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私は音大を卒業後、最初の2年間は県内の高校にて音楽の先生をしておりました。そしてその次の年である2005年は、市内の小学校にて非常勤講師をしております。
”今”の高校生や小学生をみているなかで、”子どもたちには、こういうことが大切&必要なのかな〜”と私なりに思ったことがあるので、今回はそのことを私の考えですがお話させてもらいたいと思います。
私が感じることは、小学生も高校生も基本的には同じだということです。小学校では人間がいろいろな人たちと生きていく、暮らしていく上での基本ーーー「規律」を教えられます。さんざん教わったはずなのに、高校生になっても同じような基本的なことを注意されたり、同じような事がらが起きたりすることがあります。
もちろん、高校生ということは小中学校での経験を経てきていますので、それなりに「大人」の部分もありますし、しっかりしている部分もたくさんあります。
また、高校ではもちろん小学校のようには一つ一つ手取り足取りはしませんし、勉強等々においても大きく異なります。また高校生には高校生なりの悩み等もあり、日々の疲れやその日のテンションがもろに出ます。それに比べて小学生の場合は、それでも本人なりのそれぞれの悩みはあるのだろうと思いますが、高校生ほどには重く深刻に悩んだり、抱え込んだりはしないような気がします。
高校生や大人の方たちをみたりしていると、いかに小学校時代の教育が大切かがわかります。ハンカチ&ティッシュは必ず毎日持っていくとか、人に対して嫌な想いをさせるようなことはしないとか、忘れ物はなくすとか、決められたことは守るとか・・・。
こういう基礎ができていないと、成長するなかでーーー生きていくなかで、とても大変で苦労します。修正されたりすることがあれば良いのですが、これはかなり人それぞれです。小学校で習ったことが、ずっと大人になっても続いていくことが本当にたくさんあります。
私が感じることは、まず子どもたちは基本的に動物とか虫や自然がとても好きだということです。私はずっと地元群馬県に住んでいますので、子どものころに川や山に行ったりして、色々な体験をさせてもらいました。その経験が今も生きています。生き物や自然が大好きな子どもたちにとって、コンクリートジャングルに暮らすとか、いつもTVゲームばかりしているとか・・・。やはり子どもの感性を育てるには、大きな影響を及ぼすような気がします。たしかにお家の都合ですとか、色々な事情があることもわかっています。でも、”子どもたちにとって”ということを考えると、せめて夏休み等のまとまって休めるときなどに体験させてあげられると良いのではないかと思います。
また、子どもたちは体を動かすことがとても好きです。自分の体を使って、その子なりの”何か”を表現したいのかな〜と私は思います。
私が子どもたちにとって大切だと思うことは、まず「何でも自分で体験する」ということです。本人以外の人たちーーーたとえば、大人等がその子に代わって”やってあげてしまう”ことは、あまり良いことでないように思います。
大人でもそうですが、考えてみると基本的にだれでも、”自分で体験”してみないと覚えないと思いませんか? あれこれ口で説明されたり、人がやっているのをみるだけよりも、自分自身で”やってみる”ことで私は一番理解できると私は思います。同時に、自分で経験することによって、喜びや感激等々のさまざまな感情を味わうことができます。このことは、「音楽」をする上でも大変重要です。
また、ここで大切なのは、「失敗」はしても良いということです。失敗をおそれて、こわくて何もできないのでは、何も成長できないと思います。”必要な失敗”は、ぜったいに必要です。
それから私個人的には、指導者は失敗も受け入れる心を持っていてほしいと思っています。”少しでも失敗したり間違えたりしたら、怒られる!(><)”という状況では、良い意味で”心おきなく間違えられない”ので、生徒さんは精神的に大変だと思います。たしかに、「厳しい」先生というのも、必要だと思いますが、教わる側にも色々なタイプの方がいますので、その人に合った指導者が見つかると良いですよね。♪(^^)
それからもう一つ、私が重要だと思うことは、「自分自身で考える」習慣をつけることです。
「学校」では、どうしても色々な場面で受け身になりがちです。どちらかというと一方的に指示をされ、それに従ったり、いろいろなことを教わりますので、まずそれができるようになる!ということに重点が置かれるように思います。
私自身がピアノをやってきた中で重要だと感じることは、「自分自身で考える」ことができるということです。たしかにレッスンでは、先生にさまざまなことを教わりますが、それはレッスンに行く前の下準備ーーーつまり、「ご本人の練習」があってのことです。
馬が水を飲みたいとき、飼い主が馬を水飲み場につれていくことはできても、実際に”飲む”という行為は馬自身がしなければできないのです。 レッスンも、これと同じだと思います。
私が申し上げたいことは、まずは下手でもなんでもいいから、習う側が自分なりに少しでも練習をしていかなければ、レッスンに行っても得られるものは少ないということです。まず自分なりの練習ができていないと、先生に何か質問をしたくても、自分がいったい何はできていて、何をできないか。そして、どんなふうに自分は困っているか等・・を、まず自分でわからなければ質問をすることはできないのです。 まずは、自分なりの”練習ありき”なのです。
大人の方の場合は、お仕事をしながらのレッスンという場合が多いと思いますので、正直に”練習のようす”をお話なさったほうが良いと私は思います。具体的には、週のなかでどのくらい練習時間を取れるか等です。もしある週にまったく練習できなかったとしても、それを隠したり取り繕ったりせず、正直にお話なさったほうが良いと思います。無理に取り繕うことはないと思います。
誤解ならないでいただきたいのは、私は決して”練習をしていかなくても良い”と言っているのではありません。練習はもちろん絶対に必要です。ただ大人の方の場合は、その時々のお仕事の状況やお家の事情もあると思いますので、そのあたりのことは大変なときには先生にぜひご相談なさると良いと思いますよ♪ きちんとした先生であれば、その辺もきちんと考慮して、宿題の量など調整してくださると思います。
子どもさんも大人の方も、それぞれのタイプに合った先生が見つかると良いですね。私のお教室でも、いつでもお待ちしております。♪♪♪(^^) ぺこり。
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