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京極夏彦先生の小説を再読中にともない、そしてなるべく多くの「妖怪」に出会いたいということで、今回は『塗仏の宴 宴の支度』を読むことにしました。
『塗仏の宴 宴の支度』は次の『塗仏の宴 宴の始末』の前段階。本当に「あぁ〜、「支度」がされていく・・・」って感じで・・・
「ぬっぺっぽう」「うわん」「ひょうすべ」「わいら」「しょうけら」「おとろし」の6種の「妖怪」によって着々と「支度」がなされていきます・・・
一見すると何にもつながりがない「妖怪」たちが、それぞれの場で、そして長い年月をかけて、きちんと「根底」でしっかりと「繋がっている」恐ろしさとその奥の深さ・・・
冒頭の「独白」部分の曖昧さ、ぼんやり加減と気持ちの悪さは、相変わらず。
そして、その冒頭の文章・・・
「泣き止むことのない嬰児の群れ。永遠に床から起き上がれない男。箱詰めにされた幾人もの女。無間地獄で苦行を続ける修行者達。御詠歌を唄う市松人形。子牛程もある大鼠。長く伸びる手。真っ黒い異国の神。眼球を好む蜘蛛男。堕天使。両性具有 −これは―こいつらはみんな死人じゃないか。・・・」
・・・の部分は今までの奥の深さと、相互の驚くべき関係性を改めて感じました・・・鳥肌が立ちました・・・
そして、一番最後の言葉・・・
(支度の完了)
・・・・やばい・・・身体の底からものすごい嫌悪感と恐怖感、そして高揚感が湧きあがってくる・・・ほんと「オモチロクテたまらない」♪
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