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「複利での運用が有利である。」 これは多くの投資関連の記事などに書いてあることです。では、どの程度の収益率を毎年あげると、どの程度の期間で資産はどの程度まで増えるのでしょう? 例えば、毎年10%づつ資産を増やすような運用を行ったとして、資産が10倍になるのにはどのぐらいの期間がかかるんだろう?というような質問があったときにシミュレーション計算が出来るサイトがあります。 でも、色々なことを考えていくときに毎回条件を入れて結果を見るのも面倒です。少なくとも私向きではありません。 条件を変えて計算をすると、結果は出てくるのですが、いちいちメモして書きとめておいて、他の条件の場合と比較するのが結構面倒くさいですねぇ。大体、将来のことだし、不確定要素の多い投資ですから、あまり正確に計算結果が表示されている必要性はそれほど高くありません。「だいたい」どんな感じかが掴めれば良いのです。 そこで表を作ってみました。 1年〜30年の投資期間で、5%〜100%の収益率での運用収益をひと目でみることの出来る表です。その表を画像にして掲載しました。 表を画像化して掲載するのが初めてなので、どの程度までだったら読めるのかが良く分かっていません。もし、ちゃんと見えないようだったら、後で他に何か方法がないかどうか考えてみます。見えにくかったら表をダブルクリックしてください。オリジナルの大きさで表示されるから、字がつぶれてしまうことはないと思います。 表の見方です。(分かっている方は飛ばしてください) 例えば、「毎年資産を倍に増やしていこう!」という方であれば、いちばん下の100%のところを見てください。その努力を継続する期間が横方向です。例えば、「毎年資産を倍に増やすようにめちゃくちゃ3年頑張るぞ!」という場合は、いちばん下の100%のところを横に辿って、上の3と書いてあるところからまっすぐ下に来たところ、そうです、8と書いてあるところになります。この8とは何を意味するかというと、今持っている資産が何倍に増えるかということです。つまり、100万円の元手で始めるとしたら、この「毎年資産を倍増、3年持続計画!」だと800万円になっているということです。 最初に書いた「年10%で資産10倍」はどうでしょうか。表の10%のところを横に辿っていくと10.83という数字にぶつかります。その数字を上に辿ると、25です。つまり、25年ぐらいで10%資産を毎年増やすと、もとの10倍になるということです。 では、毎年30%の資産増加で10年だったらどうだろう。という場合にはどうなるでしょう。表の左側、紫の色のところの30%を探して右側に、上の10というというところから下に、という感じで表を見て、その両方が出会った場所になります。そうです、この場合には、13.79です。つまり、100万円の資金であったのであれば、1千3百79万円になるということです。まぁ、これはあくまで試算に使うので、ラフに1千万円を超えるぐらいになると考えた方がいいでしょう。 横の投資年数は、わざとちょっと飛ばして作りました。5年以上の投資期間は5年刻みぐらいで良いだろうという考えからです。その心はというと、試算に使うのであまり細かい刻みの将来を見ても仕方がないということです。13年後にはどうなっているか知りたかったら、10年と15年のところをみて、「あぁ、この間ぐらいね。」と思ってもらえれば良いです。 あくまで投資ですから、自分が目標にしている通りにはいくものではありません。ですから、あくまで目安にしてください。 時折、「年率20%程度で20年運用を行った」、などとさらりと言う方が居ますが、どんなことなのかというのをこの表を見るとひと目で分かります。 この場合、左の紫の所の20%から右側に、上の20のところから下に、と表を辿って交差したところです。38.34です。ということは、20%というのが若干ラフな数字ということもあって、まぁ低く見積もっても30倍以上に試算がなったということです。元手がいくらかどこかに書いてあれば直ぐに、今はどの程度の試算をこの投資家ら得られたのか分かります。例えば、もとの資金が500万円だったとしたら、まぁ30倍以上にはなっているだろう、ということで1億5千万円以上になったんだなぁ。ということです。 他には、200万円を5年間で5千万円にしたという話でも、この表を使うと直ぐに毎年どの程度の収益率の運用を行っていたのかが分かります。 まず資産が何倍になったのか計算します。5千万円÷200万円=25なので、5年で資産が25倍になったということです。表の、上の方の5のところを下に辿って、25に近いところを探します。24.76というところが一番近いです。その場所を左に辿っていくと、90%と書いてあります。つまり、200万円を5年間で5千万円に増やすためには、毎年資産を90%増やす必要があるということが分かります。 なかなか難しそうですねぇ。 他の投資家がいくらの元金を何年でいくらまで増やしたという話がどこかに出ていたら、この表を使って、1年あたりで考えるとどの程度の資産増加が必要なのかということを考えてみてください。多くの成功例は、実は簡単に真似できるようなものではないということが分かります。 この表を見るといろいろなことが分かります。 1年で元金を50%増やすということを継続して出来るという人は、実際にはそれほどいないでしょう。でも、もしそれが継続的に可能なら100万円の元金は、10年で5千万以上、20年で30億円以上、30年ではなんと1,900億円以上になってしまいます。ということは、銘柄発掘が上手で年間50%の収益率を継続的に達成できる人であれば、通常の勤め人でもかなりの資産家になれるということです。 夢がありますねぇ。 逆に年率5%での運用だとしたら、どうでしょうか。30年経っても資産は4倍にしかなりません。これって、インフレに勝てるのでしょうか?ちょっと悲しいですね。今100万円のモノを買うのに使うよりも、30年後の400万円のほうがテクノロジー系のモノを買うとしたら、凄いモノが買えるような気がしますね。30年後だったら、ちょっとしたロボットぐらい買えるかもしれません。 では現実的に頑張れば何とか達成できそうな、年間25%ぐらいだったらどんな感じなのでしょうか?表を見てみると、年率25%で資産の運用が出来るのであれば、20年だと 86.74 なので、20年で100万円が8千万円以上になるということです。 う〜ん、それだったら元金を300万円でスタートだ! すると、20年後には2億4千万円以上。おっ、年率25%の運用だと20年間続けられるのであれば、ひと財産になります。2億4千万円だとしたら、全部を3%で運用すれば、毎年720万円の収入になるから一生働かなくてもいい感じになるなぁ…。 この表で将来の資産の試算をしていると、時間が知らないうちに流れていきます。周りからは「捕らぬ狸の皮算用」とか「夢想家」などと呼ばれていますが…。 PAM (このブログでは、アフィリエイトは使用していません。)
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おはようございます、複利の計算、投資を志した当初は毎日のようによくやっていましたねえ。今でも「XX億円」なんて夢の世界のようです。確かに、私も、周囲(親族)からは「アタマおかしい?」って言われてますねえ・・・
2005/7/15(金) 午前 9:30 [ sta*ey*s ]
stareyesさん;株式投資を始めて、時間は経っていますが、いまだにこういう表や計算式を作ったりして眺めています。今回は当初資金があるときだけの表でしたので、別の機会に追加資金がある場合についての表も作ろうと思っています。
2005/7/16(土) 午前 10:44 [ PersonalAssetManagement ]
コメントありがとうございました。記事大変参考になりました。お気に入りに入れさせてください。よろしくお願いします。
2005/7/18(月) 午後 3:30 [ Loo ]
frompoorさん;お気に入り登録、ありがとうございます。参考になると嬉しいです。
2005/7/18(月) 午後 10:42 [ PersonalAssetManagement ]
大変興味深く拝見しました。私は株式投資歴こそ長いですが、本格的に集中して売買を始めたのはわずか数ヶ月前から。それでもビギナーズラックでそこそこやれています。この調子が5年続けば・・なんて表を見て思わず皮算用してしまいました。そうは問屋が卸さない、ですかね。
2005/7/19(火) 午前 0:04 [ - ]
betapapiesさん;いえいえ、私は才能がないのか短期投資は最初から全然ダメです。もし、今波に乗っているのであれば、うまく波を乗り切って資産を増やすことも重要だと思います。ただ、私には短期投資が向いていないというだけで、短期投資そのものを否定しているわけではありませんので…。
2005/7/20(水) 午前 0:39 [ PersonalAssetManagement ]
こんにちは。7年後のコンニチハですが、
楽しく読ませていただきました。
私のブログで後日に、この一覧表を転載させていただきます。
ただし年利率を月利率に、投資年数を投資月数に改めておきます。
私のブログを読めば分かりますが非常に実現性の高いものです。
ご訪問いただければ幸甚です。
2012/8/26(日) 午後 9:28 [ まいちもんじ ]
こんにちは。
本日、当ブログで下記の内容でアップしましたことを
お知らせいたします。
身の回りにある複利曲線を見る(3) 便利な複利の早見一覧表
一覧表を転用させていただきました。
ありがとうございました。
2012/8/27(月) 午前 11:32 [ まいちもんじ ]