会社で全員、TOEICを受験することになった。今日は寒いので、部屋で対策本を1冊解いた。Part7の対策本だ。仕事っぽい文章を読むのは、勉強になる内容が無くて時間の無駄っぽい。それでも何題もやっていると、そのうち数独でも解いているような不思議な昂揚感にハマッてくる。
問題の作り方が受験英語と違う。学生時代の受験英語は、本文を徹底的に読ませる設問か、本文を読まなくても解ける文法、語法に関する設問かのいずれかで、本文を読まなくても解ける文法、語法の設問をササッと済ませてから、本文を読み込む設問に取り掛かるのが定石だ。
TOEICの場合、英文解釈が無い。これはラクだ。文法、語法に関する設問はPart5,6で出題されてしまう。そのうえさらに、本文をあまり読まずに解ける設問がある。どういう設問がそうか、というのは、一概には言えないけれど、設問をザッと読んで、本文を見たら、いきなりタイトルとか、脚注とかにズバリの答えがあったりする。本文に見出しがついている場合は、それも活用すると正解を探しやすい。それからパラグラフ2の3行目のxxxxxという単語の意味は何か、という設問も、その周辺を読めば、解けてしまう。そんな設問ばかりで、1問1分で解けてしまう場合がある。
いやだなー、と思うのが、“この通知に記載されていない情報は何ですか”というタイプの設問だ。いわゆる“NOT
mentioned型”。選択肢の内容に統一感が無くて、本文がワン・パラグラフでベタッと書かれていたりすると最悪だ。この場合は、全体をサッと一読して、どのような情報がどのあたりに書いてあったか、要約して読めていると、ラク。というか、そもそも、スピーディに要約しながら読める域に達するまでが大変だけど。だから、読解の熟達度によって、“NOT mentioned型”が出題されたら、後回しにする、というルールは有効だ。全問題をやり終えたら、あらためて“NOT mentioned型”の設問に戻って、選択肢1つずつについて、本文を何度も読む、ヒューリスティック・アプローチで制限時間ギリギリまで、読んで読んで読みまくる、という攻略法が正しい。TOEICの試験も、最後は疲労困憊して終わるのだ。
TOEICオタクの同僚の話によると、TOEICリーディングは、“読む派”と“読まない派”があるのだそうだ。私は“読む派”で、大昔、TOEICを受験した時、問題用紙の順番通り、正直に読んで、散々な目にあった。本文を全部読んで、それから設問を読んで、ウンウン唸っていた。リスニングも、問題先読みなんて、邪道だと思っていた。出題された順番に解く。つまり読んだり聴いたりした英語の短期記憶に期待して回答する、という、出来もしないことをアテにした、途方もないアプローチだ。それに見合う努力が伴っていれば良いだろうけれど。いっぽう、そのTOEICオタクは“読まない派”で、設問先読み、該当箇所だけ本文から拾い読み、というアプローチだそうだ。TOEICの講習会とかで教わったらしい。私が使っている本も、該当箇所をグレー表示してあるのだけれど、そこだけ見つかる読み方、というのを、私はあまり信用しない。“言い換えフレーズを見つけろ”とか。
それで結局、Part7は本文を全文読むのか、読まないのか、という問題だけれど、それは問題によりけりだと思う。設問を読んで、本文を見た時、これは全文読む必要があるとか、いや、解答の手がかりになりそうな場所は既に見当がついているとか、だいたいわかる。そのような切替が臨機応変にできるのが、“読める”ということだ。だから、そのような“読める”感覚がつかめる平易な教材から始めて徐々にハードルを上げていくのが、理想だと思う。中学生の教科書を読むとか、すでに意味がわかっている文章を読み返す、というのは、“読める”感覚のシミュレーションだ。
今日のまとめ
本文を初見する際、注意すること。
(1)パラグラフがあるか、ベタ書きか?小見出しがついているか?(構造的に書かれているか)
(2)その情報を読んで、自分は何をすれば良いか、という当事者意識を働かせているか?
自分がミスした問題を分析すると、正解のキーになる単語の意味を知らない場合だった。
TOEICの単語集を見直して、うろ覚えの単語をしっかりと覚えなおす、さらにボキャブラリを増やす。月並みだけど、そうして、直読直解で処理能力を上げる、というのがPart7の対策かな。
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