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グランゼルのミニプラモ
バンダイ模型が1976年度に発売したミニプラモで、これまで存在を認識していなかった宇宙鉄人キョーダインのグランゼルが確認されました。
形態は袋入りで価格は50円と思われます。
同時期のガイキングやコン・バトラーVと同様、パーツを4〜5色のプラで生産してそのうち2色を組み合わせて梱包されていたようです。
台紙は厚紙製で裏面が組み立て図になっています。
組み立て説明図。各部のタイヤがパーツを固定するストッパーの役割を兼ねています。
パーツ詳細。1975年度までは本体パーツは一体化されていましたが、76年度からは頭部とブーツ部が分割されています。
出来は良好。ややずんぐりしたグランゼルのスタイルがよく再現されています。
肩がハの字に分割されているのが効果を上げています。
横から見るとひざ関節部が不自然で脚のシルエットがいまひとつです。 各部のタイヤのためミニプラモとしてはパーツ数が多めです。
首・肩・ひざが回転可動します。
ジョイントパズルのスカイゼルよりかなり大きく、並べられないのは残念。プロポーションの解釈はかなり異なっています。
2人の主役のうちグランゼルが確認された以上、スカイゼルもまず間違いなくミニプラモ化されていると思われます。
宇宙鉄人キョーダインはストロンガーで終了した仮面ライダーシリーズの後継作として放送された作品で、当時としてはかなりメジャーな存在でした。
そんな作品のミニプラモがこれまで未確認だったのは意外ですが、バンダイ模型の1976〜77年のミニプラモは生産数が多くなかったのか忍者キャプター以外はあまり出てこない状況のようです。
グランゼルの発見で、これまで未確認のダンガードAやボルテスVのミニプラモについても存在の可能性が否定出来なくなりました。今後も新発見が続くのでしょうか?
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バンダイ模型のミニプラモ
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1970年代に発売された低価格のキャラクタープラモデル
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謎のサブマシン
画像のサブマシン、一見するとバンダイ模型のゼンマイプラモに見えるのですが……
実際は箱絵を流用したミニプラモです。
しかし箱をよく見ると、番組ロゴが断ち切れていたり妙に余白が大きいなど、なにかおかしな印象を受けます。
しかもバンダイの社名表記がどこにもありません。どうやら無版権商品のようです。
中身はランナー2枚で構成されたサブマシンのミニプラモです。
このパーツはバンダイ模型が1977年に発売したミニプラモ4点セット(参照)に含まれたサブマシンと同じです。
こちらがバンダイ製のオリジナルパーツ。単品売りは確認されていません。
両者を比較すると、版権表示の有無やパーツナンバーの数字の書体が異なります。
無版権品は正規パーツを型取りして制作されているようです。
箱の側面はすべて正規品のコピーでまかなわれています。「ゼンマイで走ります」などの表記もそのままです。
箱裏の組み立て図は4点セットのコピー。デザインもそのままのため不自然に余白が大きく、組み立ての手順を示す「3」は意味不明になっています。
1970年代後半にはキャラクター分野のコピー商品はほぼ淘汰され、むしろ「○○っぽい」というのを売りにしたモドキ商品の方が主流でした。
しかも77年は熱狂的なスーパーカーブームの年で、キャラクタープラモは大きく売り上げを落としています。
同年の大鉄人17やダンガードAのプラモデルは主役ロボット以外は大量に売れ残り、現在でもデッドストックを目にします。
そんな状況下、なぜわざわざサブマシンのコピーを作ったりしたのか理解に苦しみます。
せっかく金型を起こすなら、危険を冒してサブマシンをコピーするよりランボルギーニカウンタックやポルシェ930ターボを作った方がはるかに売れたはずなのに。
また、コピーされたのはサブマシンだけだったのかも不明です。仮にゼンマイプラモの発売されていないシグコンタンクがコピーされていたとしたら、その箱絵はどうなっていたのか?
この時代には珍しいコピー商品で、謎は尽きません。
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1970年代に発売されたキャラクターもの低価格プラモデルで、文字情報のみ記載した物の現物画像を補足します。 カリメロ 1974年度 過去記事ではメーカー不明としましたが、バンダイキャラクタープラモ年代記(学研・2007)の製品リストに記載がありました。 現物のランナー形状や組み立て図の書式から、バンダイ模型製で間違いないようです。 なお、画像ではカリメロが黄、プリシラが青の成型ですが反転バージョンも存在すると思われます。 以下は画像のみ補足分。 マッハバロン 1974年度 コンドールマン 1975年度 アクマイザー3 1975年度
赤と青が反転したものも存在すると思われます。 |
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1970年代に発売されたキャラクターもの低価格プラモデルで、過去に取り上げなかった新発見の物を補足します。 ミラーマン 1971年度 本体サイズは12cmほどで日東のミニプラモよりかなり大きいです。シール(組み立て図ではレッテルと表記)が付属。 こうした表記は無版権の駄玩具によく見られますが、本品は版権取得の正規品です。 造形やパーツ精度はプラモデルというより駄玩具という印象。 コンドールマン 1975年度 台座はマッハコンドル型で破裏拳ポリマーなどと同じパーツ構成。ビニール製のマントが目を引きます。 ゴワッパー5ゴーダム 1976年度 永大のプラモとは別型で、背中のギアで腕を動かすギミックです。 1ダースをまとめた台紙は未確認ですが、商品構成が鋼鉄ジーグやガ・キーンと酷似しているのでオンダ製と判断しています。 |
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1970年代に発売されたバンダイ模型の低価格プラモデル。 本項では他社も含めたいくつかの補足情報をまとめておきます。 1974年度分 グレートマジンガー 台車はゲッター1のもので代用しています。 ブルマァク 白いパーツは軟質で、ベルトを巻きつけることでパーツを固定します。パンチは右のみ発射可能でギミック部は組み済みです。 カリメロ(メーカー不明) 袋入り50円タイプで黄と青の2色成形、2体セット。 組み立て図と紙タグには「カリメロとプリシラ」と表記されています。 カリメロの玩具はブルマァクとポピーが発売していたようですが、ミニプラモについては不明。 情報をお知らせいただけると幸いです。 追記:バンダイ模型製と判明しました。詳細はこちら。 1975年度分 ゲッターロボG 頭部の造型がいまひとつでしょうか。 タカトク 台紙に組み立て図が印刷されており、購入時に切り取る仕様になっています。 以上で、1970年代のキャラクターものミニプラモの概要についておおむね取り上げられたと思います。 (再版品やメーカーオリジナルものは基本的に除外しています) 低価格のミニプラモに限って取り上げても、1974年から76年ころにはキャラクタープラモに質的な変化が起こっていたことが感じられます。 そうした情勢はジョイントモデルの誕生とも無関係でないと思われます。 内容に想像や推論が多くなりそうなので、それを担保する画像の準備に時間がかかると思われます。 |






