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神話は読みますか?好きですか?
私は大好きです。
無人島に数冊の本を持っていって良いと言われたら、迷わず、
「世界の神話」と「広辞苑」と「魔術書」を選びます。
人間はロマンチックな生き物だと、私はしばしば感動します。
自然の中に生きるためには救い主が必要だったのでしょう。
想像力を膨らませて、時に幻もみたのでしょうか、恐怖の心と憧れが神を生み、
自然の影響によって育まれ、そして神は、人の想像を超えて一人歩きを始めています。
もし、この世に「神」や「仏」が出現しなかったならば、
文明も文化も、これほどまでに多様に発展しなかっただろうと思います。
日本の神話は、「古事記」や「日本書紀」に登場する神々が基本です。
各地の風土記にも多くの神様が登場しています。
飛鳥時代に仏教が広く普及されるようになると、古来の神話に仏が加わり、
日本は、神と仏という2タイプの救い主を得る事になりました。
神話に登場する神々は、とても人間臭い性格を持ち、人間のような生活を営みます。
清められ、崇め称えられるのは大好きですが、お願い事をされると面倒くさいようです。
ちょっとでも穢れや粗相があると、臍を曲げてしまいます。時に災害を齎します。
祀らなければ祟られるので、一時たりとも気が抜けません。神様は、畏怖すべき対象で気まぐれです。
「触らぬ神に祟りなし」なのです。
そんな我侭いっぱいの神様にそっぽを向かれてしまった時、人は仏に救いを求めます。
神様に嫌われた人間を救ってくれるのは仏様くらいしかもういません。
仏様は見捨てられた人間を救うために頑張りますが、大きな水かきから零れ落ちる人もやっぱりいます。
でもそんな時こそ、最後の砦、弥勒菩薩さんが登場します。
でも仏陀の入滅後、56億7千万年後ですから、気が遠くなる話です。
その頃、人類はまだいるのでしょうか?世界はあるのでしょうか?
非情に疑問ですが、この際、気付かない振りをするしかありません。現実逃避ですから。
このように、神話は土着のものに新しいものが加わって、更に拡大していったようです。
面白い事に、世界中に存在する神話の殆どが似たような神で構成されています。
そして、神々の誕生から、神々の抗争、神と人の関わりと闘争の繰り返しです。
日本よりも遥か昔、古代オリエントやインドでは、古くから神話の世界が展開しています。
信仰の対象としての神の偉業を称える物語として、神話が書かれています。
シルクロードを越え、海を渡って、西から神々の物語は日本にもやって来ました。
不思議と世界中の神話は共通点が多く、性格にしても持ち物にしても似通っています。
そして、神話に登場する神々の世界にも、人と同じように「死」が存在します。
稀に不死身の神もいますが、神という卓越した存在にも死が日常的に存在しています。
我侭で欲望のまにまに生きる神が存在する事で、人間は自らの欲望を認めます。
大いなる自然の力に怯えながらも、その恵みに感謝し、時に謙虚になる人間にとって、
自然=神として捉える事は当たり前だったのだろうと思います。
そしてその自然は擬人化され、神という存在になり、人々の拠り所になって行ったのでしょう。
特定の意味を持つ「神」という言葉でないならば、「不思議な力・概念」でしょうか。
不思議を不思議として有りの儘に受け入れ、人知を超えた未知なる力を神と呼んだ人々。
神話を作り上げた人々の想像力は、驚くほど自由だったのではないかと思います。
人は苦しみの中に光明を見出す力を備えています。
人間の力ではどうにもならない過酷な自然に対峙した時、
人は救いを求め、そこに神が現れたのでしょう。
生命の誕生それこそが原初的な謎です。
けれど、謎は謎のままにしておく事もまた幸せだったのでしょう。
生きる事は苦難の連続だからこそ、人はほんの少しでも救いと喜びを見出すのでしょうね。
私も想像力の翼を無限に広げて生きたいと思っています。
頭の中では目まぐるしく、得体の知れない不思議なものが生まれては消えていきます。
想像力が生み出した、自分だけの救い、そんなものがあるのもちょっと幸せです。
写真は、インドの破壊と再生の神シヴァです。日本では大国主命と混同され大黒様として親しまれています。
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↑の女神に似ていませんか、プチアポ神が。これは内緒の話ですが,シヴァ神はコケットで、まぁ早い話がちょっぴり淫蕩で、人間の(女)の典型でしょうね。ありがたや、ありがたや。
2007/6/28(木) 午後 2:40 [ kaz*_51** ]
えぇっと、全く持ってアタシの知識の及ばない内容でコメントが…。プチアポさんのこれ系の記事を見ると「オイラの興味も知識もまだまだだなぁ」って思いますねぇ。今日もプチアポ教室ありがとうございましたぁ!!
2007/6/28(木) 午後 8:57
神の存在は、人間が生きる為に必要だったから産まれたのだと私も思います。見えないけれど見られている存在を想像するだけで、頑張れたり乗り越えられたり強くなれたり、泣き言言えたりできる人間ってなんだか不思議で素敵ですね(^−^)シヴァ神のポスターを高校の頃何故か買った私です(笑)
2007/6/28(木) 午後 10:45 [ - ]
はじめまして、オジャマシマス。私はギリシャ神話オタクなんですが・・・ヒンズーの神様も好きです。(とくにチャームンダ女神)アメリカ先住民族の神話もいいし・・・アフリカのドゴン族の宇宙神話の正確さには鳥肌立ちますよ〜
2007/6/29(金) 午前 0:18 [ suetumubana ]
無人島に持って行く本。。わたしは「世界史大全」と「日本の歴史大全」かなあ。改めて読みたいのだけどなかなか読む機会がないからここで一気に(笑)。で、飽きたらプチアポさんに「魔術書」を借りるの。笑。私は古代エジプトの神話が好きかなあ。キリストもかなりここからパクってる(あ、失礼。影響を受けている)みたいだけど。日本の神話も面白いのだけど、結局皇室に繋がってると言いたいところがなんだか腑に落ちない気がしないでもないんだよね。笑。
2007/6/29(金) 午前 4:43
Mudcakeさん、魔術書があったらもしかして、何か素敵なことが起こせるかもしれないでしょ(笑)?ありえないシチュエーションに陥った時ほど、他力本願になるからさ(笑)。
2007/6/29(金) 午前 9:33
Kazuさん、お腹の辺りと髪型はズバリです(笑)。
シヴァの息子の韋駄天は日本でも結構有名ですよね(笑)。色々な神話を紐解くと意外な出会いと発見がありますね(笑)。
宗教としてではなく、物語として捉えると客観的に比較することもできるし(笑)。
2007/6/29(金) 午前 9:36
デブネコさん、宗教という纏った協議や教団の規律として捉えるよりも、人の拠り所として漠然と『何か不思議な力』を信じる事は、人間として当たり前だよね(笑)。
インドの神様ポスターは凄い極彩色で、驚くよね。でもなかなか素敵(笑)!
2007/6/29(金) 午前 9:38
末摘花さん、チャームンダって、七母神の一人のガリガリな女神ですか?私はあまり詳しくはないのですが、神話の世界は宇宙論に発展し、部族の天文学の知識の高さに驚かされる場合が多いですね(笑)。
2007/6/29(金) 午前 9:50
ナナイモさん、歴史の本も当然持参せねば!!何だかんだといって、本だけ1万冊持ち込めれば、無人島でも楽しいかも(笑)。ナナイモさんも一緒に流されたら、幻想物語で語り合えるだろうから、1年は平気かなぁ(笑)。
そうそう日本の神話、特に記紀は、天武・持統天皇の時代に編纂されたから皇室に由来するような恣意が働いたはずだけど、各地の風土記はもっとシンプルだよ。中世神話になると、本地垂迹説にからんで仏と神が同列になってくるし、複雑で突拍子もないよ(笑)。
基本的に国家権力が宗教や信仰を利用するのは、人の心を纏めるのにも、従わせるのにも一番手っ取り早い統治の方法だからね。
でも、人の心を弄ぶ政治って、一番薄汚いと思うよ。
2007/6/29(金) 午前 10:02
神話、興味深いですよね。古典学としてはもちろん、人間学、地理学、風土学的視座で読むといろいろ考えさせられますよね^^。
2007/6/29(金) 午後 2:32 [ hik*ri*o*o200*2000 ]
俺は 良く 子供の時 それらを読みました、ただ 魔術書は除きます。高校生からは 聖書とか なんか 良く読んでいましたね、大学時代からは ノンフェクションが 多かったかなぁっ・・
2007/6/29(金) 午後 5:36 [ 建築や ]
一年はかるいよね(笑)というかそれだったらあえて無人島に流されたい(笑)。しかし一万冊ってさあ。。コンテナで運ばなきゃなんないし(笑)。しかもどれも怪しいほんばっかり一万冊(笑)。
日本の風土記とかは面白そうだね!特に東北方面とか読んでみたいわあ。。笑。
ほら、桃太郎とか浦島太郎なんかも、当時の何かの例えだっていう人もいるしね。興味深いよね!
2007/6/30(土) 午前 7:00
プチアポさんは最初から神話に興味があった様だから留学時代の美術館巡りも興味津々楽しかったでしょうね。私は、美術館巡りをしてからギリシャ神話やキリスト教神話に興味を持ちましたが…。神話ってのは発想がユニークだし何と言ってもスケールが大きい。そして女好きの好色の神々が多いから、これがまた面白い !(笑)
2007/7/1(日) 午前 9:41 [ rue*de_*a*c_de_*rio*p*e ]
たかたかさんにとっては、私たちの捉え方と少し違った見解もありそうですよね(笑)。神の世界を物語や憧れとしてみている人に対して、自分が信じる神を見出している人とでは、受け止め方も違うと私は思います。
たかたかさんは、画一的・排他的な考えを持たない方なので、こうした私の感想さえ、客観的に受け止めてくれるので嬉しいです(笑)。
2007/7/2(月) 午前 8:25
土建屋さん、私は子供の頃に錬金術師になりたくて・・・(笑)。
そこらじゅうに散らばっている神話を纏めて○○神話にした国家権力や宗教は、漠然とした憧れを強い結束力にする事を目指したのかもしれませんね。信じる事は力になるものね(笑)。
2007/7/2(月) 午前 8:28
ナナイモさん、いっそ流されてみる(笑)?!
地方の伝説や物語は、突拍子もなく不思議なものが多いよね。東北地方なんて宇宙人飛来伝説もあるしさぁ、蝦夷の歴史もあるから面白いよね!そうそう、現代日本語は、元々文字のなかった日本人が文字を知ってから無理やり漢字に当てはめたりして、音が変わったらしいからさ、ルーツを探るってのも楽しいかも(笑)。かなり面白い発見が出来ると思うんだァ(笑)!
2007/7/2(月) 午前 8:34
Triompheさん、私は神話や聖書を子供の頃から読んでいたので、象徴主義や神秘主義などに興味があったんですよ。で、絵画のモチーフは神話や聖書が多いでしょ、描かれたものの意味が分からないと、何を言わんとしているのか分からないものねぇ(笑)。
特にヨーロッパの宗教画や世紀末の耽美主義・象徴主義は、聖書とギリシア神話の知識が必須ですものね(笑)。
2007/7/2(月) 午前 8:37
じゃ、いつ流される?笑。
東北にはさ、ピラミッドだと思われてる山とかキリストが流れ着いてそこで亡くなったとされるキリストの墓とかあるんだよね。
すごいよ、東北。笑。ビバ東北!じゃない?じゃいっそのこと東北の寒村に流されるってのは。。(怖そ〜笑)
2007/7/3(火) 午前 10:46
そうそう東北だから蝦夷の伝説もあるし、アラハバキの神もいるし、大湯のストーンサークルにピラミッド、戸来村にキリストの墓だものね。凄い事になりそうだね。
十和田湖の畔が良いんじゃない?森に迷ったら時空を越えそうだよね・・・本当に怖いかも。身体的にも精神的にも(笑)。
2007/7/4(水) 午後 3:23