希望と挫折を繰り返して

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今回は「今の時代の流れ」がどうやって出来てきたのかに少し考えたいと思います。

皆様は「アーミテージ・レポート」ってご存知ですか?
これは2000年10月11日に発表されたもので、古い文書ですが私はまだ紹介する価値があると思います。
ただものすごく長い文書なので一部を抜粋する形にします。
全文は以下のサイトから日本語訳を見られます。

アーミテージ・レポート
2000年10月11日
http://www.sys-tems.co.jp/nexus/attntion/arm_0010.htm
ネクサス

Security (安全保障)
 アジアでの賭けの成否は非常に大きいので、米国と日本が共通の認識を育み、21世紀における両国関係における両国関係に関して取り組みを進めることが急務である。
 アジアで紛争が起こる可能性は、米日防衛関係が周辺の目にはっきり映り、現実的なものであることが理解されることによって、劇的に低くなった。日本の提供による在日米軍基地の使用で、米国は太平洋からペルシャ湾に至る安全環境に影響力を行使することができる。「日米防衛協力のためのガイドライン」改訂版は、日米共同防衛計画の基礎となるものである。しかし、太平洋全域に広がった日本の役割の下限を定めたものとみなすべきで、上限を示すものではない。 そして、冷戦後のこの地域の環境の不確実性は、米日2国間の防衛計画にもっとダイナミックな取り組みを求めている。
 日本による集団的自衛の禁止は米日間同盟協力にとって束縛となっている。この禁止を取り払えば、もっと密接で、もっと有効な安保同盟となるであろう。ただしその決定は、日本国民だけにできることである。米国は日本の安全保障政策を特徴づけている内政上の諸決定を尊重してきたし、今後もそうせねばならない。しかし、ワシントンは日本がさらに大きな貢献をし、もっと対等な同盟のパートナーになるのを歓迎することを明確にしておくべきである。
 米国と英国のような特別な関係は米日同盟のモデルだ、と我々は思う。それには以下の要素が求められる。
• 互いの防衛責任の再確認。米国は日本、および尖閣列島を含む日本の行政管轄下である地域の防衛責任を再確認。
• 新・ガイドラインの誠実な履行。有事法制の国会通過も含む。
• 米3軍と陸・海・空自衛隊の密接な協力、施設の共用、訓練の統合を推進し、1981年に両軍が合意した役割と任務(5月のレーガン・鈴木善幸共同声明に際し初めて登場した同盟関係と千カイリ防衛)を見直し、更新せねばならない。また古いパターンを脱し、リアルな訓練がやれるよう投資せねばならない。さらに、新しい難題に対して支援し合い、平和維持や平和活創出活動で協力する方法を定めねばならない。新しい難題とは、国際テロや国境を越えた犯罪、長期にわたる潜在的脅威のことである。
• 平和維持活動や人道救難任務への完全な参加。そのためには日本は、こうした活動への参加に関して92年に設けた制約(PKFの危険な本隊業務への参加凍結)を取り払わねばならない。他の参加国に負担をかけてはならないからである。
• 機動性に富み、柔軟で、多様で、生き残り性がある戦力構造の開発は何でもやれ。その戦力の増減は人工的な数合わせではなく、地域の安保環境を反映したものでなければならない。そのプロセスが進展するにあたっては、戦力構造の変化について両国で相談し、話し合い、合意するという過程を経ねばならない。米国は技術革新や地域開発を十分考慮に入れて、日本列島における米軍プレゼンを再編せねばならない。我々は日本における米国の軍事的足跡をできるだけ減らす努力を、軍事的能力を維持できる範囲内でなすべきである。この戦力削減の努力の中には96年に締結されたSACO協定にある基地統合とその迅速な実施も含んでいる。
• 米国の軍事技術の日本による利用を優先させること。軍事技術は同盟関係全般の中で重要な位置を占めている。我々は米国の防衛産業に対して日本の会社と長期/計画的な提携関係を結び、軍事及び軍民両用テクノロジーの米日2方向の流れを助長するよう促さねばならない。
• TMDに関する米日協力の範囲を拡大しなければならない。
 我々が提唱した日本の役割の拡大について、今後米日両国で有益な議論がまき起こるであろう。その際、米政府当局者や議員は日本の政策がどんな場合でも米国の政策と同じとは限らないことを悟らされるだろう。今や、バードン・シェアリング(費用分担)が、パワー・シェアリング(力の分担)へと進化すべき時期である。次期米政権はこの問題に時間をかけなければならぬ。その実現のためにどうしても必要だからである。


この文書はブッシュが大統領になる前に作られたモノですが、その後、ここに書いてある要求はかなり通っていると思います。

アーミテージ氏は前国務副長官で、知日派の大物政治家として有名な人です。
本人も昨年の2月に日本記者クラブで講演した際、「今から3年と少し前、私はジョセフ・ナイ博士とともに日米関係に関する超党派の研究会の座長を務めたことがあります。当時、ナイ博士も私もこのように多くのことがこれほど早く起こるとは考えてもみませんでした。この3年間の出来事は劇的であり、米国の準拠枠全体が変わり、地球規模のテロとの戦いが前面に出てきました。しかし、ブッシュ政権は長期的な優先事項を見失ったことは決してない、と断言できます。そして今日、「アーミテージ・ナイ報告」で展望したことの多くが現実となりました。」と自画自賛しています。
アーミテージ氏の日本の政治家への影響力については機会があれば改めて書きたいと思います。

憲法9条のアンケートを私はやっていますが、改憲が具体化する流れは果たして日本の自発的なものだったのでしょうか?
9条改憲をするべきか否かという選択について、私はアメリカ(ワシントン)が日本をどう変えたいと考えているかを深く読む必要があると思います。


最後にアーミテージ・リポート(あるいは「アーミテージ・ナイ報告」)の原文も紹介しておきます。
The United States and Japan: Advancing Toward a Mature Partnership
http://www.ndu.edu/inss/press/Spelreprts/SR_01/SR_JAPAN.HTM

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アメリカはちょっと徳川幕府っぽいですよね。世界地図規模での幕藩体制みたいな。

2005/3/11(金) 午後 0:29 [ eb8*59* ]

eb80597様、こんにちは。ある意味そうですね。日本は会津藩ですかね?(笑)話として半分程度しか私は信じていませんが、こちらの盗聴関係も気になるところです。日本が独自外交戦略を持てない一つの理由かもしれないと少し思っています。http://www.infovlad.net/underground/asia/japan/dossier/echelon/echelon_nsa.html

2005/3/11(金) 午後 0:53 pea*e1*h*pe


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