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< アブラゼミの儚い恋の季節・・・>
アブラゼミは夜になっても<ジージージージー>鳴いています。
このアブラゼミの名前の由来は、鳴き声が油を鍋で熱したとき
に撥ねる<ジリジリ>という音に似ているために名づけられた
といわれています。
エッ! そんな名前の由来はでは アブラゼミがかわいそうに
おもいます。・・・ ご存じのように、アブラゼミは 約7年間もの間
幼虫として地中のなかで過ごしていたのです。
その間 地中なかで脱皮を繰り返しながらすこしずつ身体を大
きくして、ようやく羽化の条件が整ったので 地上に出てきたば
かりなのです。
でも、地上に成虫としてあらわれ羽化したらなら 短い間にとて
も大事な使命が待っているのです。それはアブラゼミとしての
間断なき生命の継続を果たさなければならないからです。
羽化したばかりのアブラゼミのオスたちに与えられた時間はお
よそ一週間。・・・その間にオスたちは 恋の相手のメスを探して
愛を語らい交尾しなければなりません。
そのために アブラゼミのオスたちは <ジージージージー>と、
夜通し必至に鳴きつづけて自分を受け入れてくれるメスを探して
いるのです。そうしないと短い恋の季節が過ぎてしまいます。
だって、その準備期間に 約7年間ものあいだ 真っ暗な地中の
中で過ごしてきたのです。そうしてやっと羽化したのですから、
是非とも早く 恋人のメスを見つけたいじゃないですか、・・・・
<ジージージージー> 夜通し鳴きつづけるアブラゼミの大音響
は、羽化したばかりのセミたちの懸命なラブコールの大合唱でも
あり、儚い恋の季節でもあるのです。・・・・・
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散策雑記
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<雪持ちの木々>
雪の名前は 雪が降る時期によって呼び方が変わったり 雪の状態や積もった様子によって さまざまなたのしみかたがあります。
雪の降る時期によっての呼び方は 「初雪」「早雪」「初冠雪」やがて「終雪」「雪の果て」「雪の名残」そして「名残雪」など ・・・・
また雪の降る状態によって 「白雪」「雪花」「深雪」「細雪」「粉雪」「こごめ雪」「綿雪」「泡雪」「餅雪」「牡丹雪」「玉雪」「濡れ雪」「風花」など ・・・・
それから 積もった雪で薄明るい様子を 「雪明かり」といいますし、木々などに積もった雪の様子は 「綿帽子」 そして常緑の松の枝葉に積もった雪は 「松の雪」と呼ばれているとか ・・・・
今朝がた うら庭に うっすらと 「淡雪」が降りました。やがてすぐに融けてしまうのですが、ほんのしばらくのあいだ 「綿帽子」や 枝や葉っぱに積もっていた 「雪持ち」 をたのしむことができました。・・・・
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<レンゲ草のかがやく 風景>
昭和50年代末の頃まで 毎年4月中旬から5月はじめ 各地の田んぼはレンゲ(ゲンゲ)の花で埋まっていました。そして小さなおんなの子たちは 可憐なレンゲの花をたくさんとってきて 淡いレンゲの花かんむりをあんでいました。
当時 レンゲ草は水田の緑肥や牛の肥料として栽培されていたのですが、いつのまにか全国的に化学肥料が使われるようになって 各地のほとんどの地域の田んぼからレンゲ草がみられなくなってしまいました。
それでも まだ地域によっては休耕田を活用してレンゲ草を栽培しているところがあります。先日 高槻市郊外の三島江地区へうかがったら ちょうど <レンゲまつり>の最中でした。
三島江地区では あたり一面の田畑全体が淡いレンゲ色に染まっていて さわやかな風が たくさんの可憐なレンゲ草をゆすっていました。・・・・
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< 雪女の伝承と感懐 >
雪女(ゆきおんな)の物語は東北や北陸の雪国を中心に各地に伝承されているそうです。雪女の話は古くからあり、室町時代に記述された『宗祇諸国物語』に掲載されているそうです。
各地の雪女の物語に登場する主人公の共通項は 雪の降る静かな夜に 美しい女性として男や子供の前にあらわれることが多いようです。
民話の里として知られる岩手県遠野地方では小正月や谷の満月の夜に雪女が多くの童子を連れてあらわれて子どもをさらってゆくと伝えられ、雪の夜の子供の外出を戒める物語です。
また豪雪地帯として知られる新潟県小千谷地方では、ある雪の夜に独り身の男のところへ美しい女性が訪れ、その女性は自ら望んで男の嫁になるのですが、男はその嫁のためをおもって沸かしたての風呂に入れたところ、ほどなく嫁の姿がみえなくなり 細い氷柱だけが浮いていたという物語です。
このまえの日曜日には 久しぶりに雪が降りました。美しい姿であらわれる雪女には いちど逢ってみたいおもいもありますが、雪の谷に突き落とされるのは怖いので、昼間のうちに近くの温泉にいって のんびりゆったりしてきました。
でも、しんしんと雪降る夜になると 裏庭に連なる雑木林の奥の方から 美しい雪女があらわれるのを期待してしまいます。・・・・
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<秋冷の赤目四十八滝散策>
千手滝
赤目四十八滝は三重県名張市赤目町を流れる滝川の渓谷にある一連の滝の総称です。
四十八滝とは渓流に懸かっているたくさんの滝を総称して呼ぶ言い方であり、かならずしも四十八の滝があるわけではありません。現在各地に四十八滝の名のついた名所は約20ケ所もあるそうです。
赤目四十八滝は奈良時代には修験道の開祖<役業者>の修業の場であったと伝えられており、起伏の激しい険路がつづいているため伊賀赤目忍者の修行場でもあったそうです。
赤目町の山間部に連なる鬱蒼とした渓谷を流れる滝川沿いの山道を歩いていると、ときおり冷たい秋風が頬に触れます。
赤目四十八滝は 車谷長吉の直木賞受賞作品 『赤目四十八瀧心中未遂』の舞台としても知られ、幾つもの滝の浄音が原作のなかのふたりの暗い過去を消し去るように響いていました。・・・
不動滝
布引滝
陰陽滝
荷担滝 琵琶滝
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