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餅は好きですか?
私は子供の頃、あまりお餅が好きではありませんでした。
喉に詰まらせたトラウマがあるわけではありませんが、
なんとなくネッチリした感じが苦手でした。
何故か豆の入った塩味の餅だけは大好きで、
近所の和菓子屋さんでよく買ってもらって食べていました。
私は昔から豆ずきでしたから・・・
今はと言うと、餅は非常食であると同時に、朝食によく食べます。
何もない時にさっと焼いて海苔を巻いてお醤油や砂糖醤油で食べるのが好きです。
お正月には当然お雑煮を好んで食べますし、
柔らかく煮た餅に大根おろしをかけたり、お汁粉にしたりと、餅好きです。
餅好きなのか、もち米好きなのか・・・
こんな事を真剣に考えてしまう私です。
やっぱり、もち米が好きなのかもしれないと今思いました(笑)。
だって、お赤飯やおこわが大好きなんですもの、太るのは当然です。
とにかく米が好きなので、日本人に生まれて良かったと心から思います。
年々そう感じるのは、やはり生まれながらに逃れられないDNAでしょうか。
私の中の先祖の血が「お前は日本人だ!米だ!」と叫ぶのでしょうか?
そういえば、私の父方の祖父は子供の頃までは新潟に住んでいました。
父方の祖母は熊谷で造り酒屋をしていました。
どちらにしても米に縁のある土地や商売です。
やはり先祖がえりかしら?と妙な安堵感すら感じる今日この頃です。
もちろん、私の母の韓国人のDNAもあるはずですが、
私や兄にはあまり色濃く出現しないところをみると、父方の血が勝ったのでしょうか。
生まれ育った環境や親の性質もたぶんに関わるのでしょうが、
私たちが多少なりとも韓国のDNAを感じるのはどうも食に関してのみのようです。
お百姓さんの苦労は見聞きするだけですが、
お米をせっせと作る農家の苦労を思うと一粒一粒がとても大切に感じます。
そして、何故か私の連想は米=藁=猫ちぐらに行き着きます。
春から秋に懸けては米作りに精を出し、寒い冬は家の中でちぐらを編む。
新潟県関川村の民芸品の猫稚座、私も一つ購入しようと思っているのですが、
いつもタイミングがズレてしまい、予約が間に合わず、もう3年になります。
お年寄りたちの手作りですので、生産量が限られています。
全て予約受注生産で、猫1匹用は1万2千円、今は1年半待ちです。
とにかく、私の中で、本能的に何かを求めているのです。
新潟と富山へのルーツの旅にも出る予定なのですが、纏った時間がなく延び延びです。
そのうち先祖縁の土地を歩いて見たいと思います。
人間は不思議なもので、若い頃は未知なるものを憧れ求めます。
そして、年を重ねる毎に、先祖がえりして行くようです。
異国にいたら故郷を思い、地方にいれば生まれた場所を懐かしむ。
おフランス帰りで気取ったプチアポが、
いつの間にかこんなにも土着文化礼賛・祖国万歳になるなんて、
誰も思っていなかったはずです。実際、私もビックリです。
こんな風に人は年を取っていくのかもしれませんね。
結局誰もが郷愁の思いと、子供時代の楽しさと懐かしさを思い出し、
子供の頃に味わった思い出の味や家族の愛情を求めるのかもしれませんね。
と言っても私はまだ30代、渋茶を啜って昔話をするのはまだ先ですが、
何となくノスタルジーに浸る37歳の冬です。
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