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<AF-PAK War>
イラクは6年目にして漸く米軍撤退の運びとなり国内平常化も進み、来年早々には二度目の全国選挙を予定しているということです。何という事はない「米軍の駐留自体がガンだった」と証明されました。
米軍撤退を叫んできた人々、つまり世界中の国々、マジョリテイの人々には自明のことでしたね。
オバマ大統領は就任式当日より前政権からの「*テロとの戦い」を引き継いでアフガニスタン(AF) -
パキスタン(PAK) 国境辺に爆撃を開始。選挙公約の大半が既に破棄された現在「イラクから兵を撤退
させアフガニスタンへ送る」という歓迎出来ない公約だけはしっかり守っている皮相なオバマ氏に対
して、失望と怒りを覚える国民は増える一方です。
ブッシュ前政権の無策(開戦しておきながらアフガン放置イラク集中)によるタリバン勢力の拡大を許したツケは大きく、核保有国であるパキスタン国内に勢力を伸ばしたタリバンの手に核兵器の渡る可能性を作ってしまった。青ざめながら「そんなことは絶対に無い。」とペンタゴン。オバマ氏は早速公約を翻して、軍事費$97ビリオンを増兵2万1千人とともに追加しました。
さて、米軍の介入により一挙に激化したパキスタン軍のタリバン攻撃。ドローン(無人武装攻撃機)による空爆に後押しされながら、現在パキスタン軍はタリバンに占拠されたスワト渓谷最大都市ミンゴラで掃討攻撃を行っています。スワト渓谷地域住人の難民化は既に2百万人にも上る。その膨大な移動規模を見るとAF-PAK 戦争が、いかにテクノロジー(ドローン等)に頼る空爆の他にはこれといった具体的作戦(タイムテーブル等)の見られないものであることか、先行きの見えない事はイラク戦争と同じだという認識を新たにします。
ドローン空爆による民間人犠牲者への世論を憚ったペンタゴンは、パキスタン政府にドローン攻撃協力
(ターゲットの詳細を事前報告等)を約しましたが、その圧力がパキスタン軍に引火して、現在の激化した掃討攻撃(千人以上のタリバン殺害、民間人犠牲者数不明)になっているのだと思われます。
パキスタン政府は冷静になってイラクの二の舞を踏まぬよう泥沼化する前に、先ずは「米国抜きで」
対抗勢力と直接交渉した方がよいのではないでしょうか。
というのも、アフガンニスタンでもタリバンを始めとするイスラム武装勢力との交戦が続いていますが実は、反政府リーダーたちは裏で「*和平への可能性」について話し合っているのだそうです。その最大条件は「米軍撤退に向けたタイムテーブル」。しかもアフガン政府とオバマ政権両方から支持されていると。オバマ氏は表向きには「*テロリスト」の非武装化を見ないかぎりは関与しないと言明しているのですが、、さて、彼の裏技を期待したいところです。また、タリバン等「テロリスト」リーダーたちが「米軍撤退を叫ぶ米国民の声」を期待している、というのには参りました。彼らは学習しています。
最後に、米軍撤退を見ない限りはこの地域の平和はない、という事実を指摘したいと思います。
9・11直後、サウジアラビヤではなくアフガニスタンとイラクに報復攻撃した米国。
今後「実際に」中東地域の問題は彼ら同士で解決してもらう、彼らからの援助依頼がある時にだけ、
何としても援助してゆく、このように姿勢を変えない限り、米国の恐れて止まない「テロリスト」は
増えこそすれ減る事は無いと思います。
持てるだけの物を持った失意の人々の長い行列。中東地域の人々の苦難のキャラバンは続きます。
*「和平への可能性」タリバン・イスラム武装勢力リーダーとの話し合い。
"U.S. Pullout a Condition in Afghan Peace Talks" by Dexter Filkins 5/20/09 NYTimes
http://www.nytimes.com/2009/05/21/world/asia/21kabul.html?_r=1&ref=global-home
**「テロとの戦い」「テロリスト」
米国によるこの呼称は、手前勝手、一面的見方の最たるモノなので「」付けにした。
<*ドローン(無人戦闘攻撃機)の問題点>
先ず、ドローンによる空爆は即刻中止すべきだと思います。
非常に多くの民間人犠牲者がでているようです。過去三年間にリーダー格のテロリスト14人がドローン空爆によって殺害されましたが、巻き添えを食った民間人は700人にも上るといいます。テロリスト1人に対して民間人50人。適中率2%。これは許されない、無視できない事実ですね。既に加熱している米国に対する諸国民の憎悪。ドローン攻撃はこの憎悪の火の海に油を注ぐものでしかない。
ちなみに、オバマ氏は核兵器廃絶を唱えながらも、公約とは裏腹に国内での対人殺傷用銃器保持を支持しました。これはコロンバイン・スクール集団狙撃事件等の要因のひとつとなっていると思われる、共和党とNRA(全米ライフル協会)主導の銃規制緩和政策を維持してゆくということです。
*奴隷制度時代よりアングロサクソン系プロテスタントの白人(WASP)たちの銃器に対する愛着と、パラノイア的保守主義は考えものです。狭量な排他主義に基づく武力依存症。実際、NRAの前身はあの悪名高いKKKであるとした意見もありますが、自己責任、自分の身は自分で守るという常識も「程度」の問題でしょう。自己防衛の為に兵士とギャングが使用するような殺人兵器(AK-47等)が、一般家庭に置かれているような社会を文明国家だとは到底呼べません。
現在、米・メキシコ国境に於ける両国の厳重武装にも関わらず、ドラッグ・カルテル、犯罪組織絡みの殺傷事件は頻出しているということです。メキシコ人の違法入国には手厳しく対応する傍ら、メキシコ侵入には手ぬるい対応しか出来ない米国。先頃、たまりかねたメキシコ大統領の叫び、
「武器弾薬を送り込むのはもう止めてくれ!」、、メキシコに限らず、同感です。
*ドローン(無人攻撃戦闘機)の問題点
"Death From Above, Outrage Down Below" by David Kilcullen 5/16/09 NYTimes
http://www.nytimes.com/2009/05/17/opinion/17exum.html?_r=1&pagewanted=all
*奴隷制度時代よりの過剰保身については、マイケル・ムーア監督ドキュメンタリー映画
『Bowling for Columbine』中に、アニメーションでの端的な説明がある。
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ピンクさんの中東からの目線、私の米国内部からの目線、いわば極端に
立場の異なるものですが、お互いに記事を書かせる心の中にわき上がる
モノは一緒なんでしょうね、、どうぞ、これからも私の一歩ずつ詰めて
ゆくのを見ていてくださいね。どうもありがとうございました。
ps、米国は、崩壊に向ってひた走りにはしっているのだと思います。
異常な防衛費を見れば、武力に依存するしかない国だとわかります。
2009/5/26(火) 午前 2:54 [ pasturedogs ]
軍産複合体は、まだ、厳然とした精力を保っているのでしょうか?だとすると、アメリカの政治は大統領を頂点とする表の部分と、軍産複合体という裏の部分の二重構造なのですね。
・・・・また、ゆっくり考えて見ます。
2009/5/26(火) 午後 0:24
アフガニスタンの地政学的見地から、ゲバラ流のゲリラ戦法を行なう
には最適の地形ですから、米英軍の供給する武器弾薬が、
ゲリラ側の使用する武器弾薬の100%に近い供給源になっている。
オバマにしてみれば,国家権力の確定していないアフガンを対象に
鎮圧作戦が可能だと考えるのも合理的決断です。
だが,戦況思わしくなく撤退する事も侭ならず、惰性的に続行
せざるをえないことは運命のなせるわざと言う事でしょう。
只,オバマの清純な思想は、人類希求の貴重な思想ですから
国内の反抗勢力が燃え上がろうと、ジャンヌ・ダルクのように
先頭に立って突き進む姿を描き続けて欲しいものです。
科学の進歩に反比例して、人間たちの低落した品格の高揚を
求めていく努力を欠かす事はできないだろうと思います。
悪霊達の怒りが収まることを祈りながら,緑濃き牧場を散歩し、
青空を見上げて怒りを鎮めましょう。
2009/5/26(火) 午後 0:44 [ jinjin ]
cavan さま、
こちら「軍産複合体」の他に「薬産複合体」(製薬会社+医療機関+保険会社)も浮上して久しく、国民皆保険を阻み続けているといった事情もありますよ。
2009/5/26(火) 午後 1:33 [ pasturedogs ]
jinjin さま、
なんと申しましょうか、、
ジンジンさんの一途なお気持ちを羨ましく思います。
北朝鮮の核実験、米国の無策を嘆かざるを得ません。
日本はどうするつもりなのでしょう、気になります。
いつもコメントをありがとうございます。感謝。
2009/5/26(火) 午後 1:55 [ pasturedogs ]
ヘンナ話なのですが、ワタシはよくスターウォーズを思い起こします。 結末はやっぱり恥ずかしくなるほど青臭いのですけれど、要するに、ああ言う結末を待望し、希望を持ち続ける... しかないと言う事なんでしょうね。 人間の中に自然治癒力、自浄機能が備わっている事実だけが希望の拠り所かも知れませんけれど... アメリカのプラグマティズム、西洋の合理主義からすれば、『闇の力』で潰せる東洋人はやっぱり善良なエモーショナル インテリジェンスに拘るのだと思います。
因みに、北朝鮮パフォーマンスはアメリカのバック、やらせだと思っていますですぅ...
2009/5/26(火) 午後 9:09
Pink さま、
おもしろいですね、、まったく同じですよ、私もいつもスターウオーズを考えてしまいます。そして同じく青臭い(トウが立てばへいっちゃらになる^^)結末を待望しています。本当、人間社会を網羅してきた西洋式合理主義精神も来るところ迄来た、ということでしょうか。
さて、北朝鮮のことに関しては何とも言えませんね。自分で納得できる情報を得ていませんので。もし何かあったらどうぞシェアしてくださいますか、お願いします。
ps、日中が米国の二大債権者である事を考えてのシナリオを想像したことはありますが、想像の域をでません。
2009/5/27(水) 午前 4:50 [ pasturedogs ]
ありがとうございました。そうです、タイムズは挽回中です。
2009/5/29(金) 午後 0:06 [ pasturedogs ]
私はオバマに投票しましたが、彼のやり方に失望しています。騙された気がします。
民主党も共和党も変るところは無い。皆資本家に操られているからです。
オバマとて、米国の本質を変えることは出来ない。それが外交に現れている。
2009/5/31(日) 午前 3:26 [ johnkim ]
私も同じような気持ちです。ふと思ったのですが、昔オリンピックを企業に解放して以来、スポーツ界の堕落が始まりましたね、、お金は本当に恐ろしい。米国はこのまま行く所まで行くしかないのでしょうか、、コメントをありがとうございました。
2009/5/31(日) 午前 3:58 [ pasturedogs ]
ファーフェッチトなのですが、ものの見方の方向転換や、分析する上でのサンプリングするエレメントのピックアップ材料、方法の参考として、時々覗くのが、以下です。 今まで多くの事が当たっているので、興味深いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/y2001317/38900492.html
2009/5/31(日) 午後 5:18
どうもありがとうございます。このサイトは知っていましたし時々チェックさせてもらっていました。ピンクさんのおっしゃるように、申し訳ないけれども少々ファーフェッチェトだと思っています。何故ならこのサイトの管理人さんが依存なさっている「情報」元の「オルタナテイブニュース」さんこそ、以前から頻繁にチェックさせてもらっているサイトですので。そしてオルタナテイブさんは「情報の裏付け」としての情報の提示が無いのです。あるのは本の紹介とご自分の過去記事くらいです。なので、フラストレイトした訳です。確かに当たっていることも多いかもしれませんね。人脈などは、溯れば皆同じ先祖というパターン、始めにご自分の推論があって、そこから演繹させてゆく(こじつけ気味)には正直言ってウンザリしたこともあります。確かに興味深いけれども(これが本当なら私など米のフィマ管轄のどこかのプリズンで今頃拷問されてる^^;)時に、某かの言責を問いたい、と思ったこともありました。これは否定ではないのです。オルタナテイブさんの言っていることが真実であるかもしれない可能性迄は否定できませんしね。
2009/6/1(月) 午前 1:07 [ pasturedogs ]
しかしながら、裏付けのない情報からは一歩引いてみる態度は必要だと思っています。特に政治などには未だ疎く考える訓練もされてない若い人たちが、鵜呑みにしまうことは非常に危険だと思っています。そして世界観。これも私には信じられないのですが、世の指導者全員が悪者、だとするもの。確かに悪い人は多いでしょうが、現実には良い人たちもいると直に知っていますので。確かに、エレメント、サンプリングとして使う。エレメント使用にすら裏付けは必要だと思いますがこれも難しい行為ですね。経験と知識、思索の訓練に裏付けられた判断力が要求されるのではないでしょうか。私にはちょっと使いこなせません。例えばアナロジーとして、この社会は「時計の時間」で動いている。私は時計もしないし「自分の時間」で生活している。しかし社会に自分の意見を公表するときは「時計の時間」というお約束事を守る様にしている。「自分の時間」のモノとして公表する時には「事実」への敬意を最大限に払う。尤もアーテイストや思想家などはそのままさし出しますが。このようなところでしょうか。
2009/6/1(月) 午前 1:08 [ pasturedogs ]
今散歩しながら思い出したのですが、例えば大統領選について。あそこ迄世紀のコンスピラシー・セオリーを展開できる情報元があってみれば、昨年の段階でオバマ氏の当選を予想できた筈だと思ったのです。ですから注意していました。でも私の知る限りは何も言及していませんでした。候補者たちを悪者扱いしていただけだったと思います。時間が許せば後で確認してみますけれど。これも私を納得させないひとつの例です。
ps、読んでいると思わず、H.G.Wells の"The War of the World" を想像してしまいます。とても怖い世界です。
2009/6/1(月) 午前 3:27 [ pasturedogs ]
あっ、このブログそのものではなくて、オータナティブのつもりだったんですが、そう、ご指摘どおり、確かにある人達、若かったり、読み方の経験の少ない人達には、アブナイでしょうね。 オータナティブはそのへんの定評はあって、そう云う事を知っている前提で、ハンチを効かせるのにヒントになる題材の取り上げ方...程度でしょうね。 真剣にゴリゴリ信奉するようなものでも勿論ないですしね。 点と点が結ばれる様な時の、あるあちこちの点を拾う時のヒントとなることもあります。 ソースが何であれ、最終的に当たっていたり、事実と遠くなかったりする確立が低くない、その事実だけでサンプリング材料として利用するには十分なんですね、 ファーフェッチですが、当たっているものに関しては、相当に深刻に当たっていたりしますから、それはそれで利用価値ゼロではないと見ています。 汚れた者達との付き合い方や『使い方』に慣れ過ぎてしまっているのかも知れないです
2009/6/1(月) 午前 5:31
、、ピンクさん、私たち異国に住む日本の女はね「地球三界に家なし倶楽部」の住人なのよ。私は所詮河原乞食ですし野垂死には覚悟しています(犬に喰われりゃ本望よ)。あなたもきっとそうしたカンジをお持ちでしょう?つくづく思うのは、外国で出会う若い日本人女性、皆さん素晴らしいんですね。溌剌として精一杯生きている。あなたのような方々が帰国して日本に新風を巻き起こして下さったら、、と、つい自分勝手に願ったりしちゃいますよ。少なくとも日本の女として守るものは守ってゆきましょう。何が起きても、ど〜んと来い、と言うカンジで。ピンクさんはきゅっきゅっシュワッと純生な女性。いつもどうもありがとうございます。
May the force be with you.
2009/6/1(月) 午後 7:31 [ pasturedogs ]
May the force be with you.
これ、一番の励みになりますですぅ〜...^^
ワタシは日本が、日本人が怖くて帰れないですぅ〜...
ドバイでもですねぇ...お付き合いできないのです、怖くて、怖くてぇ〜 ^^
2009/6/1(月) 午後 7:47
nnn、、これは、帰るどころではありませんねえ、、
皆それぞれでしょうけれども、いちど日本で異邦人を経験すれば、
後は案外楽に合わせられるのではないかしら、、と。
後ほど。
2009/6/2(火) 午前 4:35 [ pasturedogs ]
あ、忘れる所でした。 May the force be with you. ^^
2009/6/2(火) 午前 4:36 [ pasturedogs ]
よくわかっています。ありがとうございました。
2009/6/8(月) 午後 2:11 [ pasturedogs ]