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7月は数日40度を超えています。

鍛冶屋さん

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浅井さん

私が包丁を販売する際に一番先に相談に乗っていただいたのが、越前の浅井さんでした。とても研究熱心な方でその後も、私が希望する青紙スーパーや粉末鋼を製品にしてくれた職人さんです。温和で細かな仕上げにも対処してくれました。この数年、重病で大変だったのは確かですが、最後の最後まで包丁を作っていました。先週末にも彼の最後の包丁を見てどうしているのかなー。って思っていた際の訃報でした。勿論、日本に行くことも出来ませんでしたが、包丁を通じて話し合えた内容は忘れることができません。心よりご冥福を申し上げます。
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昨年の関のナイフショーで奥様と。
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昨年のナイフショーに出品した最後の作品がこの半鏡面仕上げの包丁です。会場を1周したら買い取られていたので後日作っていただきました。桐箱の字が素晴らしいのですが、これは実は奥様が書き込んだものです。
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***さんから記事が読みたいとの連絡があったので、全公開にします。この和牛刀は24cmですが、今までの浅井さんの包丁で最高のレベルで仕上げられていました。先ほど写したので写真の出来はご勘弁願います。
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自宅にて。

鍛冶屋さんと鋼材

こんなテーマはなかなかないと思います。鍛冶屋さんの仕事は鉄を打つことですが、この道40年の名匠でも利器材しか打ったことがないというのも珍しくありません。利器材と言っても包丁の形に整形されたプレス材もあれば、鍛接時のミスを防いだ極厚の三層材まで種類は多種にわたります。このあたりが製造工程のわかりにくいところですが、刃金を付ける工程は最も鍛接ミスの出やすい工程で鋼材によっては鍛接できないものもあります。三層材でも極厚のものからたたくものは素晴らしく作業工程を短縮できる利点もあります。どこの誰とは書きませんが、プレスで型抜きした量産品でなくても素晴らしい三層材の包丁もあるということです。そんなわけで今回は鍛冶屋さんの鋼材を紹介します。正直申し上げてこの種は量産品ではありません。
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こんな板から中子を整形して包丁を作っています。
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どうでしょう。この厚み!!
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これを見て驚きました。型抜きの刃先だけちょろちょろ打つのとこんな鋼材から打つのが同じ三層材で片づけられるのは残念です。何でしょうかこの厚み!!軽く3cmはあります。このような鋼材からの鍛造は鍛接以外全く同じ工程で包丁が作られます。ある意味、鍛冶屋さんにとっては最大の努力でリスクは少なくなります。驚くような厚みです。

堺の鍛冶屋さん

分かっていますがあえて誰かは書きません。これだけで誰か分かればかなりの通です。
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答えは山塚さん。銀三をよく扱います。
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これは銀三用の電磁炉です。瞬時に加熱します。
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これは炭素鋼用の窯です。温度が全く異なるので同じ炉では働けません。

プロの目

頼んでおいた地金の量が気になって青木さんに確認してもらいました。青木さんとは、包丁の話なら何でも自由に話せます。今回はプロの目から見た地金の話です。完成品ではありませんが、このような地金には強く惹かれます。一般の人には目にする機会はないのですが、包丁に携わった人たちの本音をのせてみました。
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しかしながら改めて敬次郎さんの地金を前にして考えますと職人の生き様や魂を感じます。堺の手打ち刃物の地金を沢山見てきておりますがここまで手槌跡のある地金はありません。
人によってはハンマーでの叩きはある程度までマシーンで叩けば後は同じだと言う場合もあります。しかし敬次郎さんがいつも言っておられました。手で叩いた数だけ良い刃物になるんやで、と手間と暇を惜しまず己を信じて仕事をやり通した本物の職人と改めて思いました。 青木俊和
私の注文した地金に対してのコメントです。いつもこんな会話で包丁の注文のやり取りが行われます。
このような会話に数値はあまり必要ありません。良いか悪いか。出来るか出来ないか。のどちらかです。
上記の文は私に対する今日の青木さんとのやりとりです。勝手にのせたので怒られるかもしれません。
でも大丈夫、青木さんって信用できるんですよね。良い出来なので写真に残しておいたそうです。
しばらく寝かせておこうかな?なんて思いました。表に出しにくい内容ですが、鍛冶屋さんの努力に感銘してしまうような隠れた話です。

引退

ある鍛冶屋さんが、年内で引退します。本当に寂しい話です。数はよく覚えていませんが、記念に4-50本頼んでおきました。この方の何かの映像で鍛冶の仕事を通じて人の役に立てればというようなことを説明されていました。実に謙虚な人柄です。
何十年も鍛えていれば、失敗作など出ないと多くの方は思うかもしれませんが、実は2−3割廃棄になります。
それぐらい仕事に厳しい方です。
今なら30本ぐらい所有していますが、まったく足りません。これから色々と頼みたかったのですが。
片刃専門の職人さんです。来週、特注品が2本来ます。
 
皆さん、諸事情ですみませんが、分かっていても実名は伏せてください。実に寂しい気持ちです。

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