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18年前に初めて海外旅行に出掛けた。ツァーの一行の中に、つえをついた女性がいた
トイレや信号待ち、なにかにつけて彼女が遅れるたびに待つ。全員が信号を渡りきった
頃彼女は信号に辿りつくが点滅で足止めされてしまい、次の信号で渡ってくる彼女を待つ。
そのうちにうんざりした表情をあらわす人がいたり「えーっ」と声を上げる人も出てきた。
今、私は杖を持っている。数年前から股関節が悪くてつえをついていたが、今春・・
手術を受けて、しっかり歩けるようになった。でも外出の際は人とぶっかって転ぶと
人口関節外れるおそれもあるので、人混みを歩くときはなるべく杖を使うよう勧めっれて
いる。すっかり年をとり、残り少ない人生と思うと、つえをついてでも今のうちに行きたい
所へ行っておきたい、と言う気持ちが強くなった。最近よくあの時の彼女を思い出す。
優しく支えてあげればよかった。「何も出来ずにごめんなさい」と心でわびている。
当時、私もまだ若く元気だった。人は自分がその人の立場になって、やっとわかることが
多い。でもその時はもう遅いのだ。頭も体も元気で人に迷惑をかけず生きることの
難しさを、つくづく思い知らされている。私は今少し不自由になったけれど、夫の協力を
得ながら生活している。料理も趣味も以前と変らず楽しめることに感謝している。
久しぶりに旅行に行きたいと夢を膨らませている。。
「患者の気持ち>コラムより」
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