報恩報徳、あとから来る者のために

還暦自虐史観世代を日本から叩き出せ!

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http://www.chichi.co.jp/monthly/images/201103pick4.jpg明治から大正にかけて疲弊した貧村を次々に復興させ「聖農」と言われた石川理紀之助。その苦難多き人生と実践の中から生まれた訓言は、現代人が人生をひらく上で示唆に富んでいる。理紀之助の人生、哲学を五代目子孫の石川紀行氏に語っていただいた。








私の先祖にあたる石川理紀之助は、村の経済が繁栄する指針を「経済のこと葉」として書き留めています。

・寝て居て人をおこすこと勿れ
・遠国のことを学ぶには先ず自国のことを知れ
・資金のみ力にして起こす産は破れ易し
・金満家の息子はおほく農家の義務をしらず
・経済は唯沢山に金銭を持つことにあらず
・勧業の良結果はおほく速成を要せざるにあり
・農家にして蓄財を望まば耕地に貸付けて利を取れ
・樹木は祖先より借りて子孫に返すものとしれ
・人力のみにて成就するものは永久の産にあらず
・子孫の繁栄を思はゞ草木を培養することを以て悟れ
・国の経済を考えて家の経済を行え
・豊年にも大凶作があり気をつけて見よ
・金銭はみだりに集むること易くしてよく使う事は難し
・僥倖(ぎょうこう)の利益は永久のたからにあらず


噛みしめるほどに時代を超えた普遍性があり、いまだけでなく未来をも見据えて改革に臨んだ理紀之助の生き方が甦ってきます。苦難の中で掴んだこれらの教えは、まさに人生や社会の運命をひらくための大切な道標であるといってよいかもしれません。

山田村の復興に当たっていた頃の興味深い逸話があります。

ある大雪の日、理紀之助はいつものように午前三時に板木を打ち鳴らしていました。(※理紀之助は毎日、朝一番に起床し、板木をカーンカーンと打ち鳴らして村民を起こしていた)

それを見た妻のスワ子が問い掛けます。

「こういう日に板木を打っても誰にも聞こえないし、  起きて作業をする人はいませんよ」


理紀之助は言います。

「私は村人のためだけに板木を打つのではない。
ここから五百里離れた人、
五百年後に生まれる人にも
聞こえるように打っているのだ」

よ(世)にまだ 生れぬ人の  耳にまで
ひびくはこれの かけ板の音

私もまたそういう理紀之助に学び、 地域農業の未来のために 力を尽くしていきたいと思っています。

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