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すでにニュースでご存知の通り、岡山の海底トンネル工事において甚大な災害が起きてしまいました。
行方不明の作業員の方々の一刻も早い救出を望むばかりです。
ワタシは会社勤め時代、某ゼネコンで11年間、この「シールド工事」だけ担当し続けました。
シールド工事の機械・電気担当の通称「機電屋さん」と呼ばれておりました。機電屋は現場で設備に何かあると真っ先に呼ばれて修理にあたるのです。下請の作業員さん達からは、現場所長よりも工事主任よりも誰よりも、機電屋が一番頼りにされて、大事にされて、可愛がられました。
だから一般の人々には馴染みがなく想像もつきにくい「シールドトンネル」のイメージが手に取るようにありありと分かるのです。
この事故、工事関係者や専門家の言う通り、通常のシールド工事では、とても考えられない程、作業員の避難も間に合わない程、急激に大量の海水が坑内に溢れ出したのです。
ワタシなりに原因を想像するに
①セグメント(シールド機で掘削した後、トンネルを構築する組み立て壁)の破損または脱落
②テールシール(シールド機とセグメントのスキマ10cmぐらいをうめるシール)の大規模な破損または脱落
③スクリューコンベアのゲート(掘削土砂取り出し口)が故障により閉まらなくなった。または全開のままになってしまった。
こんなところでしょうか?
①番が最も考えにくい ②番はよほどシール材全部がいっぺんに無くなる事は考えにくい。シールの小規模な破損ぐらいであれば十分に対応可能 ③番もしゲートが開きっぱなしのままだったら?これが一番現実かも?と思うのですが、実は例えゲートが開きっぱなしでもスクリューコンベアの中には掘削土砂と水が混ざった状態で存在していて、それ自体が止水効果があります。開きっぱなしのゲートから、急激に大量の海水が溢れると言う事は少なくともその直前のスクリューコンベアの内部の状態が「ほぼ海水かそれに近いシャバシャバ状態」でなければ、こんな風にはならないと思います。通常の掘削作業では土砂の状態がシャバシャバになる前に、掘削スピードやスクリューコンベアの回転数や添加材などで対応するのです。ホントにそこまでシャバシャバだったのかな?と言う疑問は残ります。
ニュースでの解説図で「隔壁(バルクヘッド)が破壊した」とありますが、わずか150m程しか掘削していないシールド機の隔壁が水圧・土圧で破壊する事など絶対にありません!
(戦時中に投下された魚雷に当たってしまった!とか言う話しなら別ですが)
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