邦文堂ブログ

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歌舞伎座 勘九郎、七之助の名演技
 棚からぼた餅のような、歌舞伎座への招待があり、8月納涼歌舞伎を着物で行ってきました。通常2部制のところ、今回は3部制と成り、11時から2時頃までの1部でした。出し物は『おちくぼ物語』『棒しばり』で、七之助、勘九郎の出演です。『おちくぼ物語』は平安時代に継母や義姉妹にいじめられ、最後には皆がうらやましがる殿方に見初められるシンデレラの日本版のお話です。おちくぼの君は七之助が演じ、清楚で素敵な姫でした。要所要所に平安時代の恋愛のルールや結婚のしきたりなどが分かり興味深いものでした。まず恋愛の始まりは、人のうわさや評判で貴公子は姫に淡い恋心を感じ和歌を送ります。姫からの返歌が来なくてもますます思いは送り続けますが、手づるを使い家のものが留守で姫が留守居をしている時に貴公子は手引きを頼み姫の部屋に訪れます。お召し物に香を焚きこみ男前を引き立てる姿で迫り思いを遂げると3日3晩訪問し、その3日目に「三日夜の餅」を食べ、男女の契りを交わした証としていました。私の興味は恋文を挟むものがススキのようなものを束ねたもので、不思議に思いました。私はいままで物語でこのようなシーンを読んだ時、季節の花や風流な紅葉のようなものに添えていると思っていました。なるほどススキの穂の部分は恋文を挟みやすいと感心してみました。
 『棒しばり』は、狂言の『棒縛』を題材にしたもので、大名屋敷での話です。主人が一山超えてでかけてくるので、よくお酒を盗み飲みする太郎冠者と次郎冠者を呼び盗めないよう策を練って二人を縛ります。次郎冠者に扮した勘九郎は棒術を見事に舞わせ、隙を見て背負った棒に両手を縛ります。太郎冠者には言葉巧みに後ろでに縛りあげます。後ろでに縛られながら踊る軽快さはさすが巳之助と思わせる洗練された身のこなしです。縛られた二人が協力して酒を飲むしぐさや酔って舞う姿は狂言とは違う歌舞伎の醍醐味だと思いました。お酒のことを「ささ」と言ったり、飲むことを「食べる」と言い、リズミカルな台詞のやり取りも楽しめました。この演目は十世坂東三津五郎を偲ぶものでした。巳之助にとって想いいれの舞台でしょう。

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