|
出演 小池栄子 大河内浩 広岡由里子 安藤玉恵 水橋研二 会場 青山円形劇場 ・・・・・・・・・ 父と暮らす娘は、酔って風呂に入った父親を 風呂に沈めて殺そうとする。 しかしそれに失敗し、今度は寝ている父親を窒息死させようとする。 なぜか? それは、父親を救おうと思ったから。 父親は母親に逃げられ、娘が唯一の支え。 娘がいなくなれば、自分は自殺すると言っている。 そんな困った父親のもと、娘は満足に外出もできない。 そんな娘のもとに、こっそり友達がやってくる。 その友達は、大好きな先輩に言われて、先輩と5人の友達に 輪姦されたことを嬉々として語る。 それが間違っていることは、分かっているのだけれど、 それ以外に、先輩にどうやって気に入られたらよいか分からないから 彼女はいつも先輩に輪姦されてしまう。 そんな友達に娘は諭す。 「日本に昔夜這いと言う文化があって それは、村文化を維持するために不可欠なことだったのだ。 いつからか、一夫一妻が立派なことだと言うことになって 夜這い文化が消えていったのだと。だから、輪姦されてしまうあなたは ある意味、人間として正直で美しい」と。 でも、頭がいいからそんな風に思うと思う友達との 溝は埋まったのかどうか・・・ 時を同じくして、父親にはちょっとおかしな彼女ができる。 ちょっとどころではなく、相当おかしいのかもしれないけれど とりあえず、父親はその女と結婚しようと考える。 娘も父親から離れたいと思う心もあり、女に父親との結婚を勧める。 しかし、女は次第に猜疑心を持つ。 この面倒な父親を押し付けようとしているのではないか? そして、父親と娘の関係はいったいどうなっているのだろうかと? 時を同じくして、友達を輪姦した先輩が娘の部屋に忍び込む。 先輩は立派になんかなりたくはないから鬼畜のようなことをしているという。 娘に思わせぶりな口ぶりをしながら、先輩は帰ろうとする。 しかし、自分の殻を破りたくて、また本が好きでドフトエフスキーなんかを 読んじゃう自分を捨てたくて、娘は先輩に自分の処女を差し出す決心をし抱かれる 翌日、友達が娘を訪ね、先輩に告白したと伝えるが そこには裸の先輩が寝ていた。そのとき娘は家を出、 先輩は友達と再びセックスしようとする。 しかし生まれて始めて友達はセックスを拒否したのだった。 しばらくして、娘は家に戻ってくる。 そのときには、少しずつかわっていったみんながいた。 鬼畜の度合いが高まっていきながらも、立派になろうとして 娘の本を読む先輩。セックスを拒否するようになった友達。 父親は、結婚した女にいなくなったら、自分は自殺すると騒いでいる。 何かが変わっているが、なにかが変わっていない。 しかし娘は父親を殺そうとした 罪悪感から逃れるため、ひとつの結論に達する。 それは父親は、娘を過度に拘束することで 自分を殺してほしいと思っていたのではないかということ。 つまり自殺しようとしていたのではないか? それを娘は父親に尋ねたのだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 本谷さんにしては時間軸が倒錯していて 最初はぼくの頭が、お酒と眠気でぼおおおっとしていたせいもあって (青山円形劇場ではいつもぼおおっとしてしまうのはなぜだろう?) ???と言う感じだったけれども、 最後になるにしたがって、そのキャラクターがそれぞれにもたれかかる構図が 明確になってきて、本谷さんらしい本能と規範との対立っぽくなってきて なかなか楽しい。 小池栄子のシーンの変わり目に見せる 笑っているとも、諦念とも、泣いているとも見える表情は 人それぞれに受け取り方は違うのだろうし。 唯一残念なのは、円形劇場だけに、向こうを向いてしまうと 出演者さんの声が聞きづらくなることかな。 ちなみに、なんだか、個人的に昨日今日と激動の日々だったので
どうしても、シーンごとに自分のことが重なってしまって あまり集中してみていません。 それは本谷さんのせいではなくて、完全に自分のせい。 |
全体表示
[ リスト ]




やっと拝見しました。私的にはキョウコが最後、菩薩にでもなった感覚でしたね、シルエットだったし。円形は天井も高いしむ、向こう側の客席に自分が居るような気になる事が時々あります。
2010/5/30(日) 午後 10:06 [ ヒカル ]
菩薩ですか。確かにそのとおりかもしれませんね。ただ、色々な価値観を知ってしまったが故の菩薩(悟りを開くってそういうものなのかもしれませんが)なので、ピュアな菩薩ではないのでしょうね。
2010/5/31(月) 午前 9:13 [ ぽっぽや ]