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息子は、現在、某大学1年生です。
昨年の今頃は、大学入試に向け、それはそれは感心するほど、勉学に励んでいました。
結局、高校生になっても、授業態度はさほど良くならず、推薦入試はあり得ませんので、すべて一般受験
での挑戦でした。
第一志望は、国立○○大学、第2志望は私立○○大学でした。
高校2年の11月にサッカーのクラブチームを引退し、国立大学受験準備開始です。
センター試験は、5教科7科目です。
高校2年の後半から7科目の対策は、本当に大変です。
個別塾では、数学、英語、古典、駿台予備校では、数学、化学、そして、代ゼミでは、世界史と本人が全
て見学に行き、通塾を決めてきました。
ものすごいエネルギーだと妻も関心していました。
高校受験時の自分自身に対するリベンジを目指しているようにも見えました。
がんばりの結果、駿台の模擬テストで、第一志望校の判定は、いつもAでした。
当然、私も第一志望校に合格すると信じていましたが、またしても不合格でした。
このショックが尾を引き、哀れなほど自信を喪失してしまいました。
本人は、第2志望校も不安になり、他の大学を受験したいといってきました。
しかし、そこを受験するとなると、第2志望が受験できません。
いつも強気で、模擬テストの結果からも自信たっぷりの息子でしたが、信じられな程、弱気になってしま
い情けないほどでした。
相当ショックだったようで、志望校をもっと下げたいと言い出してきました。
それまで、国立大学でも大丈夫と大口をたたいた本人とは、別人のようでした。
この時、私は仕事で大変な状況でした。そして、私自身の精神衛生も最悪の状態でした。
そんなときに・・・
息子「お父さん、○○大学じゃなく△△大学にしたい・・・」
私 「何?・・ふざけるな・・・何を弱気になっているんだ・・・なにをビビっているんだ・・・・
・・・安部総理が辞めた時に、おまえはなんていった?・・・「打たれ弱いなぁ・・
一国のリーダーとは思えないよね」・・・総理大臣に向って言ったセリフだぞ・・
自分はどうなんだ?それだけのことを言いながら、自分の打たれ弱さはなんだ・・」
もう、言葉にならないくらい、怒鳴りつけてしまいました。
受験に失敗し、高校受験時のトラウマがよみがえり、恐怖に近い不安だったと思います。
なのに、不安を払拭するような心のケアどころか、傷口に塩をぬるような発言をしてしまいました。
こうして書いていると、まざまざとその状況が思い出されれ、後ろめたく、心が痛みます。
結局、第2志望校も駄目でした。
不安という恐怖を2倍にも3倍にもしてしまった自分が、親として失格だと思いました。
現在通っている大学も、世間的(?)には、とても立派な大学です。
だれが聞いても「すごいですね」といってくれます。
現在、息子はアルバイトで塾の講師をしているのですが、大学名だけでほぼ合格をもらえるところです。
そんな立派な大学ですが、やはり本人は不本意なのか・・・
実は、只今「隠れ受験生」なのです。某国立大学の受験勉強をしています。
妻は知っていますが、私は知らないことにしています。
現在の大学の授業も半端じゃないくらい難しく、厳しい授業です。毎年、落第者が多々でることでも
有名な大学です。
それでも、大学の勉強をしながら「受験の再挑戦」を目指しています。
本人が納得すればと思い、今も私は知らぬふりです。
学校の勉強、塾の指導、そして大学の受験勉強。
自宅にいるときは、テレビのサッカーの試合以外はひたすら勉強です。
塾での評判も上々です。個別塾では、10人を受け持っているとのこと。
数学が得意なので、別教室への派遣も頼まれているようです。
「自分が受けもった生徒は、全員絶対に第一志望校に合格させるよ」
たびたび、家でも口にします。
くやしさを生徒たちに味あわせたくないようです。
いろいろと頑張っている息子を見るのが、最近本当にたのしみです。
どれもこれも、一生懸命に取り組んでいるので、これでいいかな、とおもう今日この頃です。
どうせ受験するなら、勿論、合格を願っています。
1年分の授業料が無駄になっても、無駄とは思えないほど、本人は頑張っているから・・・
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