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FANIA ALL STARS

キューバは20世紀前半におけるポピュラー音楽の最大生産地だったが、1959年フィデル・カストロによるキューバ革命が起こり状況が一変した。
革命とそれに続く国交断絶によりキューバから米国へは新たな音楽情報がバッタリと入らなくなった。

このため、ニューヨークに住むプエルトリコ人を中心とするラティーノたちは、自分たちで新しいラテン音楽を作る必要に迫られた。
60年代前半、米国全土で公民権運動が盛り上がり、アフリカン・アメリカンを中心に、自分たちの民族的アイデンティティを見直そうという気運が極点まで高まってきた。

キューバ音楽と米国のR&B、ソウル、ロックなどを混ぜ合わせてブーガルーやシンガリンが生まれた。
また、マンボ世代とデスカルガ(ジャムセッション)も盛んに行われた。
この試みは、ニューヨリカン意識のひとつの芽生えだった。

こうした新しい動きを最も端的に象徴したのが、64年に誕生したファニア・レコードである。
時代の雰囲気を的確にとらえヒット作を連発したファニアは、あっという間に人気レーベルにのし上がった。
そして、68年、レーベルの看板スターばかりを集めたオールスター・バンド=ファニア・オールスターズを結成。

70年代、ニューヨークのサルサが大きな盛り上がりをみせたとき、その中心の座に座ったのはキューバ人ではなく、プエルトリコ人であり、ドミニカ人であり、ユダヤ人であった。
バック・トゥ・ルーツ的な過程で生み出されたのがサルサという音楽であり、NYのヒスパニック系のコミュニティを一つにまとめたものであった。

イメージ 1


FANIA ALL-STARS LIVE AT THE CHEETAH VOL.1 & VOL.2

サルサのリズム楽器については、ライナーから下記を引用。

<右スピーカー>
ポコポコ鳴ってるやつ=コンガ。サルサの最重要楽器の一つ。
その側のカチカチ金属音=ティンバーレス。
ティンバーレスはスネアドラムを二つ並べた楽器で、ステディなビートを刻む時は、その金属の外側を叩き続ける。

<左スピーカー>
固い音でギーコギーコ鳴ってるやつ=ギロ。
マラカスと同じく、普通は歌手が担当する。リズムに粘りを出すための楽器。
パカン・ポコン乾いた音を出してるやつ=ボンゴ。コンガと対の関係にある。


と、説明が長くなりましたが、もっとラテンについて調べてくと聞き慣れないチンプンカンプンな言葉ばかりで面食らう事も。
私にとっては、特に打楽器系の聴こえ方等が変わってくるアルバムですね。

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