ジョイント・モデル

1970年代を中心に男児向けキャラクター玩具を取り上げます。 INDEXからご覧下さい。

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1970年代に発行されたキャラクターものの書籍・雑誌
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前回取り上げたテレビマガジンカラーブックの6冊目、「仮面ライダー対ショッカー」。


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本書の狼男とライダー2号の決戦は特写で構成されています。
本編ではゾル大佐は金色の狼男に変身しますが、ここでは実験用の青い狼男がゾル大佐の変身体として扱われています。


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この一連の特写はたのしい幼稚園1972年1月号掲載の「しゃしんものがたり」が初出です。
画像は仮面ライダー復刻大全集(講談社2013)での再録より。
当時リアルタイムで触れて、強く印象に残った記事です。

最終3コマはいかにもこの記事のための特写という雰囲気が濃厚なため、この一連すべてがこの企画のためにセッティング・撮影されたものだと思っていたのですが…


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講談社オフィシャルファイルマガジン仮面ライダー特別版ショッカーVol.1(2005)によれば、狼男対2号の決戦は当初青い狼男で撮影されたものの試写段階で問題となり、急遽撮影スーツを改造して金色狼男にして再撮影されたそうです。


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たしかに「しゃしんものがたり」には、一文字隼人が青色狼男と対峙している写真があります。

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こちらはヒーローグラフィックライブラリー2仮面ライダー(講談社1995)より。
本編ではゾル大佐と一文字が対峙した状態から、まずゾル大佐が狼男に変身、続いてライダーになります。
これらの写真は再撮影によってカットされたNG部分の本編特写と考えられます。


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これは黒崎出版の仮面ライダー図鑑(1972.1)より。
狼男が2号を抱え上げるアクションが講談社とは異なるカメラ位置から撮影されています。

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本編ではゾル大佐がムチを振り下ろすと爆煙とともに狼男の姿になります。
この写真はそのシーンを青色狼男のスーツで撮影している本編特写と思われます。



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以上のように、講談社の2号対青色狼男の写真の多くはNGとなった本編部分の特写だったようです。
おそらく「しゃしんものがたり」ラスト部分のアップ用マスクの2号関連や倒れた狼男だけが、たのしい幼稚園が独自にセッティングした特写だったのでしょう。
アクション用マスクの2号と青色狼男は本編部分と思われ、対決写真には多くのバリエーションが存在するようです。
上の画像はカラーブック1「7人ライダー」に掲載されたもので、他にもいくつかの写真を確認しています。


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カラーブック6「仮面ライダー対ショッカー」では、青色狼男のミサイル攻撃場面の特写も掲載されています。
この場面の写真は本書以外では見ていません。
NGとしてカットされた「幻の決戦」を想像させる、臨場感ある写真になっていて興味深いです。





実験用狼男とゾル大佐の正体がまったく同じでは、大幹部の正体という「特別感」が失われてしまった気がします。
本来なら最初からそれぞれに撮影用スーツを用意すればよかったのでしょうが、仮面ライダーは低予算番組なのでそれは不可能だったのでしょう。
おそらくは大幹部怪人として作られた青色狼男スーツを、実験用狼男にそのまま流用したことで完成作品が混乱した印象になってしまい、NGになったのではないでしょうか。

こうした例はこれ以前にもあって、28話では地底作業用の「モグラ人間」にされた人がモグラングのスーツをそのまま流用するかたちで表現されています。
そのためそれらの人々がラストでいとも容易く普通の人間に戻っている描写に違和感が生じていました。


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画像はカラーブック「7人ライダー」より。

青色狼男は造形的に好きなキャラクターなので、2号との決戦がカットされてしまったのは残念です。
とはいえゾル大佐の正体が青色狼男のままであったら、4クール目のED映像で雑魚扱いされているのはちょっと受け入れがたい気がするし、やっぱり金色狼男になってよかったのでしょうね(^^



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講談社・テレビマガジンが1978年夏から展開した「テレビマガジンカラーブック」シリーズをひさしぶりに再見。
写真主体で全36ページのオールカラー書籍です。

それまでの幼年向け貼り合わせ絵本と、このころ普及し始めた徳間書店ロマンアルバム・朝日ソノラマファンタスティックコレクションなどのムック本の中間に位置するような印象のシリーズでした。


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手元にはサンバルカンまでありますが、ギャバンは確認していないので1981年度までの発売だったようです。


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初期発売は7人ライダー・ミクロマン大図鑑・ウルトラマン大図鑑の3冊でした。

テレマガ本誌で発売告知を見た時には「テレマガがウルトラマンの本を?」と少し驚きました。
これ以前、講談社のウルトラマン書籍は「たのしい幼稚園」レーベルでの展開で、テレマガとしてはカラーブックが初めてのものでした。


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ページ構成は従来の写真絵本のようなレイアウトのほか、かつてのテレマガの特集ページを思わせる部分もあります。
この2号の空中写真は他では見ないような…


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こちらはウルトラ怪獣ベスト50より。
この時期の貼り合わせ絵本では着色などの画像加工が多いですが、カラーブックではそうした処理はひかえめなのでクリアな写真を楽しめます。


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ウルトラマンとセブンの大図鑑はいわゆる「怪獣図鑑」のような構成で、かつてたの幼のウルトラ怪獣絵本に掲載されたイラストが一部再録されています。
印刷技術の向上で、筆致などよりクリアに鑑賞できるのがポイントです。
(キュラソは生頼範義氏画、ラゴンも同氏の筆による確率が高そうです)


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デンジマンひみつ図鑑にはデンジパンチの特写も掲載(^^
ただしダイデンジンの変型過程は写真でなくコマ焼き処理なのが残念…
このころはまだ家庭用ビデオ機器があまり普及していなかったので、フィルムのコマ焼き画像にも相応の意味があったのですね。





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これは仮面ライダー対ショッカーより。

このあと、2号対狼男の対決写真で構成された見開きページがあるのですが、なかなか興味深いものなので次回取り上げてみようかと思います。





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講談社は幼年向け雑誌「おともだち」レーベルでも、テレマガカラーブックより少し遅れて「スーパームック」というシリーズを展開しています。
当初は低年齢向け特集誌という感じでしたが82年ころから中綴じで大判写真を効果的に配置する形態になって、現在見返してもなかなか見応えがあります(^^


怪獣びっくりスコープ

怪獣びっくりスコープ

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小学館の小学二年生1971年8月号付録の怪獣びっくりスコープ
画像の箱の中に部品が入った組み立て工作です。


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箱の中身の全容。
わずかに角度の異なる2枚の写真が「フィルム」です。
本体に特殊なレンズを付けてのぞくと、擬似的な立体感を味わえます。

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レンズはプラ製の半円状のものを2枚使用します。

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箱の裏面にもフィルムが印刷されていて、切り抜いて使います。


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71年7月ころは、まさに第二次怪獣ブームまっさかり。
放送中の帰ってきたウルトラマン第8話・9話の特撮セットに立体写真用の特殊なカメラを持ち込んで、この付録のための特写が行われています。

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こちらは小学館の自社スタジオで撮影されたと思われるウルトラセブン。
ウルトラファイトに近い時期での撮影だったようで、肉痩せしたアギラーに哀愁が漂います。
印刷の精度が低いのが残念です。

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当時発売されていたブルマァクのブリキ電動玩具、ゴジラとバラゴン。

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同じくブルマァクの特大サイズ新マン。
女児向けにはリカちゃん人形が撮影されています。


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そして現在ではほとんどカラー写真が現存していないというジャイアントロボの立体写真も!

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ロボの対戦怪獣ドロゴン(再登場時)の写真もあります。
これらは撮影用スーツの状態が良好なので、ロボの放送当時に撮影された写真のように見えます。

学年誌では好評な付録は複数年度にわたって継続される例があるようなので、ロボの放送中にも同様の「びっくりスコープ」が付録になっていた可能性がありそうです。
67〜68年度の「びっくりスコープ」ではさらに多くのジャイアントロボのカラー立体写真が使用されていたのかもしれません。
このあたりの詳細をご存知の方はお知らせいただけたらと思います。




せっかくなのでこれらの立体写真を見てみたいですが、付録を作ってしまうのは気が引けます。
そこで思い当たったのがこちら。

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天田の立体写真カードです。
10円売りの写真カードで、当たりが出ると立体写真を見るための景品がもらえます。

この景品で試してみたら、びっくりスコープのフィルムもなんとか立体視できました。
ただし「とびだす」というより、複数の平面的なレイヤーが立て看板のように並んでいて「奥行きを感じる」という印象です。
びっくりスコープは印刷精度が低く、ドットのようなものが見えてしまうのが残念なところ。


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キカイダーの立体写真カードは番組後期のハカイダー登場場面が含まれていてカッコイイ写真が多いです。
またマスクのアップや爆煙の中に立つキカイダーなど、立体で見るとおもしろい写真もあって充実した内容になっています。


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同じシリーズにはレインボーマンもあります。
ただしこちらはDAC隊員とレインボーマンの似たような写真ばかりでおもしろみが薄いのが残念。
本編撮影の合い間に近くの空き地でチャチャっと済ませてしまったような、お手軽な写真ばかりです。

などと思っていたら……


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なんとサイボーグ・ダイアナが太陽の剣で倒される場面の本編写真が出てきました!

天田はレインボーマンの本編撮影現場に立体カメラを持ち込んでいたようです。
ということは、ミスターKやダイバダッタの立体写真も存在するのでしょうか?
まさかタケシや淑江さんの立体写真も?

き、気になる〜〜〜!


スーパーずかん(幼稚園増刊付録)
「」

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1970年代初め、小学館の低年齢向け学習雑誌では「怪獣もの」を題材とした別冊付録が多数制作されました。


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1970年度まではイラストによる怪獣図鑑や恐竜との併載などでしたが、71年度後半以降は写真主体の内容に変更されてその数が激増しています。
こうした状況の背景には、怪獣のカラー写真を求める児童による5円ブロマイドの人気と、それに呼応した講談社たのしい幼稚園の写真絵本の好評などがあったと思われます(参照1参照2)。


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私はこれらに該当する世代だったのでその存在を当然のように思っていましたが、このような写真主体の別冊付録の発行ラッシュは71年度後半から73年度初め頃までのごく限られた時期に特有のものだったようです。


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中でも円谷系の作品については写真とコマ焼き画像を併用した凝った誌面作りになっており、見ごたえのある付録が少なくありません。


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もちろん他社作品についても、現在では見られない写真で構成された誌面が魅力的です。




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これらの別冊付録については玩具人生第一号(音楽専科社2000)で詳しく紹介されています。
1971〜73年度のよいこ、幼稚園、小学一〜四年生で制作された別冊付録をリスト化し、そのほとんどの表紙画像を掲載するという密度の高い記事になっています。


イメージ 9
さらに74年度以降のものや他社の代表例などもある程度は紹介されており、至れり尽くせりの内容です。

私もこの記事を拠りどころに収集を進めてきて、「自分が欲しいものはだいたい揃ってきたかな」などと考えていたのですが…


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玩具人生には掲載されていない付録に出会ってしまいました。
画像の「スーパーずかん」、一見キャラクターものとは無関係なようですが…

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裏表紙には73年度のヒーローたちの姿が!

これは幼稚園1973年9月号増刊の別冊付録です。
玩具人生のリストは増刊号が対象から洩れていたので存在を見逃していました。


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幼児向けなので文字情報はありませんが、写真掲載はなかなか充実しています。


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ジャンボーグAやキカイダー01は自社スタジオでの特写が使用されています。

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タロウもスタジオ特写、イナズマンは最初の撮影会でのNGコスチューム状態の掲載です。
他に風雲ライオン丸やガッチャマンも掲載されています。




小学館の学習雑誌では夏休みと冬休みに合わせた増刊号の発行が通例ですが、必ず毎年度作られるわけではなく存在自体が不確定です。
そのうえ発行部数は本誌より少なかったようで、入手は簡単ではありません。
図書館などに収蔵が無ければ、別冊付録の存在については前後の本誌での告知ページなどを手がかりに有無を調べるくらいしか方法はなさそうです。

今回の「スーパーずかん」以外にも別冊付録が存在している可能性はあると考えられます。
写真がふんだんに使われた「キカイダーだいずかん」とか「サンダーマスクひみつずかん」なんてものが存在している確率もゼロではないわけで……

う〜む、困りました(^^;


小学館とジョーカー

小学館とジョーカー
 
 
 
イメージ 1
 
画像は小学館の学習雑誌『小学一年生』の1972年度分です。
1972年は、前年からの仮面ライダーブームを受けて実写ヒーロー番組が激増し、空前絶後の変身ブームが巻き起こった年です。
学習雑誌でも低学年向けの『一年生』『二年生』などは積極的にヒーロー番組を扱っていました。 
 
 
イメージ 2
『一年生』では前年度から引き続いて毎号巻頭に怪獣の写真カードが添付されています。  
 
 
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当初は5円ブロマイドのような体裁でしたが、後期にはテレビマガジンやライダーカードの影響を受けてか小型のカードに変更されています。
  
 
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怪獣ものを題材にした別冊付録も2ヶ月に1回程度のペースで作られており、写真を多用した見ごたえのあるものも多くあります。 
 
 
イメージ 9
 
 
イメージ 10
ただし本誌では同時期のテレビマガジンのようなグラビアページや詳細な企画記事などは多くはありません。
作品によっては、単色の漫画連載は確保されていても写真記事は一切無しという号も珍しくない状況で、このあたりは学習雑誌という性格上しかたないのかもしれません。
 

 
イメージ 11
画像は12月号掲載の学習百科の扉ページです。
この自動車は、どこかで見た記憶があります。 
 
 
イメージ 12
こちらは本文中の全体画像。『これからの自動車』の一例として掲載されています。
これは、「ロボット刑事」のジョーカーでは?
 
 
イメージ 13
これがロボット刑事劇中のジョーカー(たのしい幼稚園のテレビ絵本43/講談社1973より・比較のため左右反転しています)。
フロント部分のイメージは似ていますが、全体像はちょっと違います。 
 
 
イメージ 14
正解はこちらでした。
少年マガジン連載の原作漫画版のジョーカーです(サンワイドコミックスロボット刑事1/朝日ソノラマ1985より)。
全体のフォルムも細部の形状もほぼ完全に一致しており、原作のジョーカーは上記の試作車をもとに描かれているのは間違いないようです。 
 
ロボット刑事の連載・放映は1973年、『一年生』発行の翌年なので時系列は整合しています。
ただし試作車のメーカーとの連携はあったのか、映像の劇用車も本来はこの試作車の形状にしたかったのか、
などはわかりません。
 
実はこの試作車は1975年ころの子供向け百科事典に掲載されているのも見たことがあります。
そちらは発行は小学館ではなく、イラストもオレンジを基調とした別ものだったと記憶しています。 
  
こうしたことから、この試作車は1970年代前半には比較的よく知られた存在だったのかもしれません。
自動車に関してはほとんど知識がないので、こうしたことを詳しくご存知の方がいたらご教示いただけると幸いです。
追記バラフブリッジ様の情報で、トヨタEX−Ⅲと判明しました。コメント欄をご参照下さい 
 



ここで本来ならジョーカーの玩具画像を提示したいところですが、放送当時のジョーカーはいずれも入手困難です。
代わりに主人公Kの人形を掲載します。 
 
イメージ 3
画像は放送当時のサイボーグ変身セットと近年発売されたデンボク製のソフトビニールキットです。
どちらも出来がいいですが、デンボクのキットは塗装済み版の発売を期待したいです。
 
 
イメージ 4
これらのKは、どちらもバックルの左上が飛び出したような形状になっています。
この部分だけ左右非対称になっているのは不自然に思えて、違和感があります。 
 
 
イメージ 5
これが劇中のKのバックル(たのしい幼稚園のテレビ絵本41より)。
たしかに赤いパーツが左上に飛び出ているように見えますが、むしろ赤いパーツ自体は左右対称で、「K」のパーツが斜めにずれて貼られているのではないでしょうか。
  
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ロボット刑事は、放映前の最初の撮影会ではベルトのバックル形状は「J」でした(画像は最新版ヒーローロボット大百科/ケイブンシャ1977より)。
その後デザインが「K」に変更され、クランクインまでに慌ただしくベルトの改造が行われたと想像されます。 
 
Kのバックルが左右非対称に見えるのは、時間に追われた当時のエキスプロの造形スタッフが不注意でパーツを斜めに貼り付けてしまったのが真相のような気がします。
タカラやデンボクのベルトの造形は、原型師による善意の曲解の結果なのかもしれません。
  
 

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