希望と挫折を繰り返して

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私の両親は戦後生まれなので、私は第2次世界大戦前、大戦中のことは、歴史としての知識はありますが、体験談を直接人から聞いたことがありません。
私の(父方、母方、両方とも)祖父や祖母は、「大変だった、思い出すのもつらい」という話を私の両親が子供のころに話したことがあるだけらしいです。
ですから、私にとっては歴史の一部として考えることはあっても、過去として謝罪する責任があるとか、ないとかはあまり実感がないことなのです。
つまり、大日本帝国は昔、悪いことをしたのは間違いないが、そういう時代だったし、自分には直接関係ない(責任がない)と思っています。
もちろん今の日本政府には、継承国としてそれなりの責任があるとは思いますが、私、個人が罪悪感を感じる必要はないと思っています。

でも一度だけ、歴史としてではなく、複雑な過去として認識したことがあります。
アメリカに来て直ぐの頃、韓国系のアメリカ人女性に「私は日本語を全く話せないけれど、私の母は日本語がペラペラだったのよ。もう亡くなってしまったけど。」と言われたことがあります。
その時は、さすがに適切な言葉が見つからず、悲しそうな表情を作ったことがあります。
私が悪いことをしたわけではないので、謝ることはしませんでしたが、やっぱり複雑な気分になりました。

また別の話ですが、先日、中国系のマレーシア人の友人に「マレーシアでは第2次世界大戦の時代の日本は『悪い国』と学校で教えていますか?」と質問してみました。
すると彼は「随分、シリアスな質問ですね。僕たちにとっては、日本が3年間、マレーシアを支配したことよりも、はるかにイギリスが100年間、植民地としてひどい支配の仕方をしたと思っているから、日本はそんなに悪くないと教えられましたよ。」と返答しました。
さらに彼は「マレーシアでは、『ルック・イースト』と言って、特に戦後の日本人と韓国人を見習えという風に教えていますよ。」と言っていました。
そして彼は私に「たくさんの日本人が殺されたのに、どうして日本人はアメリカ人を嫌いに思わないのですか?」と質問してきました。

アメリカに対しての恨みや憎しみは私の心には全くありません。
(ブッシュ政権が世界平和にとって危険な存在だというふうには思っていますけどね。)
ここで、私は教育の大切さを強調したいと思います。
中国や韓国では愛国心と反日教育が密接に絡み合いながら、歴史教育をしているらしいという話を聞くことがあります。
もし日本が反米教育をしていたら、今の日本とは別の国になっていたでしょう。
歴史を子供たちに教える時には愛国心や信仰を絡めるよりも平和と友好が育まれるように教えて欲しいと私は思います。
その方が良い歴史、良い未来を作れると思います。
イスラム圏では反米教育、反イスラエル教育が活発らしいですが、それがテロの温床になり、憎しみの連鎖が蓄積されて行くのでは、と危惧しています。
日本が中国や韓国と本当にうまくやっていけるようになるには、今のままではまだまだ時間がかかりそうです。
各国の教育の仕方についてトップレベルでの話し合いが必要だと私は思います。


《余談》
アメリカにいると「日本はなんて小さくて資源の少ない国なんだ。こんなデカイ大国と日本が戦争したなんて、信じられないよ。」という気分になります。

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