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ポケモンろーど!
ヨウリエ尊い

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ポケモンロードXYV

セレナ「ようこそ。我が領域…『破れた世界』へ。」
サナ、トロバ、ティエルノの3人がたどり着いたのは上下が反転し、重力が狂った異様な世界だった。
ルカリオ「グルルルル…!!」
ルカリオはセレナを威嚇する!!
サナ「破れた世界…?」
トロバ「聞いたことがあります!別名『反転世界』。シンオウ地方の神話では、この世の裏側にも世界が存在し、ギラティナが支配しているということを…!」
ティエルノ「ギラティナ!?それって確かフーパを襲ったっていうポケモンだよね!?なんでセレナっちがそんな奴の世界に出入りできるのさ!?」
トロバ「もしかしたら…僕たちが今までセレナさんだと思っていた人…いや、あれは人ですらないのかもしれませんね。」
サナ「え!?ま、まさか…」
セレナ「察しがいいね。ボクの本当の名は『ギラティナ』。今はセレナという人間の肉体を借りているけどね。」
ティエルノ「肉体を借りている!?本物のセレナっちはどこにいるんだい!?」
セレナ「本物…つまりこの肉体の持ち主本人の意識はどこにあるかって意味かな?そうだね…」

セレナ「もうとっくに死んでるよ。」

第26話 破れた世界


ギラティナがフーパを襲った戦い…ミュウツーがフーパと共に逃走した直後…
ギラティナ『ち…!!逃げられたか!!』
フーパがワープしてしまい、見失ってしまったギラティナは途方に暮れていた。
ギラティナ『ボクにここまでの傷を負わせて、しかも逃走するとは!イライラするよ!さて…どうしようか…』
ギラティナ『今すぐ見つけ出してぶっ倒してやりたいところだけど、今のボクは受けているダメージが大きすぎる。だけどマジンが復活するまでに、フーパ本体を手に入れたいし…』
するとギラティナは足元に転がっている肉体に気がつく。
ギラティナ『セレナ…か。風前の灯って感じだけど、まだ肉体は生きているようだね。』
ギラティナはそんなセレナの肉体を見て、あることを思いつく。
ギラティナ『そういえば…マジンとよく一緒にいた人間…サイバとかいう奴が言っていたな。セレナとその仲間たちが持つ友情は、何度も奇跡を起こして、Mワールドを邪魔してきた…だっけ?』
ギラティナ『友情と奇跡…か。もしかしたら利用できるんじゃないかな?』
するとギラティナは黒い翼を引き延ばし、セレナの身体に突き刺す。
ギラティナ『こいつには仲間がいる。きっと仲間たちは急に消えたセレナを探すのに必死になっているだろう。もしセレナの身に何かあれば仲間たちは必至になって助けようとする。それが友情って奴だよね…ふふふ。』
セレナの身体に黒い影を注入すると、ギラティナの本体は別の影の中に消えていく。
ギラティナ『そういえばサイバが言ってたっけ。セレナのルカリオには気を付けろって。あいつは悪意の波動を感知するらしいからね。じゃあ…一旦ボクの記憶を消して、この肉体が元々持っている波動でコーティングしておくか。ボクも少しだけ波動が使えるからね。記憶を取り戻すまでの偽装くらいはできるだろう。』
ギラティナ『きっとセレナの仲間は「セレナが記憶喪失になった」って勘違いする。その原因がフーパだって分かったら彼らはフーパを必死になって探すはず。そして「友情が起こす奇跡」でフーパを必ず見つける。』
ギラティナ『あとは友情が起こす奇跡とやらに任せるとしよう。くくく…』
そしてギラティナの竜の姿は完全に消え…その場にいるのはセレナだけとなる。
セレナ「う…ボクは一体…体が…痛い…っ…」
セレナはその場で気を失う…そしてその数日後にサナ達によって発見されたのであった…

ティエルノ「君は…僕たちを利用していたというのかい!?」
セレナ「うん、そうだよ。」
驚愕の事実に3人は震える…
セレナ「ふふ。仲間を殺したボクのことが憎いかい?それとも友情を利用されたことが悔しいかい?」
サナ「そんなの…絶対おかしいよ!セレナの身体を奪って!フーパも苦しめて!そこまでしてあなたは何がしたいの!?」
セレナ「そうだね…簡単に言えば復讐かな?」
ティエルノ「復讐だって!?」
セレナ「アルセウス…神と呼ばれしポケモンは3体の化身を創り上げた。ディアルガ、パルキア、そしてボクさ。」
サナ「アルセウス…確かフーパを封印したのと同じポケモンだよね…」
セレナ「アルセウスは3体の化身にそれぞれ領域を与えた。ディアルガは時間を司り、パルキアは空間を司る。そしてボクに与えられた領域が…」
トロバ「この世界…」
セレナ「そうだ!だが見てみろこの世界を!!薄暗く!みすぼらしく!!そして生命は存在しない!!ボクはね…この世界でキミたち人間の命よりもずっとずっとずっと長い時間、孤独に生きてきたのだよ!!だがそんなある日、転機が訪れた。」
サナ「転機って…?」
セレナ「マジンと名乗る存在が現れたことさ。マジンはボクをこの世界からオモテの世界へ出してくれた。そして驚いたよ…オモテの世界は美しく、そして生命に満ち溢れているということに!!同時に憎しみが生まれたんだ。何故自分だけ暗い世界に棲まなければいけないかというね!!」
トロバ「だからあなたは復讐しようというのですか!?」
セレナ「ああそうだよ!!このフーパの本体とやらは巨大な力を秘めているらしい。この力を得て、ボクはオモテの世界の住人へと復讐をする!そして光り輝く世界を手に入れるのさ!!!」
ティエルノ「そんなこと…させないよ!!」
セレナ「ふーん、ボクを止める気なんだね。じゃあ…」
セレナはモンスターボールからポケモンを繰り出す。
セレナ「キミ達人間のやり方で相手してあげるよ。ポケモンバトルとやらでね。」
ティエルノ「エレザードにファイアロー、セレナっちのポケモン…!」
サナ「聞いてみんな!あのセレナはセレナじゃないの!!えーっと…偽物なのよ!!だから言うことを聞いちゃダメ!!」
セレナ「無駄だよ。はああああ!!!」
セレナの周囲から黒いオーラが発生し、エレザードとファイアローを包み込む!!
セレナ「ボクは『はんこつポケモン』でもあるからね。ちょっと感情をコントロールし、怒りや憎しみの対象を変えることで操ることもできるのさ。」
サナ「ひどい!!ファイアロー達苦しそうじゃない!!」
セレナ「そんなことボクの知ったことではないよ。さて、次はキミだよルカリオ!!」
黒いオーラがルカリオを包み込む!!
ルカリオ「グルルルル…!!!」
サナ・トロバ・ティエルノ「ルカリオ!!!!」
ルカリオの意識が真っ暗になり、怒りと憎しみに呑み込まれていく…その時!!
『負けないでルカリオ!!あんたとあたしの絆は…そんなものに負けるはずはない!!』
ルカリオ「バルルルルル!!!!」
ルカリオは波導を放ち、黒いオーラを吹き飛ばす!!!
セレナ「何!?」
ルカリオ「バウ!!!」
ティエルノ「やった!!」
トロバ「黒いオーラに打ち勝ちました!!」
サナ「ルカリオの力が勝ったんだよ!!」
セレナ「バカな!?…これもサイバの言っていた『友情と奇跡』って奴か!利用はできるけど、確かに厄介だね…だが!!」
セレナはさらにパンプジンを繰り出す!
セレナ「ボクの支配が効かないのはルカリオだけ!この3体で相手してあげるよ!」
ルカリオ「バウウ…!!!」
トロバ「どうやら戦うしかないようですね…!」
ティエルノ「ルカリオ、ここは僕たちに任せて!!」
サナ「せめてセレナのポケモンは助けてみせる!!」
トロバ「そしてフーパも助けます!!」
トロバ「行きます!!ガチゴラス!!」
ティエルノ「頼んだよ!ルチャブル!!」
サナ「お願い!!サンドパンちゃん!!」
3人はそれぞれのポケモンを繰り出した!!
セレナ「ふーん、なるほどね…お先にどうぞ。」
トロバ「何なのでしょうこの余裕、何か企んでいるような気がしますね…」
ティエルノ「だけど戦わないわけにはいかない!」
サナ「先手必勝!早く倒して助けてあげなきゃ!!」
トロバ「…そうですね!ガチゴラス!ファイアローにもろはのずつき!!」
ティエルノ「ルチャブル!!パンプジンにゴッドバード!!」
サナ「サンドパンちゃん!エレザードにかわらわり!!」
3人のポケモンたちはそれぞれ攻撃を放つ…
トロバ「いずれも効果は抜群の攻撃!」
ティエルノ「これは効いたんじゃないかな!?」
しかし、目の前に広がっていた光景は3人の予想とは全く異なるものだった。
サナ「…え!?嘘…!?」
トロバ「そんな!?」
ティエルノ「ま…まさか…」
サナ・トロバ・ティエルノ「全く効いていない!?!?」
セレナ「今度はこっちの番だね。ファイアローはガチゴラスにかえんほうしゃ、パンプジンはルチャブルにタネばくだん、エレザードはサンドパンに10まんボルト!!」
セレナのポケモン達が放つ攻撃が、サナ達のポケモンに炸裂する…!
サナ「え!?なんでなんで!?」
サナ達のポケモンはいずれも戦闘不能になってしまっている…
ティエルノ「ぜ…全員…一撃で倒された!?」
セレナ「なーんだ。案外大したことないね。」
トロバ「そ、そんな!?あり得ないです!!ルチャブルにはくさ技は効きにくいですし、ガチゴラスにはほのお技の効果はかなり薄い、そしてサンドパンに至ってはでんき技は効かないはずなのに…!?」
サナ「何で何で!?どうなってるの!?!?」
セレナ「ここはボクの領域。ボクのコントロールを受けたポケモンはその力を得るのさ。タイプ相性なんか覆すのが容易いほど、絶大な力をね!!!」
サナ「そ、そんな…」
トロバ「…戻ってください…」
ティエルノ「すまないねルチャブル…」
サナ「ボールで休んでて…」
3人はそれぞれのポケモンをボールに戻す。
セレナ「キミ達とボクとでは絶大な差があるということがこれで分かっただろう?絶望と呼ぶのに相応しいほどの力の差を!」
ティエルノ「く…」
セレナ「そうだ!せっかくだから選択肢を与えよう。このまま勝ち目のない勝負を続けるか。それとも諦めて降参するか。ボクの目当てはフーパだ。大人しく渡すなら元の世界へ帰してあげるよ。まあ、いずれオモテの世界はボクが支配するんだけどね。ハハハハハハハ!!」
トロバ「この状況…どうすれば…!!」

To be continued…

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