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現代の普通の家族の日常を描いた話でした。
登場人物たちの描かれ方がリアルなので、それぞれの人物に自分や家族を投影しながら鑑賞できると思います。
実際、どの人物も「こういう人いる(笑)」と思えるほど身近で、共感したり反感を覚えたり…で
家族との関係性を改めて考えさせられました。
小津安二郎監督の『東京物語』と比較してみると、さらに面白さが増すのかもしれません。
田舎から東京に来た年老いた両親を、兄弟たちが協力してお世話する過程で、家族の本音が見え隠れし、それぞれの人間性や関係性が次第に浮き彫りになっていきます。
祖父母が自分の部屋に泊まることになり、「ホテルに泊まればいいじゃん」と機嫌を損ねる孫…子供が自己中なのは仕方がないにしても、大人のはずの長女まで「今、いろいろと忙しいのだから、ホテルに泊まっていてほしかったのに」とグチをこぼしてしまいます。
多忙な状況で気心の知れている家族相手だと、つい本音を口にしてしまいたくなるのはわかる気もするけれど、子供や孫に会いたい一心で不慣れな東京に出て来ているのだから、短期間くらい優先的にフォローしてあげてもいいのに…と思いつつも、忙しくて自分のことだけで手いっぱいだと現実的にはそうもいかないのかも…といろいろと考えさせられました。
田舎はゆったりとした時の中でご近所や親類が助け合いながら生活しているイメージがあるし、子供は積極的に親の面倒を見るのが当たり前という風習が根強く残っていそうですよね。
いっぽう、都会の単身者が多いマンションだとお隣さんが何者かわからない場合も多いし、親切がおせっかいになることもあるので、問題が生じても大抵のことは自分の家だけで完結してしまうのが普通のような気がします。
核家族の家庭も多いから、実家との関係も希薄になっていそうですね。
田舎の親世代が求める家族関係と都会の子供世代が求める家族関係は、どちらにも良し悪しはあるように思うけれど、同じ家族なのに求めるものが違うと、切ない状況になってしまうようです。
東京に居場所がない年老いた夫婦を見ていたら、親孝行しなきゃと思ったけれど、ウチの両親はアクティブに人生を楽しんでいるので、今のところ親孝行の余地さえないことに気づきました。
いまどきの親世代は「隠居」という言葉とは無縁なようです。
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アカデミー賞見てます・・・・。ん〜残念・・・。
2014/3/7(金) 午後 10:36 [ そら兄弟 ]
そら兄弟さん
私も見ました♪
今年は良作が多かったので、予想が難しかったです…。
2014/3/8(土) 午前 0:29 [ ポー ]