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まず今回、初めて知ったインターネット新聞をご紹介します。 (私はJANJANしか知りませんでした。) でも記事を全文読むためには月に約1900円払わないといけないのは、ぼったくりだと思います。 で、その中から面白い記事があったので紹介します。 日本市場で成功するには 『オーマイニュースの挑戦』渡邉正裕 4/23 2005http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=249 韓国で大統領選にも影響力を持つようになったインターネット新聞「Ohmynews」のオ・ヨンホ代表がその軌跡を記した本。2000年に創刊し、いまや市民記者登録者3万2千人(2004年6月現在)が、毎日200本の記事を送ってくるという勢いだ。私自身、このモデルを参考とするため2001年に現地取材をしたが、そのまま移植しても成功しないと強く感じた。
びっくりしました! 日本のインターネット新聞「JANJAN」の場合は市民記者登録者が約2千人、毎日15本弱の記事です。 この違いは何なのでしょう? で、記事の続きです。 ◇日本と違う前提条件
韓国で成功を収めたモデルを日本にそのまま導入しても成功しないのは、前提が大きく違うのだから当然である。オ・ヨンホ代表は著書のなかで、「オーマイニュース」躍進の理由を5つあげている。これ自体には私も異論はない。 1.韓国ではこれまでのマスコミに対する不信と不満が、数十年にわたって歴史的に積み重なってきた 2.若い人たちへの政治への参加精神がどの国よりも高い 3.インターネットインフラが世界のトップレベル 4.韓国では1つの問題に対する「集中度」が高く、単一民族 5.韓国の土壌が市民記者制を望んでいた 3と4は日本も全く同じであるが、残りの3つは180度違う。 1【マスコミ】については、日本では、マスコミに対する不信感が弱い。これは、日本の新聞は、積極的に嘘を書くほど悪くないからだ。日本のマスコミの問題は「重要なことを書こうとしない」ことにある(例えば田中角栄の金脈は立花隆が報じたものだし、同様に西武・堤家の問題も昔から言われていたことがずっと放置され今頃問題になっている)が、それは読者のリテラシーが低いこともあって、不信感にはつながっていない。 2【政治】については、言うまでもない。若い人ほど選挙にいかないし、とにかく政治に対し冷め切っている。内向きで個人主義的な傾向が強い。韓国では盛大な「落選運動」があるが、日本ではそのような動きは全然盛り上がらない。イラク戦争においても、日本はどの先進国よりも反対デモに参加した人が少なかった。私自身、参加していない。 5【市民】については、そもそも市民という意識が日本人にはない。戦前は皇民、戦後は会社人間。「勝ち取った民主主義」でないため、市民意識が育たなかったのである。韓国は軍事独裁政権との戦いのなかで市民運動、労働運動が活発化し、市民権を勝ち取ってきた歴史があるから、全然違う。 本書によれば、オーマイニュースは、市民団体の「民主言論運動連合」が母体である。この団体向けに新人記者養成プログラムの講師をしていたオ・ヨンホ氏が受講生に呼びかけ、4人で始めたのが、そもそもの始まりという。 一方、日本には社会的に認知された市民団体が存在していない。道行く人に尋ねれば、100人に2人くらいは、弁護士らが各地で組織している「市民オンブツマン」あたりを口にするかもしれないが、それ以外の名前は出てこないはずだ。 う〜ん、確かに韓国の方が政治に一般人の関心が高そうですよね。 ただ、日本がなぜ政治に無関心かと言えば、ある程度皆満足できる生活を送れているし、日本は首相公選制ではないので選挙も盛り上がらないのかな、とも思いました。 私のこういう活動も自分が日本政府に不満で活動しているというよりも、平和な未来を築くためのボランティア活動のつもりでやっています。 さて、続きを見てみましょう。 ◇日本での試みの現状
本書でオ氏はこう述べている。「『オーマイニュース』を三度訪問した日本のマスコミ関係者は、2002年の初めに『オーマイニュース』と同じようなコンセプトのインターネット新聞を作った。しかし、それほど成功しなかったようだ。」 これは「JANJAN」のことである。前提を無視して、まともに、そのままの形を持ち込もうとしたのだから、うまくいくはずがない。富士ソフトABCという鎌倉市に本社を置く上場企業が、元鎌倉市長の竹内謙氏(JANJAN現社長)の要請で億単位のカネを拠出し運営されているという。これだけ財政的に恵まれているのに「成功しなかったようだ」という原因は、やはり前提条件が違うからだろう。同社は株式会社だが売上げはゼロに近く、富士ソフトの株主は、何らの利益(というか売上げさえ)も生まない事業に巨額を投じることに対し、よく黙っているものである。 一方、ライブドアも昨秋、オーマイニュースをまともに参考にして、同様のモデルで記者を募集し、1日の講座を受講すれば誰でも「パブリック・ジャーナリスト」(要するに市民記者)になれる仕組みを作り、既に記事も掲載され始めているが、ろくな記事がない。立花隆氏は「文藝春秋」(2005年5月号)で下記のように述べている。 「これと似た制度が韓国で爆発的に成功し、影響力において既成メディアに拮抗するところまできているが、ライブドアはケチなビジネス・モデルを作ったため(記者は起りうるすべてのトラブルに自己責任で対応。取材費も自己負担。記事を書いてもキャッシュの報酬はなく、ライブドアのページで使える『ポイント』の報酬しかない、など)、ろくな記者が集まらず、従ってろくな記事も生まれず、若干の有給自社記者によって、かろうじて自社発の記事をアリバイ的に数本出すというレベルにとどまっている。」 ここでは「ケチなビジネス・モデルを作ったため」としているが、「オーマイニュース」の原稿料も、トップ記事で1万ウォン(約1千円)、サブ記事で5千ウォン(約5百円)、それ以外が1千ウォン(約百円)であった(2002年8月現在)。ライブドアのパブリックジャーナリスト講座の受講者によれば、1本記事を書くと、1千円相当のポイントが貰えるという。講座が8千円なので、記事を8本書かないと元が取れないそうだ。 確かにケチだが、韓国でもトップ記事で1千円だから十分にケチなのであって、韓国での成功要因がそもそも金銭的報酬でないことは明らかである。私が2001年に韓国で市民記者4人ほどに話を聞いた際にも、「原稿料が欲しくて記事を書いている人など、ほとんどいないので、記者に払うより会社の運営費に充てたほうがいいと思う」というのが支配的な意見であった。 へー、JANJANが「富士ソフトABCという鎌倉市に本社を置く上場企業が、元鎌倉市長の竹内謙氏(JANJAN現社長)の要請で億単位のカネを拠出し運営されている。」というのは知らなかったです。 私はJANJANの市民記者なので、JANJANにはもっと頑張って頂きたいですね。 この紹介している記事はまだ続きがあるのですが、それは原文の方を見てください。 ただし、全文を読むためには、お金が必要みたいです。 で、私が考えるJANJANの良さは、私たちが情報を発信でき、ご意見板に意見を書き込めるのでネット世論を形成するのに向いていると思うところです。 普通のブログでも同じことはできますが、やっぱりインパクトファクターがJANJANの方が大きい、つまり読者の数が多いと思うわけです。 でも、韓国のOhmyNewsには足元にも及ばないですね。 既存のマスメディアを脅かすくらい成長して欲しいと私は思います。 もちろんそれがブログでできるならそれが一番良いと思いますけど… 皆様は韓国と日本のインターネット新聞の違いについてどう考えますでしょうか?
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