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CG大好き、生身アクション不要な俺。 『マッハ』『トム・ヤム・クン』もフーンって感じだったし。 「生身の闘いが見たいなら映画じゃなくて格闘技を見るよ」 とか思ってたりする。 でも、これは、 こ、こ、これは・・・ こ、こ、これは、 ブ、ブ、ブ、 ブルースリー・・・・ 子供の頃ブルースリーを初めて見たときの、 なんと、あの時の感動が蘇えるじゃないか。 なんだ? なんだ、この女の子は? 一体どうやってこんな子が現れたんだ? さすがにこれにはひれ伏すしかない。 完敗です。 ひれ伏します。 蹴っていいです。 っていうか、蹴ってください。 * * * * ローキックでフットワークを封じ、 ミドルキックで動きを止めて、 仕上げは即頭部へ電光石火のハイキック。 肘当て、膝蹴り、かかと落とし、 4点ポジションからのサッカーボールキック。 まるでK-1やPRIDEを見てるような本格的な格闘っぽさ。 4階建て雑居ビルの壁とネオン看板と電車の高架の 立ってるだけで縮み上がりそうな足場の狭い高所をヒラリヒラリと 飛んだり、落ちたり、ぶら下がったりしながら 無数の敵をバタバタを倒していくクライマックスは、 サーカスと格闘技を足して3で掛けたような凄さまじさ。 すごい、すごすぎるよ、ジージャーちゃん。 しかもそれでいて、 抱きしめたくなるくらい華奢で可憐な女子だとは。 綺麗な女性アクションスターはいても、 なんかゴッツい感じの人ばっかなんだよなあ。 志穂美悦子とか。 シガニーウィーバーも。 それに比べて、ジージャーちゃん。 それに他の女戦士みたいにGパンやレザースーツじゃなく、 普通の女の子っぽいロングスカートとかなのがたまらん。 お腹を上に向けて両手を投げ出します。 踏みつけてもいいです。 っていうか、顔踏みしてください。 * * * * 本作は単にシリアスな格闘モノではなく、 やばげな変さも散りばめられているのも魅力だ。 借金を返してもらうために訪ねる商店主たちがことどとく 「てめえら、やっちまえ!」的に従業員ごとヤクザなうえに ドリフのようなコテンパなやられ方をするも面白いが、 なんといっても、オカマ、自閉症の少女、知恵遅れ少年 といった、普通は強くない人たちが壮快に強いところが この作品に強烈な色彩を加えている。 極めつけは、ジージャーにとっての最大の強敵、 全身チック症のハゲメガネ少年トーマス。 Adidasジャージの弱者然としたいでたち。 ピキピキに張り詰めた無駄に激しい動き。 映画史上最大の変態悪役だった『カンフーハッスル』の 「火雲邪神」が漫画に思えるほどのリアルな違和感だ。 ジージャーにばかり注目がいっているが 俺的にはこのトーマスをはずすことはできない。 * * * * というわけで、 宣伝量が少なかったので、 ともすればマイナー扱いされそうな本作品だが 【ブルースリー以来の歴史的生身アクション】エンタメ印 をつけて、すべての方に推薦したい。 |

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