第七官界彷徨

好きな本、音楽、映画。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 次のページ ]

Ella Fitzgerald

2010年、突然ブログを再開しました。
文体が変わりましたが特に意味はありません。
エクリチュールの変更です。

最近しばらく聴いている、Ella Fitzgeraldに関して。


 



彼女の声はとてもとても魅力的です。
時に優しくて力強くて、時に悲しげで、ときどき諦観しているような。

九鬼周造は「いき」という語を分析し、
諦観、意気地、媚態から成り立つものだと述べました。
いわく、
『垢抜けして(諦)、張りのある(意気地)、色っぽさ(媚態)』であると。

僕は、Ellaの声にそれを感じるのです。

『女生徒』 太宰治

イメージ 1

女性の一人称で語られる短編集。


本当は女性が書いたのではないか、
と思わせるくらいに女性の内面を精緻に描いていると思う。
(じっさい僕の母がそう言っていた、女の気持ちがわかっていると)


僕がとりわけそれを感じたのは、
『皮膚と心』という作品である。

というのも、この作品で描かれている内容が、
江國香織の短編『災難の顛末』
で描かれているソレに似ていたからだ。


太宰治といえば『人間失格』
そう思い込みながらこの作品集を読めばきっと、
太宰治の多彩さ、多才さにビックリさせられる。

"ahi estas tu" Chambao

スペインのグループChambao

電子音を用いるなど、非常に現代的でありながら
同時にプリミティヴでもある。

ヴォーカルの声がとても心地いい。



イメージ 1

『ライ麦畑でつかまえて』で知られるサリンジャーの作品。



僕は中学3年のときに『ライ麦〜』を読んでから、
いままで都合10年くらい、
サリンジャーの作品を繰り返し、繰り返し読んできた。
幸か不幸かサリンジャーという作家は極端に寡作であるのだが。



『フラニーとゾーイー』は
時系列的にも、内容的にも関連している
二つの短編作品で構成されている。


内容の紹介は省くとして、
この二作品はとにかく登場人物による会話が素晴らしい。
本当によくしゃべるのだ。饒舌。
それが生き生きとしていて、
映像を見ているよう。


とりわけ、
ゾーイーと、彼の母であるベシーが織りなす会話には、
諧謔や揶揄の裏側にある
家族に対する慈しみや愛情がひしひしと伝わってきて、
毛布にくるまっているみたいな温かい気持ちになる。



原文で読むのも勿論良い、
しかし野崎氏の翻訳も秀逸である。


(そういえば以前、
村上春樹氏がこの作品をいつか関西弁で翻訳したい、
そんな主旨のことを仰っていたような気がするのだけど、
勘違いかしら)


この作品は僕の宝物。

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 次のページ ]


.
アリョーシカ
アリョーシカ
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事