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昨日は終戦記念日でした。
今年は震災後、破壊された町の映像に、荒れ果てた戦後の風景を見た気がして、今までになく平和の大切さを実感したように思います。 特に、福島の惨状は広島や長崎での悲劇を彷彿とさせます。 実際、東京大学の教授の話では、福島は広島原爆の29倍もの放射能で汚染されてしまっているとか(・・;) 数ヶ月前、俳優の田中好子さんが亡くなられた際、代表作として『黒い雨』が紹介されていました☆ 死の床にあってもなお被災者の方々を思い、「天国でお役に立ちたい」というメッセージを遺していたことを知り(T_T)、追悼の気持ちとともに今作を拝見しました☆ 観賞後、彼女の被災者への思いには、今作で演じた役柄への思いと重なる面もあったのではないかと感じました。 原爆が投下された日、矢須子は爆心地から離れた広島市郊外にいたため爆風を受けることはなかったものの、その後降った黒い雨(放射能雨)にあたってしまいます。 そのことで、結婚して子供をもうけるというささやかな幸せさえも困難になってしまうのです。 被爆したのかどうか、発病するのかどうか…放射能の恐ろしさは時間をかけてじわじわと命を蝕まれていくことかもしれません。 何の罪もない若い女性が、いつ訪れるかわからない死の宣告に怯える死刑囚のような苦しみを味わう事になるなんて…切なすぎます(/_;) そんな運命に負けじと生きようとする健気な矢須子の姿に心打たれました。
戦争が終わっても、多くの被爆者たちにとって、戦いは果てしなく続くのです。 少し前の新聞で、子供のころ広島で被爆し年老いた今、福島で被爆したおじいさんの記事を目にしました。 せめて老後だけでも安らかな日々を過ごしていただきたかったのに…(T_T) 太平洋戦争では、日本政府(日本軍)が始めから勝ち目のない戦争とわかっていて参戦し国民を見殺しにした事実が判明しているけれど、危険性の高いエネルギーによって大事故が起きる可能性に目をつむり多くの被害者を出した今回の原発事故は、人命よりも利益や権力を重視した国や経済界の姿勢が戦時下と変わっていないことを物語っているように思えてきます。 いかに物質的に豊かになっても、精神は貧国のままなのかもしれません。 矢須子たちに降り注いだ黒い雨は、そんな汚れた黒い心を象徴しているかのように感じられました。 また、いつの時代も罪なき人たちが黒い雨を受け、責任ある者たちは大きな傘の下にその身を隠しているのも理不尽だと思いました(>_<) |

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ポーさん こんにちは。
我が町でも現在『黒い雨』が古い映画館で上映中で、観て来ました。
国のTOPが愚かなせいで、国民が翻弄され苦しめられる様は同じですね。
戦争が終わっても苦しみが去らない、被爆したヒロインも復員したが
精神を病んでしまった青年も、ずっと恐怖を抱えて生きねばならない、
本当に酷い物語でした。この度の原発事故で再び起こした過ちでなく、
仰るように政府があの頃と何にも変わっていない結果かも知れません。
TB&ポチいたします☆
2011/8/17(水) 午後 5:02
んー、これは見てない・・・・失敗だ・・・
なるべく早く見よう。
2011/8/17(水) 午後 9:03 [ そら兄弟 ]
しずかさん
ぽち&TBありがとうございました♪
私はDVDで観ましたけど、映画館で拝見したい作品でした☆
東北人の忍耐強さや冷静さや周囲への思いやりは日本人の美徳として、海外の人々から一目置かれたけれど、日本の政治家や官僚、経団連は海外からも国内から見ても、残念な感じですよね(^^;)
2011/8/19(金) 午前 0:39 [ ポー ]
そら兄弟さん
戦争が人の体のみならず心も傷つけ、その傷が簡単には癒えぬこと、被爆したことによる差別の問題など、戦争や人間を深く静かに描いた作品でした☆
オススメですよ♪
2011/8/19(金) 午前 9:02 [ ポー ]