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この記事は以下の記事の続編に当たります。
今回は、今後の日本がアメリカと中国にどう付き合って行くか考える上で重要だと思うので以下に記事を紹介致します。
中国をどう管理するか・第二次アーミテージ報告が投げかけるもの(3/28)
ブッシュ政権第一期の知日派総元締めだったリチャード・アーミテージ前国務副長官は新日米同盟戦略「第二次アーミテージ報告(アーミテージ2)」作成の準備に入った。テーマは「中国をどう管理するか(how to manage China)」(アーミテージ氏)である。
日米同盟強化策を盛り込んだアーミテージ報告(第一次)は正式には、2000年10月にアメリカ国防大学戦略研究所の特別報告“The United States and Japan : Advancing Toward a Mature Partnership”(「米国と日本:成熟したパートナーシップ構築をめざして」)である。その提言内容は翌年発足したブッシュ政権に全面的に採用された。クリントン前政権の東アジア外交での中国シフトを全面転換し、日本最重視に切り替えた。日本には小切手外交からの決別と自衛隊の海外派遣などリスクを伴う国際協力活動への積極関与を促し、小泉内閣によるイラクへの自衛隊派遣となって実現した。ほかにも、日本の政治日程に上った憲法9条の改正まで含め、第一次報告の主要な提言は実行軌道に乗っている。
報告書、超党派メンバーで年末に完成へ
「アーミテージ2は年末をめどに作成する。報告作成メンバーは第一次と同じく超党派にする」とアーミテージ氏は言う。同氏と同じブッシュ第一期知日派の代表格で野に下ったトーケル・パターソン前南アジア担当国務次官補・元国家安全保障会議アジア担当上席部長ら第一次報告参加者を軸に人選を進めている。
第二次報告の最大のポイントは「中国」である。筆者が聞いたアーミテージ氏の中国観は次の通りだ。「北朝鮮問題は確かに重大だが、金正日はしょせん駄々っ子(spoiled child)。六カ国協議の枠組みに基づき、北朝鮮を除く五カ国が足並みをそろえてそれぞれの役割を果たし、協議のテーブルにつかせるしかない」、「中国は2020年にはGDP(国内総生産)で日本を上回り、アメリカに次ぐ経済大国になるだろう。経済成長が続くのはよいことだが、国力の増大に従ってやっかいな問題をもっと引き起こす。中国は例の潜水艦事件を起こしたり、軍はハイテク兵器の装備を早いスピードで進めている。南シナ海では周辺諸国と領土摩擦を引き起こしている。北京はメディアを使って全く一方的で不公正な日本批判のキャンペーンを展開する」。
中国の何を「管理」できるのか
アーミテージ氏の「中国管理」論は、中国を脅威とみる立場に立てばなるほど心強い。だが、日本は第一次アーミテージ報告と同様、同氏が敷く路線にそのまま乗っていけばよいと考えるのはいかにも安易過ぎる。
伝統的には、アメリカの対日政策は対中関係次第で決まる。クリントン政権は中国の経済発展をアメリカにとっての大きなビジネス機会としてとらえ、日本を素通りした。ワシントンの政権の対中国観が変われば、対日政策の方向もずれる。日本独自の対中戦略というものがなく相も変わらずワシントンに「伺い」を立てて対中政策を考えるようでは、中国からもまともに相手にされなくなる。
日本として、中国の何を「管理」できるだろうか。経済面では対中円借款を打ち切ろうが、中国の経済大国化も、軍事の近代化も止めようがない。日本の景気は今やアメリカと並んで中国市場の成長に依存している。少子高齢化による経済社会の停滞を打破しようとすれば、中国を含め周辺アジアからすぐれた人材を取り込んでいくしかないと多くの日本企業が考え、着々と実行しているのに比べ、政治・政策のほうはその場しのぎの対応で終始している。
米国思考に頼らない対中戦略を
中国の高度成長もこのまま持続するという見方自体、楽観的過ぎる。中国経済は資源の制約、低い効率からみてもすでに曲がり角にきている。みずほインベスターズ証券エコノミストの田代秀敏氏の推計によれば、中国の淡水は、世界総量の僅か0.017%を占めるに過ぎない。それを世界人口の約2割を占める13 億人が利用し、その稀少な水資源は汚染が進んでおり、七大水系の水資源の40.9%は、ほとんど飲めないし、工業・農業用水にも使えない。水利用の効率は非常に低い。中国がGDPを1ドル生産する為に消耗する水量は、アメリカの9.82 倍、日本の24.25 倍に達する。同様に、エネルギー利用効率も低い。中国がGDP を1ドル生産する為に消耗するエネルギー量は、アメリカの4.31 倍、日本の11.50 倍に達する。
しかも、市場制度の不整備でインフレや過剰投資も起きやすく、経済過熱と高失業、金融機関不良債権悪化が併存する。
中国が安定した経済成長を続けることは日本の利益にもなる。中国は日本のすぐれた環境保全や省エネルギー技術を必要としている。日本が「中国脅威論」にくみして、経済協力からも手を引くというのは、広い意味での安全保障に反する。
中国を意識した日米同盟強化をアーミテージ2がめざすなら、日本もアメリカの思考に頼らない独自の対中総合戦略を立てて、アメリカ側とすり合わせるときがきた。
「第二次アーミテージ報告」の内容がまだ分からないので、評価できませんが日本にとって重要なものとなるはずです。
紹介した記事には、田村氏の「中国を意識した日米同盟強化をアーミテージ2がめざすなら、日本もアメリカの思考に頼らない独自の対中総合戦略を立てて、アメリカ側とすり合わせるときがきた。」という主張がありますが、概ね私は賛成です。
その際には、政府や財界などのトップレベルだけに任せるんではなく、私たちも議論に参加したいですね。
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みゃぁぁぁぁぁ〜読んでたら頭おかしくなっちゃった(・_・、)
2005/3/31(木) 午後 3:33 [ uho**kod* ]
福山様。私もアメリカ追従はいいかげん日本は止めるべきだと思っています。いいようにアメリカに利用されていているだけなので、結局はアジア諸国から距離をもって相手にされなくなるような危惧があります。話は違いますが、今日JANJANにコメントしたら久しぶりに福山様のコメントがあって嬉しかったです。しかし、最近のJANJANは前よりひどい状態になっていると思います。一部の人たちの発言、あれは言論じゃありませんね。
2005/3/31(木) 午後 9:10 [ 木走まさみず ]
たしかアメリカにいらっしゃるかと思いますが、そちらではブログ全体の、アクセスランキング、トラックバックのランキングのような物があるのでしょうか? たしか誰かニュースキャスターの辞任のきっかけがブログ、の報道が有った気がするのですが、そうした物がないと起こらない出来事かなと。 何とか一般の国民の参加する場を、作らなければなりませんね。
2005/3/31(木) 午後 9:12 [ どん ]
うー子様、こんにちは。コメントを読んで思わず笑ってしまいました。質問などお待ちしています。
2005/4/1(金) 午前 11:48
木走様、こんにちは。JANJANのご意見板はもうあきらめるしかないようです。新天地として、とりあえず、天木直人氏の「メディアを創る」に書き込みできるようメンバー登録してみました。 http://amaki.cc/
2005/4/1(金) 午前 11:49
tlabyo様、こんにちは。あんまり詳しく知りませんが、複数のブロガーがブログを運営しているなど色々なブログがありますね。参考に以下の記事を紹介致します。 http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050107207.html
2005/4/1(金) 午前 11:50
ふくやま様、いつもありがとうございます。ため吉です☆中国と日本の関係ってこれからどうなるのでしょうか?最近では日本企業のコールセンタも中国に拠点を移しているところもあると聞いたことがあります。民間レベルでは既に提携済みや日本企業の下請け先の1つであるのに国家レベルでは余りにも差がありますよね。。お互いの国の友好関係問題は関係する国のみで話し合うのが本筋だと思います。そこになぜアメリカが入ってくるのがいつも疑問に思います。未熟者なので、的ハズレだったらすみません。。。また遊びにきますね☆
2005/4/2(土) 午前 1:12 [ - ]
ため吉様、こんにちは。ご意見、正論だと思います。日本はアメリカの意見を伺わないと外交ができないように見えますよね。簡単に言えばスネオとジャイアンみたいな関係ですかね。中国と日本がパートナーとして組むのはアメリカとしては阻止したいはずです。まー、現状ではありえない話なのでその心配はしていないと思います。中国や韓国と友好関係を深めるのは難しい問題ですが、なんとかしたいですね。
2005/4/2(土) 午後 0:26
ふくやま様 アメリカの後ろ盾がなくなったら、今度は中国がジャイアン化するのではないでしょうか?アメリカの横暴にも頭に来ますが、アメリカジャイアンより、中国ジャイアンの方が、怖いと思います。
2005/4/2(土) 午後 7:05 [ - ]
横レスになりますが、中国からみて日本によく言われる戦略的価値はありません。また中国韓国から日本を見れば、アジア辺縁文明の一成功者くらいの物でしょう。三千年も遡れば日本文化の独自性の成立は未だなのですから、部分にしか過ぎないのです。勿論それを現在にすぐつなげると言うことではありません。引っ越しも出来ませんが、心配するまではありません。思慮深く対処するなら。 ふくやまさま、お知らせありがとうごさいました。
2005/4/2(土) 午後 7:58 [ どん ]
この、何でもアメリカを頼りにしてしまう日本にもかなりの問題がありますね。そういう姿勢が反米国家にとっては不満なんでしょうね。韓国は決して反米国家ではありませんが(どちらかというと日本と同じ親米国家ではありますが)それでも、何でも米国の顔色を見ながら何でも米国の言いなりではよくないです。だからといって反米に翻ると怖いですし、難しいですね。
2005/4/3(日) 午前 0:38 [ Irisawa ]