The long journey has just began.
「はやぶさ」 遥かなる帰還
新年1月17日山梨県内24商工会と県商工会連合会(竹井清八会長)の新年互例会が昭和アピオで開催されました。「辰年に因み昇り龍のごとく勢いのある年でありますように、」と竹井会長のあいさつで始まりました。横内正明知事は「リニアの山梨駅の決定で未来に向けて明るい光がある。JR東海の協力を得て2027年の営業線開業に向け、地域活性化のために尽力したい。」と話されました。 互例会の前に新春講演会「もう一度、エンジンに灯をともそう〜『はやぶさ』から『あかつき』へバトンタッチ」と題して開催されました。講師はNEC航空宇宙システムのエンジニア小笠原雅弘氏で、「はやぶさ」ミッションのメンバーの一人です。7年の時間を費やし太陽より遠い宇宙の彼方の小惑星イトカワのサンプルを小惑星探査機「はやぶさ」を使って採取し、地球に帰還するという、人類初のプロジェクトで、“あきらめない”挑戦をキーワードに偉業を成し遂げた人々の活躍の話でした。全世界が注目し歴史的事業を成し遂げた日本の科学者・技術者、それを見守った人々の感動の7年間を、「はやぶさ」が教えてくれたことなどテーマに「はやぶさ・遥かなる帰還」を解りやすく解説し、小笠原氏は「はやぶさ」ミッションを成功させた匠のこころを熱く語りかけました。 2年の歳月をかけ、小惑星イトカワへのタッチダウン(着陸)を成功させたこと、姿勢制御装置3基のうち2基が故障しており、残りの1基とサブの小型科学エンジンでイトカワへのタッチダウンに挑戦し成功させた。 しかし、エンジンからの燃料漏れが発生し、軌道を外れ、広大な宇宙から彷徨「はやぶさ」を探し出せとチームが対応し、電波も通信も途絶え、宇宙の闇に消えて行く危機の中で、さらに追い打ちを掛けイオンエンジンも全停止した。その後最後の1基が回復するも、パワー不足であった。この窮地にエンジンチームが最後の頼みの回線に信号を送り、奇跡的に回復し無事生還となった。この苦難の連続の現場を話して戴きました。絶対にあきらめることのないチャレンジ精神を貫いた「はやぶさ」の教訓と偉業物語。新春に向け、明るい講演会でした。 編集 パソコン教室事業部責任者 青柳
邦文堂ホームページ http://www.hobundo-c.com/
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