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書庫キット紹介(練習機他・ソ連)

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関東は、月曜日夜間に稀にみる大雪になりました。ぺんぺんの自宅付近は、ちょっと内陸になるせいか、積雪は約30cm。雪国の人には笑われてしまいそうですが、普段雪と無縁な生活を送っている者にとっては、パニックになりそうな天候でした。
とりあえず、夜は1時間かけて玄関から最寄りの道路まで雪かきしたので、翌日以降は何とか通勤しています。でも、夜は付近の道路がいたるところでアイスバーン状態。しばらくは、ペンギン歩きで何とか乗り切りたいところ・・・

さて、今回からは変な機体のキットの紹介です。変な機体の中には、形がちょっと変わっていたり、開発コンセプトがおかしな機体も含めていこうと思います。
トップバッターは、MSV製のスホーイSu-12偵察機の1/72スケールのキットです。

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こんなマイナーな機体、ネットで検索しても出てこないだろうと思っていたら、そのものズバリがWikiに紹介されていました。以下、その記事を要約しながら、ちょこっと感想も。
実機はソ連が大戦中に開発に着手した双発双胴の試作偵察機で、1947年に初飛行しました。一応は性能良好ということで制式採用されましたが、生産する工場が無かったため(何じゃ、そりゃ?)そのまま開発中止になりました。
まあ、ドイツのFw189の使い勝手がよさそうだったので、エンジンを換装して機体の各部を新しくして最新機としてデビューさせてみたということのようです。でも、性能良好と言っても、最高速度540km/hの機体で何をしようと思っていたんでしょうね〜

キットは10年ほど前に販売されていました。一定数が店頭に並んでいたように思いますが、いつの間にか消えてしまいました。

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箱の中身です。一部、仮組み中です。
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パーツの状況です。
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仮組みしてみた胴体と主翼。胴体や主翼自体の合わせは、なかなか良好です。それにしても、Fw189そっくりですなぁ。パクリと言われても仕方がないですね〜
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細かいパーツ。割と新しいキットだけに、各パーツはシャープな出来です。
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でも、パイロットのパーツは何か60年代の国産キットみたいな出来です。一応腕は別パーツになっているようですが。

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組み立てはそれほど難しくないと思います。中央胴体と双胴、主翼の合わせに細かい調整が必要ですが、まあこの手の機体のキットでは不可欠な作業ですね。
外形は、それなりに実機の雰囲気を捉えていますが、正確かどうかは詳しい図面も無いので不明です。

と言う訳で、第1弾は、ソ連のパクリ機体を取り上げてみました。お次は、何にしましょうかね〜
今回は、ちょっと大型の機体のキットを取り上げます。

トランペッターのベリエフBe−6飛行艇の1/72スケールのキットです。

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実機はソ連のレジプロ双発飛行艇で、1948年頃初飛行しました。2式大艇並みの機体を、2000馬力超のエンジン2基で引っ張ろうという、いかにもロシア的な豪快さを感じる機体です。哨戒や輸送の任務で50年代〜60年代前半まで利用されていました。
キットの発売は5、6年くらい前でしょうか。骨董品コレクター?のぺんぺんのストックの中では、新しい部類のキットになります。昔、東ドイツのVEBが1/72のキットを出していたのですが、それ以来となるキット化です。

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このキット、例によってヤフオクで「一山ナンボ」という感じで落札したキット群の中に紛れていたのですが、箱に残っていた値札を見てビックリ!
この値段なら、絶対に購入しません!(根が貧乏人なので、1個5000円以上のキットは買わないようにしております・・・
でも、最近の輸入キットって、平気で1万円超えしているみたいですね〜

閑話休題、キット紹介に戻ります。
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箱の中身です。かなりパーツ点数は多いです。
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胴体のパーツです。雰囲気的に、マーチン・マリナー飛行艇と
2式大艇を足して2で割った感じがします。
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主翼のパーツ。動翼は別パーツになっていますが、可動する訳ではありません。
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尾翼にはかなり強い上半角が付きますが、左右一体成型でそれを表現しています。
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細部はかなり細かく作りこまれています。
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VEBのキットでは、影も形もなかったコクピットや機内は、プラパーツだけで細かく再現されています。ただ、組んでしまうとまったく見えなくなるんですよね〜

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デカールはソ連海軍と中国海軍(かな?)の2種類が付いています。塗装的には、今ひとつ変化に乏しいですが・・・

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アクセサリーとして、魚雷や爆弾が付いています。

組んだことがないので、キットの出来云々は何とも言えません。パーツを見た感じではなかなか精密に見えるのですが、パーツの合わせは、もしかしたら調整が必要かもしれません(トランペッターのライトニングやガネットで苦戦した記憶があるもので・・・)。
まあ、高価なキットなので誰にでもお勧めとはいきませんが、ソ連の大型機の1/72のキットは種類も多くないので、東側の機体に興味がある方は入手してみてください

前回ヒューイコブラのキットを紹介しましたが、私は個人的にこの機体があまり好きではありません。ただ細身で何かヘリコプターらしくなくて・・・と言う訳で、この機体の他社のキット(イタレリ、フジミ、モノグラム等)は、一時期購入していたものも軒並み処分してしまいました。

そして、この機体から始まる各国の細身の対戦車ヘリのキットも、一応は作ったことはあるものの、これまた現在ほとんど所有していない状態です。
そんな中で、珍しく生き残っていたキットを今回、次回と紹介します。

まずは、巷では「トンデモキット」として名高い?もののご紹介。
イタレリのミルMi−28の1/72スケールのキットです。

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【実機の紹介】
実機はソ連の対戦車ヘリで、Mi-24ハインドをより進化させて対戦車用に特化した機体です。原型機は1982年に初飛行しましたが、Ka−50との採用競争に敗れ、開発はいったん中止となりました。しかし、Ka−50の配備が思うように進まなかったことから、Mi−28に全天候性能を付加したN型がロシア軍に導入されることになったようです。

【キットの紹介】
キットは、80年代初めに発売されました。Mi-28の世界初のキット化になります・・・というか、実機が公表されるかされないかという時期の発表でした。日本ではタミヤがウォーバードシリーズの1点として発売しているので、結構お馴染みのキットだと思います。

もう、最初にはっきり言っちゃいますが、このキット、素人目に見ても実機と違っています。百聞は一見にしかずなので、絵で見ていきますと・・・
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これが、キットの塗装図。中のパーツも大体こんな形状です。

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そしてネットから引っ張ってきたA型の図。機首や胴体の形状、エンジン周りなど、まさに「別の機体」です。どうやら、機体の想像図をもとに型を起こしたようですね。

と、ここでばっさり斬り捨てるのも何ですので、一応はキットの中身も紹介しておきます。
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機体の表面などは凸モールドで表現されています。
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デカールは1種類だけ。機体同様?考証はいい加減です。
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パーツ数は、ヘリのキットとしては平均的なものです。エンジン周りやキャノピーのパーツの合わせがあまりよくないので、修正には手間がかかります。
ディティール表現については目くじらをたてるだけ野暮な気もしますが、コクピット内がキャノピーを通してよく見えるので、塗装をさぼれません。

80年代のイタレリは、F-19やMiG37など機体の噂だけを元にキットを作ってしまうようなところがあったので、まだ実機が存在するだけこのキットはましなのかもしれませんね。ちゃんとしたMi-28を作るのならばズベズダやドイツ・レベルが出しているキットがあるので、あくまでも広い心でゲテモノに取り組める心の広い方向きのキットです

VEB:ミルMi−1

今回は、ソ連のヘリコプターのキットを取り上げます。

VEBのミルMi−1の1/100スケールのキットです。

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【機体の紹介】
実機はソ連で開発された初の実用ヘリコプターで、1948年に初飛行しました。初期のヘリコプターに共通していたパワー不足や操縦の難しさの問題はありましたが、東側各国で汎用機として広く使用されました。民間の輸送や農作業用としても、相当数が利用されています。

【キットの紹介】
VEBは旧東ドイツのメーカーで、当初は旧ソ連の機体を中心に1/100スケールのキットを多数出していました。本キットもその中の1点で、70年代末頃から日本に輸入されていました。
80〜90年代は店頭でよく見かけたような気がしますが、箱が小さくて箱絵がチープなのが嫌われて売れ残っていただけかもしれません。

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箱の中身です。薄っぺらい小さな箱ですが、それでも中がカスカスな感じです。
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パーツです。必要最小限のパーツが揃っているというところでしょうか。
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機体の表面には、1/100としては明らかにオーバースケールなリベットが施されています。
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ローターと車輪などの小物パーツ。
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一応乗員がパーツ化されています。1/100のパイロットのパーツは意外に貴重です・・・と言いたいところですが、ちょっと使用するのが憚られる出来ですね〜

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VEBは1種類しかデカールを付けないことが多いメーカーなのですが、このキットは珍しくソ連、東ドイツ、チェコ、ポーランドの4カ国の国籍マークが付いています。でも・・・機体番号は1種類だけです。

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パーツ数は少ないのですが、組立説明図がこの状態なので、想像力を働かせて組むことになります。パーツの合わせはお世辞にもよくない上に、プラの材質が硬くて劣悪なので隙間は結構できます。また、細かいパーツの固定位置が曖昧なので、組立てには手間がかかるキットです。
外形は、まあMi−1に見えないことはありませんが、大雑把なディティール表現や磨りガラスのようなキャノピーなど、ケチをつけるとキリがありません。タミヤのミニジェットシリーズと並べると、そのチープさが際立ちます。
キットの出来としては、60年代初めの国産キットのレベルなので、うるさ型のモデラーは手を出さない方が無難でしょうね
長々と続けてきた複葉機のキット紹介ですが、いったんこの辺で閉めます。
第一次世界大戦後という縛りを付けちゃったら、意外にキットがなかったもので・・・

と言うことで、最後はバリバリの?第二次大戦後に開発された機体を取り上げます。
イタレリのアントノフAn-2の1/72スケールのキットです。外箱が紛失しているのはいつものことということで・・・

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【機体の紹介】
実機は旧ソ連が開発した輸送機で、1947年に初飛行しました。いかにも前時代的な機体ですが、頑丈さと扱いやすさに優れていたため大量生産され、軍用、民間用として広く使用されました。
ロシアでは第一線からは退いていますが、周辺国ではまだ相当数が現役だそうです。

【キットの紹介】
90年代末に発売されたキットです。1/72としては、初のまともなインジェクションキットでした。このキットは実はイタレリのオリジナルではなく、パーツは提携していたズベズダ製でデカールと組立説明図がイタレリ製というものです。
現在でもパッケージを変えて販売されています。

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パーツは、イタレリのオリジナルの物と比べるとややもっさりとした感じのモールドです。
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主翼の羽布張りの表現は、リブとかがちょっとぼんやりとしていて、切れ味が悪い気がします。フラップは別パーツになっています。
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胴体のパネルラインは筋彫り表現ですが、少しうねっている上に運河彫り気味の太さです。気になる方は、筋彫りを埋めて彫りなおした方がよいかもしれません。

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デカールは4カ国分用意されています。塗装のバリエーションが非常に豊富な機体なので、資料さえ集めれば色々なパターンの機体が作れると思います。

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降着装置がタイヤと冬季用のスキーを選べます。説明書上に張り線の指示がありますが、何と伸ばしランナーで行うよう指示されていました。まあ、複葉機としてはやや大型の機体なので、伸ばしランナーくらいの太さがあった方が実感が出るかもしれません。
組み立てはそれほど難しくありませんが、胴体、主翼などの合わせはちょっと悪く、上下翼と支柱もぴったり位置が決まるとは言えないので、微調整をしながらの組み立てになります。
外形はAn-2以外には見えません。小物パーツをシャープに整形して丁寧に塗装してやれば、立派に仕上がります。機体内部は操縦席しか再現されていませんが、窓も小さいので無理にキャビン内を再現してやることもないと思います。

ミグやスホーイ戦闘機の横にさりげなく置いてやると、よいアクセントになりそうな機体ですね


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