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よみがえるか甲府中心街



十月十三日(土)に甲府の桜座において山梨県立大学の学生が中心で構成している「よつびし総研」(田中裕代表)で「ガチンコジュウム供々檀椶泙舛鼎りフォーラム2007」が行われました。
 午前の部は、法政大学名誉教授の田村明先生の基調講演で始まりました。先生は、日本全国どこでも同じにならない「まちづくり」を提唱した方で、市民がその気になり、それぞれの地域にあった個性のあることを目指し、歴史をたどり・自然・景観を大切したしくみ「市民の政府」を自分たちのために作らなければならないと話されました。
 その後、蟾壁の笹原司朗前代表の事例紹介で、秀吉が造った楽市楽座を基点とした長浜の商店街の賑わいが郊外型の大型店舗に取られたのを、ヨーロッパ型のガラス文化を事業化して成功した話でした。「固定観念をはずそう」や西田天香の思想の「無一物無所有無尽蔵・一銭も持たない者こそ最も大きな考え方が開ける」を信念としたそうです。パンフレットはこだわりのものをつくり、宣伝用にばら撒かず「来て下さったらお渡しする」方法を取ったそうです。
 犬山市の石田芳弘前市長事例紹介では、賢い住民を作るため小中教育に特化し、少人数学級にしたこと。国宝のお城を中心とした城下町再生を目指したこと。全市博物館構想を持ち、横糸を山川草木、縦糸は歴史だと話されました。町の潜在能力を見つけること。歩いてめぐるまちづくり。イメージが大切でポイントを決めてやらなくてはなどと力説しました。「分かりやすくいえば、野球のバッター順は、まず四番を決めてからでしょ。」が印象的でした
 最後は甲州市の三森哲也観光課主幹で、イギリスが発祥のフットパスという散策ガイドツアーの紹介で、ワイナリーめぐりや朝市、大正期に作られた旧中央線のトンネルを石室や線路を歩道に活用した近代化遺産の保存活動などの紹介がありました。
 午後の部は田村先生がコーディネイターとなり、学生のパネリストと事例紹介の三人と甲府の宮島雅展市長がコメンテーターとして加わり「よみがえれ!甲府中心街」をテーマにガチンコジウムが行われました。
 コメンテーターの方々が、拠点作り・市民の方向性を一つに・教会を中心に・映画館・城下町など出されました。宮島市長が無料の駐車場がないため郊外型の大型店舗にお客が取られてしまうという意見に、笹原さんや石田さんはかえって車を拒む方向を取って、歩くことの楽しみやほっとする懐かしい町を強調し違いを際立たせることが大切だと話されました。
 学生からは今回のイベントで甲府市役所の駐車場を無料提供してくれなかったことを訴えたり、ネットカフェをやり、女学生を対象としたのに小学生が集まり客単価が減少し商売の難しさを学んだこと。この会に商店街の方の参加がないことへの反省。行政・市民・商店主・学生などが一同に集い話せる場作りが急務などの意見が出ました。
 会場からは、甲府は昔憧れの町だとか、県外から来たが甲府の人は温かく迎えてくれたこととか、学生の店で独自の商品開発をしたらどうかなどの意見が出ました。
 坂本裕樹実行委員長が終わりの言葉の中で、大勢の方たちが真剣に参加してくれたことへの感謝を述べた際、感極まり言葉に詰まる姿がさわやかでした。
 市川マップの会は平成五年八月十四日から、町並みウォッチィングをしていますが、甲府市はその以前から「北山野道」という散歩マップを作っていました。その冊子に町家・民家・歴史的遺物・今回学生があるもの探しで発見したものなどを加えて、町を歩き楽しむ城下町を打ち出して欲しいものです。

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