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伊勢旅行記で一番重要な伊勢神宮を参拝した記事を書かずに、
忍者に心が飛んでしまった不信心なプチ・アポでした。
今回の旅の目的は「お伊勢参り」でしたから。でも楽しみは「忍者屋敷」と食道楽。
伊勢神宮への参拝は2日目の朝から始めました。
先ずは、衣食住と産業の神様である豊受大神を祀る山田原にある豊受大神宮(外宮)への参拝です。
基本的なお作法としては、外宮の参拝から内宮の参拝の順路です。
内宮創建から500年後、雄略天皇の時世に丹波の国から豊受大御神を呼び寄せ、外宮が創建されました。
一の鳥居を潜ると、手水舎があるので、そこで心身を清めてから参拝します。
左手、右手、左手で水をすくって口をすすぎ、左手を洗い流します。
二の鳥居を潜り先に進むと、右手に神楽殿があります。その先に御正殿があります。
御正殿は神明造です。鰹木が9本、千木が垂直に切られたつくりで、内宮とは少々異なります。
神様のいらっしゃる御正殿は残念ながら見る事はできません。
尤も、神様の姿は誰もみてはいけないのが決まりです。神様のお住まいを妄りに写真に撮るのは禁止。
参拝は、二拝二拍手一拝です。
御正殿の向かいの亀石を越えると、古くから山田原の鎮守であった大土乃御祖神を祀る土宮があります。
その奥には、豊受大神の荒御魂を祀る多賀宮があります。
荒御魂とは、神の特別な働きをする状態、神が現れた状態といわれます。
北御門鳥居のそばには真っ白い神馬のいる御厩と、日々お供えする食事・神饌を整える忌火屋殿があります。
(神様のお台所です。特別に熾した神聖な火の事を忌火と呼びます。)
私たちが参拝した時に、外宮の神馬は不在でした。きっとお散歩に出ていたのでしょうね。
神宮は、125の宮社の総称です。
外宮の近くには月夜見宮と倭姫宮、猿太彦神社もあります。
時間があれば、ゆっくりと別宮を見て回るのがいいでしょう。
次は日本で最も古いお宮であり、皇室の祖神である天照大神をまつる皇大神宮・内宮の参拝です。
五十鈴川の川上に、大きな森に囲まれた2000年の歴史を持つ日本の神社の頂点でもあります。
五十鈴川に架けられた木造101.8mの宇治橋を渡り南、神苑と呼ばれる松並があります。
火除橋を渡り、一の鳥居の先に、五十鈴川の御手洗場があります。
五十鈴川の清流で身を清めて参拝をします。
二の鳥居を潜るとすぐそばに御厩があります。
今回は運良く神馬に出会えました。丁度お散歩に出かける用意をしていたところで、
私たちの目の前をパカパカと去っていきました。
その先には神楽殿があり、ご祈祷やお守りなどを販売しています。
神楽殿の向かいには、風日祈宮橋がかかり、その奥に風の神様を祀る風日祈宮があります。
鎌倉時代の元寇の時、神風を吹かせて日本を守ったと言われる神様です。
神楽殿より先に進むと、外幣殿・由貴御倉・御酒殿・忌火屋殿・御稲御倉などが続き、
その一番奥に、社殿の中心である御正宮があります。
神明造の古代の様式で拵えた、神様のお住まいです。
鰹木10本と4本の千木の先端が水平に切られています。
こちらも入口の鳥居までしか入れませんので奥は良く見えません。
外宮も内宮も同じく、20年に一度の式年遷宮という社殿の新設があります。
6年後に、現在の御正宮の隣にお引越しです。これが20年ごとに繰り返されます。
内宮においては持統天皇の時代から既に1300年も続いた儀式です。
準備には8年の歳月がかかるので大変なお引越しですね、まぁ神様ですから・・・。
御正宮の手前から少し丘を上がると、天照大神の荒御魂を祀る荒祭宮があります。
ひっそりとしていますが、いざと言う時はココにアマテラスが現れるのでしょうね。
周りは日中でも薄暗くちょっぴり怖いです。
内宮の中には、宇治橋を渡って北の方に、木華開耶姫命を祀る子安神社がありました。
こちらはちょっと影が薄いですが、縁結び・子授け・子育ての信仰もあります。
このように、神宮内には様々な神様が祀られ、森の全てが神域として守られています。
特に信心のないものでも、何となくピリッとした空気を感じると思います。
もちろん私はアマテラス信奉者ではないのですが、太陽を拝む気持ちは分かります。
太陽なくて地球に生命は誕生しなかったのですから、大切なのは当然ですね。
ほんの少し清められた気持ちになりながら、参詣帰りに「おはらい町」に立ち寄り、
美味しいものを食べてお土産を買うのが、伊勢参りのお楽しみです。
宇治橋を戻り、右手には「おはらい町」「おかげ横丁」という古い町並みを再現した観光スポットがあります。
伊勢神宮に一番近くに位置するのは、当然、今年で開業300年を誇る老舗「赤福」です。
伊勢参りではかなり広い敷地内を歩き回るので、疲れます。
赤福と一服のお茶が疲れを取り、活力を沸かせます。
この先はお土産屋さんのオンパレードです。俄然張り切るプチ・アポ一行です。
散々食べて、お土産を買って帰ったのは言うまでもありません。
写真1;外宮の一の鳥居 写真2;外宮の御正殿の入口 写真3;五十鈴川の御手洗
写真4;内宮の神楽殿 写真5;内宮の御正殿をよこから 写真6;神馬
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