなくいつの間にか所有者としてふるまうようになってしまったのです。
 創造の業の完成式において創造主がなさった「祝福と聖別」は、造られた方ご自身の目的を表している。
 「祝福」と言う言葉のもとの意味は、「伸びる」であり、これは繁栄を意味している。すなわち創造主は、ご自身が創造された世界の繁栄を望み、それを約束されたのである。
それは神ご自身の喜びを満たすものであった。
単に、被造物の祝福と言うだけなら、第五日における魚と鳥の創造の時、第六日の人間の創造の時にもそれらを祝福されている。しかしこの第七日目の祝福は個々のものの繁栄とは別に全世界の繁栄を神が望んでいることを意味している。
その意味では、私たち個人の繁栄を求める思いは、全体を求める行為に譲歩しなければなんらない。
 「聖別」とは、切り離しておくことを意味する。すなわちkの世界の聖別ということは、創造主がこの世界をご自身のために、別の被造物と切り離されたと言う意味である。
 ある人たちは、200億とも2000億とも言われる銀河系宇宙と同じような宇宙があると言われる全宇宙には、この地球と同じような惑星と人間と同じような生き物とがもしかしたら存在するかもしれないと思っている。
もしもそうだとしても、私たちの住むこの世界は、創造主によって、創造主のために、すなわち創造主の栄光を現すために「聖別」されているのです。
 私たち人間は、この創造主の祝福と聖別された世界を呪いと自己中心の罪でみ満たしてしまった。ことを、決して忘れてはならない。これらのことが書かれたのは、私たちに永遠の初めから、神が私たちに対して持っておられる御心を明らかに示すためであり、それによって私たちが失ったものを回復するためであると言うことです。
 そのゆえにモーセは、この第七日を「安息日」と定めた。以来創造主を畏れる人々は、この日を「神の祝福と聖別」のために、他の6日間とは別に過ごすようになったのです。
 
 

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