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待降節第4主日A年 2010.12.19(日)
マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。(マタイ1:21)
マタイによる福音 (マタイ1:18−24)
イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心していた。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れた。
☆☆☆ キリストに賛美!!! ☆☆☆
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この福音書の一節は、既に教会暦の中で朗読されたマリアに出現した大天使ガブリエルからのお告げ(受胎告知)の場面と対比をなすものであり、当時空間的に離れて住んでいたヨセフにも、マリアと同じく、大天使ガブリエルが訪れて、夢の中でお告げを伝えているのです。この対称性は美しいですね。ヨセフには、幼子の誕生を知って恐れをなした当時の権力者:王の命令で出生地での住民登録が民の全員に命ぜられた時も、後に出てくるように、同じく夢の中でガブリエルによりお告げを受け、エジプトに逃れたため、難を逃れた。この時の幼い子どもたちの命が失われた犠牲と権力者の暴虐は現代にまで通じる、警告の働きをしていると言える。ヨセフのこの夢見が後に、生まれたばかりの幼子イエスとマリアとヨセフ自身のいのちを救ったのである。生まれようとする”いのち”を迎え入れるとき、”いのち”を守るとき、のふたつの大切な場面でヨセフに与えられた神の恵み・啓示・メッセージが大天使ガブリエルを通して与えられている。神に仕える天使(愛と奉仕のこころを持って)の働きのひとつです。
そしてここでの背景を説明すると、当時のユダヤでは、私生児(親が違う子供)や未婚の母の子が見つかると、石うちの刑で殺されてしまう。マリアの子のことが明らかになったとき、もしヨセフが結婚した時、「誰の子か?」と聞かれたとき、答えに困る。「わたしの子」と答えれば時期的に結婚前に交渉を持ったことになってしまうし、「わたしの子ではない」と言えば、石うちの刑でマリアと子が殺されてしまうからである。
こういう切迫した状況で、正しい人であった、ヨセフは誰にも本当のことを言わないままに、秘かに縁を切ろうと決心していたのである。
ヨセフは徹底的にその生涯を通して、マリアと幼子イエス(のちに成長して公生活をされたイエス・キリストとなる)を護った。ヨセフのこれらの徳にも敬意を持ちましょう。そして、ときにヨセフにも取り次ぎを願う(神への祈りの)ことはよきことです。
ここで名前のことに触れますが、イエス(ギリシャ語):もしくはイエズス(ラテン語)は、油注がれた者、救い主を意味する言葉です。そして、インマヌエルは福音の中で述べられている通り、「神はわたしたちとともにいる」常にいてくださることをみなさん、ほんとうに力強く信じて、決して神に背かず、神に喜ばれることのみに心を向けて言葉に出し愛の行いを致しましょう。そのように心がけましょう。決して悲観せず、絶望せず、愛と信仰の喜びと平安と平和と希望のうちに常にあれるように心がけましょう。それができたとき、心の扉が開き、わたしたちは生きながら、この地上にいながら、言わば、天国の愛を生きることができるのです。神の国、天の御国、永遠の命に生きることができるのです。そこに至るまで、愛でないすべてを捨て、離れなければなりません。その人生の長い旅路に神の祝福が豊かにありますように!
クリスマスは、通常の誕生と異なる’神の子の誕生の奇跡’の物語、それを親から子へと語り継ぎ、奇跡の誕生をともに家族や教会でお祝いする時なのです。
アダムとイヴが楽園で蛇にそそのかされて罪(’原罪’と呼ばれる罪)を犯し、神に背いてから、人類には、男には額に汗する労働、女には産みの苦しみが与えられました。産みの苦しみの中には子供を生むために予め通常必要な霊肉ともにするかかわりの際の苦しみも含まれるでしょう。一切の苦しみから離れて、神の全知全能により、聖霊のはたらきにより、おとめマリアは身ごもったのである。まさに「神におできにならないことはない。」、人間の眼には奇跡に映ることだけれども神には容易なことであるに違いない。この奇跡の誕生を全人類の救いの希望の星、救い主:幼子イエスの誕生をイヴの日にお祝いし、主を賛美し、神に感謝させていただける日、その前に救い主の誕生を待ち望みながらひとつの神の民としてともにふさわしく準備をさせて頂きましょう。神に感謝!!!
主の平和教会 司祭 聖フランシスコ
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