わがまま次男坊!酔夢譚

今年(二年目)こそは『山登り』を、いよいよ実行したい!と思うのだった・・・。

本−クジラ

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なぜか、心をひきつけてやまないクジラの書!
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え〜、 です。


この本は、いつも行く本屋さんにハードカバーで古本900円で売っていたのを、
「もうちょっとしたら、文庫本サイズで出るやろ」ってケチったら、
案の定出版されたものの、定価990円で購入した(´▽`;)という曰く(?)つきの本です。

悔しいのは、「やったら、もっと早くに読めてたやん!」ってトコです。

やはり、欲しいものは、思ったときに動かないとイカンですね。


作品名:「鯨の王」 著者:藤崎慎吾

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ネーミングで既に買いです(^^)

どんな本かって言うと、今回は作品名の通りなので、説明が簡単で済みます。


  潜航中に謎の攻撃を受け変死者を出した、アメリカ海軍原子力潜水艦…。
  軍は、究明の為、調査員を海底基地に派遣する。

  そして日本では、小笠原諸島北300kmに位置する鳴島海山。
  深海に眠る巨大な骨を調査する鯨類学者・須藤はその存在に歓喜していた。

  ・・・互いに結びつくものは、深海数千メートルの暗闇に潜む巨大な生物。

   ・・・異様までの破壊力を秘めた能力を持ち、予想を上回る程の知能を有する彼らは…。

    ・・・光一切届かぬ深海に、何ゆえ存在するのか?果たして人類の脅威と化すのか?

  軍、企業、テロ組織、それぞれの思惑が絡まる海底で、
  未知なる存在と接触が開始される…。


当然、SFの世界です。

ただし、相当リアルです!
あとがきには、海洋大学教授の方が解説されていますが、
作中の主人公「鯨類学者 須藤」は、その方がモデルになっているとのこと。
過去にその教授と著者は夜を徹して語らうほどの面識があったという。

つまり、作品中には実在する教授の知識がたっぷりと織り込まれてるんですね。
一度読み出すと止まりませんでした(^^)


ま、好きこそモノの上手なれで、僕なんかは、
■鯨   ■潜水艦
と二つも揃えば、先を読まずにいられないタチなんですが…。


あと、紹介するなら書いておきたいのが、
主人公の鯨類学者の須藤が、
【アル中で、肝っ玉の座った(失うものがない?)、没頭し過ぎて家族に見限られた中年おやじ】
であり、ユーモア溢れる魅力的なキャラであるということ。
言動、行動がコミカルであり、読み手を飽きさせないのが、須藤のキャラが立ってるからやと思います。
   ※余談ながら、「イン・ザ・プール」の伊良部を思い出しました。

そしてヒロイン的な存在の秋道炎香(自分の娘程の潜水艇パイロット)との小気味よいやりとりが、
専門的知識やマニアックな戦闘シーンに偏りを持たせないように、息抜きと言うか、
全体的に読みやすくさせていると思いました。
   ※ノンフィク好きの僕には、アニメぽっく感じて、ちょいと苦手な展開もありましたが…。

ねっ?
鯨・潜水艦に興味なしの方も、普通の冒険小説としても充分読み応えがあると思いますよ♪

…………………………………………………………………………………………………………
現実に戻ると、先日も反捕鯨の高速艇沈没のニュースがありましたが、
昨年も計画された捕獲頭数を、大幅に下回る捕獲頭数って言いますもんね…。

そのうち、鯨肉本当に食べれなくなっちゃうかもね…(´з`;)
さては、さてさて!!
この物語!

話は、古より続く「鯨組」の活躍で御座いやして、
舞台は、いつもの和歌山は「太地町」では御座いやせん。

南国高知・土佐は、室戸の「津呂浜」で御座いやす。

心地好い「土佐の鯨組の心意気」と言いやしょうか、
「土佐藩に生きた人の心意気」が描かれて御座いやす。
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どれどれ!
物語は、嘉永6(1853)年4月から始まりやす。

津呂浜のくじら組の中に、「岬から鯨を発見する」山見という役割の者がいやした。
その者が、有る日に土佐沖を疾走する巨大な黒い船を発見!
即座に奉行所に届け出たんで御座いやす。

室戸の奉行では、「御公儀(幕府)より先に御城代に報告するべき」と致しやし、
指示の元、津呂の鯨組は船奉行を船に乗せ、室戸から高知城下までの輸送航行に出やした。

が、その航行の最中、巨大なマッコウ鯨に襲撃されてしまい、
海に放り出された漁師たちは、船奉行を護りながらも、懸命に抵抗し闘いを挑みます。

ただ過去に捕鯨された仲間を持つこの鯨も、忌わしい経験を活かし、抗いやす!
船上では悪鬼羅刹、奮迅極る土佐漁師たちも、海の中ではいかんともし難く…。
結局は、額にキズを負わせたのみで、一名の漁夫の命が犠牲になってしまいやした。

土佐藩はすぐさま「事のあらまし」を江戸の留守居役に伝達、留守居役は御公儀に報告致しやした。

すると、御公儀は報告の遅れを罰する所か、
勇敢で、尚且つ、優秀な鯨組を、近いうちに必ず現れる「黒船」対策と考え、
彼らの召し出しを土佐藩に告げたので御座いやす。

「津呂浜くじら組」も仲間を失って、黙っているわけにはいきゃしやせん!
武を尊ぶ土佐藩として、正式に「敵討ち」の命も下されやした。

「額にキズを持つマッコウ鯨を仕留めずしては、土佐鯨組の名折れぜよ!」

その日から、土佐鯨組と人間襲撃に味をしめたマッコウ鯨との死闘が始まったので御座いやす!!

さては、漁師が凱歌を挙げるのか!?
または、鯨がその海を制する事と相成るか!?


人情味に溢れ、男気溢れた傑作時代小説「くじら組」。
土佐武士の潔い武士道精神も描かれており、
時代劇ドラマを観るかのように、お読みになれる事、間違いなし!

あっしが今までに読んだ「くじらモノ」とは異なるようです。

是非に、お読みになられては、いかがでしょうか?

ちゃん♪ちゃん♪
さて、久しぶりに小説を手に取りました。

『刃差しの街』 西村 望 著

まず、「刃差し」(刃刺しとも、羽刺とも書くみたい)って言葉をご紹介。

それは、古代捕鯨漁において、鯨に銛を打ったり、
鯨に乗っかって鼻を切る等を、命賭けで行った漁夫を呼ぶ名称。
代々世襲制で、捕鯨漁の花形的存在。
第一刃差しともなると捕鯨船のリーダーともなる程らしい。
そして、どの本読んでも、やはり器量、プライドは結構なものとして描かれている。

ここまで書いてしまうと、この本の内容がバレたも同然。

その通りです。
捕鯨にまつわる小説です。
やはり、鯨捕りの物語は熱いものを感じます。

そして例の如く、興味の強い程、記事は長くなってしまっています(><;)
この記事マニアックと思わず、是非、最後まで読んでやって下さい…。
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今回の物語も、日本捕鯨の歴史において、大変興味深く読むことが出来ました。

あらすじ:
物語は明治初期…。
和歌山県太地では、通鯨(鯨が湾内に回遊する)が、事の他減ってきた。

捕鯨の村は鯨が来なければ、食ってはいけない…。

捕鯨船団を立て直しに掛かる鯨漁責任者 勝山良之助。
大阪、東京に金策の為、奔走する…。

上京し都会の財界人や投資家に接触する中で、
「どうして通鯨が無くなったのか?」
この謎がようやく解りかけてきた良之助。

やはり鯨はまだ、日本沿岸にいる!
しかし、それらを捕獲しているのは日本人ではない。
アメリカの黒船であったのだ…。

彼らは、遠い日本の沿岸までやってきて、鯨を大量に捕獲している。
またその漁法も日本のそれとは違い、網と銛では無く、鉄砲にて鯨を捕獲しているのだ。


しかも、追い討ちをかけるように、
日米開港条約がアメリカ捕鯨の便をはかるため、締結されたという。

「新たな漁法での遠洋捕鯨を、既に承知の都会の人間が…。                             未だ、回遊する鯨を待ち詫びての沿岸捕鯨に対して、資金を投資する筈はない…。」

良之助は失意と強い焦りを抱いたまま、
厳しい条件のもと、当座の資金を借用し、帰郷する。

一方来ない鯨を待ちわびながら、
小型鯨や、他の魚にて食い繋ぐ捕鯨の村人たち。

このままでは、正月も迎えれないという、年の瀬。

それでも、いつ来るか解らない鯨を待ち続ける勢子舟衆。
海上にて待機する漁夫達の目に、待ちに待った合図の旗がはためいた!

とうとう待ちに待った大型の子連れ背美鯨(セミクジラ)が、太地の海にやってきのだ!!
『ワレ クジラ ハッケン』の合図に、騒然といきり立つ漁夫達。

しかし、時は既に夕暮れ…。
天候も徐々に悪化に向う兆しが見える…。

この鯨は救いの神か?

陸では、一方の責任者 津田喜兵衛が、悪状況を理由に追鯨の中止を示唆するが、
上京時の情報にて、これからの太地の捕鯨の将来に大きく焦りを持つ良之助は、
負債のこと、漁民のことを考えて、追鯨するよう反発する。

海の上では、悠々と回遊する背美鯨の親子。

席を立つ喜兵衛を背にした良之助から、とうとう追鯨続行の指示が出る…。

果たして、勇敢にして高貴な刃差し達は、見事仕留めて曳鯨することが出来るのか?

そして、この巨鯨は「捕鯨の民」を潤す事が出来るのか?

ご注意:ここから先、青文字は物語の結末を語る内容になります。
この背美鯨の話は、実際に太地に語り継がれている海難事故を、モチーフに描かれているのは間違いありません。それは、「大背美流れ」と言われている悲劇です。                     この背美鯨を捕獲した時には、船団は大きく流されてしまっていて、未曾有の大惨事となってしまったのです。津本 陽著の「深重の海」にも書かれていて、どちらの本にもこの事故が、網で捕る古式捕鯨の終止符を打ったと書かれています。                                   その後の捕鯨は、捕鯨砲を持ちいたノルウェー式捕鯨法が主流になり、また南氷洋遠洋捕鯨においても、他の捕鯨基地と同様に、太地の刃差しの家柄の方々が名砲手として、ご活躍されたそうです。小説の第八章 大遭難を読んでいると、波も時化る暗闇の中、太地の為に、家族の為に、危険を承知でこの一頭の鯨に、命を懸けた漁夫達の姿に、本当に胸が熱くなるものを感じました。       その獲物(背美鯨)も曳航には負荷が大き過ぎ、湾に戻るため、最終的には切り離しました。    その時の気持ちを考えると、どうしようもなく切なくなってしまいます。


捕鯨の物語は、その雄大なスケールの漁法からか、
熱いもの(闘争本能?)が駆り立てられます。
どうしようもないようです。

そうして、昨日も帰りに寄り道して、鯨ベーコンを食べました。
(考えると、ここんとこ週一回は鯨を食しています。)

そして、もう1冊、捕鯨に関係する小説が部屋にあります。

僕の捕鯨への関心は、まだまだ尽きることが無いようです。

でも、あんまり鯨ばかりを記事にするのもね…。
すみません(^^;)
本棚で見かけると、どうしても手が伸びてしまうのが、『鯨』に関する本(^^;)

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この本は、日本沿岸の商業捕鯨船の話です。

著者がこの船に乗り込んだ時の話。

緊迫した船内の様子が、しっかり描かれています。

乗船当初からも、あまりヨロシク思っていない船長との距離も、

不漁が続く中で、益々酷いものになって行くのが、痛いほど解ります。

それでも、乗組員(船長含む)の男らしさや、誇らしさ、優しさも描かれていて、

海の男というのでしょうか、かっこよくて憧れてしまうのです。

平成18年当時の沿岸捕鯨ですが、詳しく綴られていました。


私、鯨につきましては…(^^;)

一昨年前からでしょうか。

津本陽 著 「深重の海」を読んでから、捕鯨に対して関心を持ち、

和歌山県 太地にも行きました。

そこで岬に置かれた「山見」(此処からの合図で鯨を船団で湾内に追い込む為の見張小屋。)の上から、

眺めた太地の海の素晴らしさは、私の中に圧巻の捕鯨絵巻を描くのには充分過ぎるものでした。


どうでしょう?実際に鯨って見たことありますか?

私は無い。

この本のゴンドウ鯨とツチ鯨も体長10mはあるらしいです。

それほど大きくて黒い生き物が、深い深い海の底に潜んでいて、

私たち日本の文化(食糧・加工品等、余す事無く利用)として、捕獲の対象とされて来ました。

他の種はもっと大きいってね(^O^)


明治初期頃までの太地では、屈強の男たちが銛を打ち、網を掛け、

海面を真っ赤に染めて、村の者全てが生きるために、鯨を命がけで捕獲していたとの事。


日本だけでもない、外国でも鯨は素晴らしい資源として捕獲の対象とされていました。


今では捕鯨問題(大変複雑な問題として)争点となっていますが…。


なぜか、私、この問題が気になって仕方が無い。

賛否につきましては、(現状、勉強中ですが)どちらかと言われれば「弱く捕鯨賛成」かなぁ…と。

卑怯と言われちゃいそうですが、安易な答えは出せないですもんね(^^;)


それこそ「鯨の調査を継続し、捕獲可能な頭数を割り出しての商業捕鯨であれば、

鯨の頭数減少も防げるのでは…」と安易な考えだったりします。

この曖昧さ…。

だからこそ、捕鯨についての興味は尽きず、

わずかながら知識を吸収したく、本を手にしてしまうのです。


鯨肉も意識して食べてみました。

私は好きな味でした。

今日も古本屋で1冊購入してきましたしね。


まだまだ読みますよ…、鯨の本!

先日も、南森町の天神橋商店街で鯨が食べれる店を発見しました(^^)

絶対に行きますよ…、鯨の店!
またまた、
キーワード『極洋』と『捕鯨』の2つが入る書物を読んでしまいました。

その71冊目は、

『捕鯨船団 女ドクター 南氷洋を行く』 田村京子著


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この本は、著者である田村京子先生が、
昭和59年 第39次南氷洋捕鯨船団 母船『第三日新丸』に、
船医として乗船した時のドキュメント。


捕鯨関係の本に、『深重の海』からハマリ始めたのは、
前のUp記事でも書きました。

これまでにも数冊は読みました。

太地にも行ったもんね!

今回の作品では、
捕鯨船団に女性が乗り込むのは、初めてだったとのことで、
女性から見た捕鯨船の様子がどのようなものなのか、
興味を持って読みました。

作品は概ね、田村先生と海の男たちの交流が綴られているが、
そこには捕鯨産業衰退という当時の背景があり、
船員たちの不安や何か悲しみみたいなものも、感じることが出来ました。

海の男の温かさが伝わってくる、
数多くのエピソードが紹介されています。

先生の誕生日に送られた祝電の件では、
照れ臭いが、とても素敵な、そして男らしい、カッコいい文章に感銘を受け、

「かっちょええやん!こんな素敵な台詞を言えるような男にならないかん!!」

と憧れの念を抱き、そして心にジ〜ンと来るものがありました。


個人的には、男の世界の中にぽつんと女が入った時には、
「でしゃばるな!」みたいな空気があって然るべきだと思うのだが、
そういった場面やエピソードは無く、何となくスムーズにいった感があります。
 ※過去に女性の乗船が無かったという点においてです。

まぁ、作品にも記載あるように、
船医不足と先生のルックス、人柄(作中の言葉を借りると、そんな美人ではないが、
中年のおばさんタイプ…。男みたいなさっぱりした性格…。)でクリアできたのかなぁ。

捕鯨についての本ではなく、
捕鯨船団に初めて女性が船医として乗船した時の本、って感じです。


あと、捕鯨問題についての話も少しだけ触れています。
この点に付いては、別の機会に…。

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